1996_09_Swallowtail Butterfly_YEN TOWN BAND

 










今回の1曲セレクトは、「Swallowtail Butterfly」YEN TOWN BANDです。

まずはデータです。

・タイトル     Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜
・アーティスト      YEN TOWN BAND
・作詞       岩井俊二、Chara、小林武史
・作曲       小林武史
・編曲       小林武史
・リリース日    1996年7月22日
・発売元      エピックソニー 
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数  87.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1996年9月23日〜11月11日付 
・タイアップ:映画「スワロウテイル」主題歌

 すでにネットニュースでも広くリリースされているんで、ご存じの方も多いとは思いますが、19年ぶりにYEN TOWN BANDが活動再開。12月2日に新曲「アイノネ」をリリースされる・・・ということ。
 まだ、楽曲の詳細は分からないけど、果たしてどんな曲になる事でしょうね。

 でもって、YEN TOWN BANDと言ったら、やっぱり、「Swallowtail Butterfly」ということで、今回の1曲セレクトは、

「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」 で決まり!

この曲は、岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」の主題歌ってことは、まあ、みなさんご存知の事実なわけだけど、リリースは、1996年7月。
 
でもね、最初は曲自体パッとしなかったんだよね。 ヒットチャートが動いてきたのが、映画公開後の9月の下旬だったからね。
まあ、曲調的にも、「夏」っていう匂いは全くなかったからね。夏場、動かなかったのも納得・・・って言う感じだったかなぁ。

 当時、個人的には、ヒット曲の「音」を仕入れるソースは、bay fmの「COUNTDOWN JAPAN」だけだったから、初めて聴いたのもチャートが動いてきた、9月の中ごろだったと思う。

正直、どうもはっきりしなかったんだよな、初めて聴いた時の感想。 なんか、モヤモヤッとしたような曲・・・っていう印象しかない。
 PVがそうであったように、曲に「色が無い」。モノクロ・・・いや、セピア色の世界って感じだったんだよな。
CDのジャケ写が「セピア」色っていう印象も強かったんだろうけど、実際の曲の印象も同じ色なんだよね。

だから、個人的には色彩豊かな曲が好きなんで、受け入れられるまでは、多少の時間がかかりましたね。 幸いっていうか、この曲、比較的ロングヒットだったし、ランキングの上位まで上がったから、耳にする機会が多く、だから自然と覚えんだけどさ。
それにつけても、進んで聴きたいと思うような曲ではなかったのは確か。

ただ、印象的だったのは、この曲のヒットのすぐ後にリリースされた、My Little Loverの「NOW AND THEN」がやっぱり、同じような曲調だったんだよな。 やっぱり曲想的に色が無い感じで。。。
 両者のプロデューサーだった、小林武史氏の当時の心境だったのかどうか、よく分からないけど、このころの小林氏の曲には色が無いんだよなぁ。 

まあ、小林氏プロデュースのこの2曲だけに限らないんだけど、96年の曲って全体的にはっきりしないんですよ。
少なくとも95年までとは、明らかに違うんだよね。
 一番違うところは、音が抜けてこないんだよなぁ。。っていってもイメージわかないか。。。うーん、感覚的なところなんでコトバで書くのは難しいんだけど、素直じゃないんだよね。
 左脳的っていうかなぁ・・直感的な音じゃなくなってるんですよ。だから、聴いて素直に「スッキリ感」を感じる曲が少ない。 どっか奥歯にモノが引っかかる様な曲が多いんだよねぇ。 まあ、時代の流れだったのかもしれないけど、このスッキリしない感覚は、90年代後半中続くんだよね。まあ、私個人だけかもしれないけどさ。

そんなスッキリしない感覚がはっきりと表れた、最小の方の曲でしたね、この曲は。




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