1996_10_恋心_相川七瀬






今日の1曲セレクトは、「恋心」相川七瀬でーす。

まずはデータから

・タイトル     恋心
・アーティスト   相川七瀬
・作詞       織田哲郎
・作曲       織田哲郎
・編曲       織田哲郎
・リリース日    1996年10月7日
・発売元      カッテングエッジ
・オリコン最高位  2位
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1996年10月21日〜12月9日付
・タイアップ ジュエリーマキCM曲

 うーん、やっぱりというか、どうもね、1970年代の曲は、ワタシのページではあんまり「引き」がないみたいだねー。
 アクセスしてくださってる方の多くの方にとって、70年代はまだ、年齢的に「ヒット曲」界に関わっていなかった方が多いからかなぁ・・。
 それ、逆手にとって、一度、60年代の曲でも書いてみようか・・。 なんて・・ね。60年代だと、逆にワタシもあんまり
詳しくないからなぁ。。。

 今日は逆に、時代をずーっと下って「1996年」です。昨日と26年も一気に下りますよーん。
 だんだん私ゃ、どこの時代の人間なのかわかんなくなってきたワイ。時代放浪者・・・。

 えー、いつの時代にも、不運なアーティストというのもいるもので〜。
あ、これは、ヒットチャート上の話ですよ。。(^^;;;;
決して、アーティスト本人のことではないので、お間違えのないように・・

 相川七瀬もその一人じゃないかなぁ・・。 というか、今になっては、かなり地味な印象しかないですよねぇ。
 今となっては、「死角」に入ってしまったアーティストというか・・・。
 1位とれそでとれなかった・・というところからも、そういう印象が強いのかなぁ。

 その中でも、一番、1位に手が届きそうで、獲得できなかったのが、この「恋心」ぢゃないですかねぇ。
 なにせ、最高2ながら、「ミリオンセラー」達成してるわけで・・。 これも、今となっては、「え? そうなんだ?」って方のほうが多いんぢやないかなぁ・・・と思うんだよねぇ。

 このときは、96年「10.7対決」で、PAFFYの「これが私の生きる道」と、リリースがバッティングしちゃってたんだよね。

 あんときのPAFFYは、いっちばん、波にのってたころだったからなぁ。

 1週目のセールス(96年10月21日付オリコン)は

「これが私の生きる道」⇒40.3万枚
「恋心」       ⇒32.6万枚


と、約8万枚も差がついちゃてたんだよねぇ。。

 ちなみに、その前の週の1位は、

華原朋美「save your dream」が 初登場で 31.1万枚で1位だったことを考えると、「恋心」は、これを上回ってたんだよねぇ。

 ぎゃくに、1週後は、同じく 「これが私の生きる道」が16.0万枚で、2週連続1位。

 ・・ということは、1週前でも、1週後でも1位取れてたわけよ。「恋心」は。

 それをなぜわざわざ、10月7日リリースにしたのか?

 この辺が、相川七瀬の潔さなのかもなぁ。
 ちなみに、次の曲の「トラブルメイカー」は、ミスチルの「Everything (It's You)」とバッティングして、1位をのがしてる。

 最近のアーティストだったら、週によっては自分が1位をとれる・・とわかってたら、その週をずらしてくるのが、当たり前になってきてるのに。
 いや、このころから、その傾向はあったんだよね。

だけど、今となっては、印象がいまいち、はっきりしない・・印象が薄いってのは、やっぱり、1位とってないからかなぁとも思えるけど。
 そのほかに、相川七瀬の立ち位置ってのも、はっきりしてなかったからだろうなぁ。
 アイドルでもない、ロックアーティストでもない。
じゃなんなの? ・・・中途半端

ってかんじだったじゃない? 

 まあ、時代も悪かったって言うかね。 相川七瀬って、一応はビーイング系だったわけだけど、とっちかといったら、ビーイング本体というより、周辺団体、今で言ったら、GIZA Stadioに近いって言うかね。
 でも、当時は、その辺のカラーがはっきりしてなかったからねぇ。
 いまだったら、もっとアイドル寄り・・とか、路線もはっきりしてたんだろうけど・・。

 この曲、「恋心」ですが、個人的には好きですよ。特にAメロの部分の「せつない」ところがいいね。
 ロック路線では見せないような、相川七瀬の切ない部分、柔らかい部分が垣間見えたりするしね。
 それと、曲全体の温度感が、今の季節に妙にマッチするんだよね。 形態は、どっちかといったら、ロックなんだけど。
 サビの部分は、ビーイング系らしくキャッチーだしね。
 
 だから、個人的には、この曲は1位にしてあげたいって言う感情は、当時はあったんだけどなぁ。

 でも、まあ、これも、時代のナガレ中の事だからね。

 あ、でも、96年の秋から冬にかけては、結構、「せつなさ」系が多かったかなぁってきがするな。
 切ないっていうか、優しめの曲かな。この後になるけど、マイラバの「Now and Then」とか、ジュディマリの「クラシック」とかね。
 時代は、小室ファミリーの全盛期だったけど、それとはまた別の流れ・・。メロディ中心の流れもまだ、あったって頃だな。
 ここから、R&Bの流れっていうのが、97年の年明けとともにやってくるんだけど・・・。
 名実ともにメロディの時代からリズムの時代にメインストリームは変わっていく頃だね。



 あ、個人的には、今すんでる「家」買ったのが、このころなんだよね。
 個人的には、「ローン地獄」がはじまったころだ。。。
 いろいろ、ゴチャゴチャ書いちゃったけど、それがあるから、この頃の曲印象に残ってるんかなぁ。。。





※2005年10月に書いたものの再掲載です。