かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

シュガー

アバンチュールはルックスしだい / シュガー

1982_05_アバンチュールはルックスしだい_シュガー






今回の1曲セレクトは、「アバンチュールはルックスしだい」シュガーです。

 まずはデータです。

・タイトル    アバンチュールはルックスしだい
・アーティスト  シュガー
・作詞      吉田喜昭
・作曲      吉田喜昭
・編曲      平野融
・リリース日   1982年4月21日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 20位
・売上げ枚数   9.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 23位

 さてと今回はなに書くペーな。。。

 シュガーの「アバンチュールはルックスしだい」なんちゅうのはいかがですかねぇ。

・・・と書いて、果たして、どの程度、反応が出てきますか・・どうか。あせあせあせあせ

「アバンチュール」ですよ、「アバンチュール」。完全に今となっては「死語」ですわなぁ。最近、使わないよねー、「アバンチュール旅行」とかさ〜。
 あー、要するに「不倫」ですよ〜、「不倫」。使わないっしょ、こんな言葉。。とっても80年代っぽいコトバだけどさぁ。。


 一般的に言うと、シュガーっったら、「ウェディング・ベル」1曲だけのヒトたちっていう感じが強いから。。。うむ、世間で言う「一発屋」っちゅうやつか。。

 まあ、たしかにその通りなんだけど、この曲は、その「ウェディング・ベル」の次にリリースされた曲でございまする。

 1982年6月号の月刊明星の付録の歌本「Young Song」の新曲激評コーナーで、近田春夫氏がめっちゃくっちゃ辛口の評を書いてたの覚えてる方います?
 いや、普段、辛口に書いてるワタシよりもズバッと切ってたじゃん、あの号では。 松田聖子の「渚のバルコニー」なんか、「失敗作である」なんて言い切っちゃってたしあせあせ

 さしものワタシもあそこまで、ズバッとは書けないよなぁ。

 そんな、「超辛口」評だった、1982年6月号の新曲激評コーナーにあって、唯一、近田氏がほめてたのが、この曲だったのよね。ふらふら

 なにが良かったか・・・、やっぱ、曲が保守的じゃなかったことなんだよね。
 前曲の「ウェディング・ベル」が、あれだけ大ヒットしちゃうと、とかく、次の曲も「ウェディング・ベルPart2」にしたくなるのが、音楽業界だったりするわけじゃない。でも、あえて、全く違った「サンバ風」の曲を持ってきたりしてさ。
 それと、コトバの使い方もあの時点では新鮮だったんだよね。近田氏も書いてるように歌詞に「チャウチャウ犬」なんてのが、出てくるのが新鮮だったしさあ。

 まあ、あの年は天候不順で、曇り、雨の日が続いたのが、この曲には「ウラ目」に出ちゃったんだろうけどさあ。
 今日みたいな曇天が続いてたら、「サンバ」な曲は、どうあがいたって、盛り上がらないですよ〜。逆に「Key」が「マイナー」な曲の方がヒット的に多かったのも、この年の特徴なんだけど、そんな「天候」的なところも絶対絡んできていると思いますね。

 あの年の初夏〜夏にかけて、底抜けに明るい曲っていったら、河合奈保子の「夏のヒロイン」ぐらいしかなかったでしょ。。。
 そういう、運、不運もあったとはおもいますけどねぇ。。。


 あ・・・ちなみに、↑で「ウェディング・ベルPart2」とか書いちゃったど、この後、実際にリリースされたりしたんだけどさふらふら
 82年11月21日リリースで。。。BUT、最高位は65位でした〜〜。

 ゲーノー界、柳の下にドジョウは2匹おらぬのよ。。。

動画・・・・まあ、予想どおりというか、「ウエディング・ベル」は結構落ちてるんだけど、この曲はないよなぁ〜。
・・・と思ったら、あったんです。YOU TUBE以外のサイトに。 今回は、そのサイトをリンク

http://www.dailymotion.com/video/x1utnuk_%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AC%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%97%E3%81%A0%E3%81%84-1982_music

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ウェディング・ベル / シュガー

1982_02_ウェディング・ベル_シュガー






今日の1曲セレクトは、「ウェディング・ベル」シュガーです。

 まずはデータでーす。

・タイトル    ウェディング・ベル
・アーティスト  シュガー
・作詞      吉田喜昭
・作曲      吉田喜昭
・編曲      平野融
・リリース日   1981年11月21日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   48.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年2月15日〜4月26日付


 さてさて、曲にのめり込む時っていろいろあると思うんだけど、初見で聴いた時、意外な「オチ」がある曲って印象に残りますよねぇ。
 ずーっと、ある程度イメージどおり曲が進行して、最後に「なんじゃこりゃ」っつうオチが付いてる曲。。。
 この曲は、その典型だよねぇ。。

 シュガー・・・・ということで、Googleを検索したら、今の「シュガー」(韓国の女の子ノグループ)が出てきた。。。  それはいいとして・・・

 ま、今風に言えば、女の子の3ピースバンドですわね。
メンバーは

 ギター  長沢久美子
 ベース  毛利公子
キーボード 笠松美樹

 それぞれ横浜出身で、あのころ22才だったかなぁ。この「ウェディングベル」がデビュー曲だったんですよね。

 そのうえ、デビュー曲での、大ヒット。

 まあ、それだけ「いい曲」だったんだけども、この曲の場合は、最初に書いたように仕掛けが面白いんですよね。

「ウェディング・ベル」っつうくらいだから、結婚式が舞台。
 しかも、自分のでなく、「元彼」の結婚式を「見せられる」方・・・というシチュエーションで、式の模様を刻々とつづっていくっていう設定の曲ですわね。

 まあ、年頃の女の子が歌うには、格好のシチュエーションな曲の上、なにせ、「元彼」ですからねぇ、そこは、チクチクといろいろ言いたいことがつづられていくわけです。

 で、まあ、その辺は、それまでもよくあるパターンの曲なんですけど、最後に一言

 ♪ くたばっちまえ アーメン ♪

ですからねぇ・・・ やおら、最初これ聴いた時は、ちょっとびびったねぇ、ワタシも。
 全く予想もしていなかった展開だったもの・・。だから、逆にインパクトが強烈だったんですよね。

 全体的には、静かな軽い、AOR調の曲だけど、やっぱ、仕掛けにはコノくらいの強烈なインパクトがないと、なかなか、みんなふりむいてくれないよねぇ・・・。

 ほんと、強力なカウンターパンチを食らったような曲でしたわ。

 だけど、シュガーは、その後が、なかなかヒットがでなかったんだよね。最初がこれだけインパクトが強いとなかなか、後が続かないっていう見本になっちゃた感じだよなぁ。

 しかも、ベースの毛利さんは、若くして逝去。かわいそうでしたよね。
 あれから今年で33年。だけど、もう3人の「シュガー」は永遠に見られないわけです。 




※2006年2月に書いたオリジナルに、今回若干修正を加えました。
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