最近Spotifyの広告を良く見るな。日本でもいわいるサブスクリプションって言われる定額制音楽配信が本格的になって来た証拠ですかねぇ。


 サブスクリプションって言うと、配信曲数が「何千万曲」!なんて言うのが売りにしてるけどさあ、オリジナルじゃなくあんた誰? って言うヒトがヒット曲のカバーしてるコンテンツがめちゃくちゃ多いんだよね。
 
いわいる「バッタモン」ってやつで・・・

ほら、昔、よく駅の端っこの方で、格安のカセットが売られてたじゃん。オリジナルのヒトが歌っているんじゃなく、誰だかよく分かんないヒトがヒット曲とかアニメの曲を歌ってる、オムニバスのカセットで1本980円とかさ。あれですわ。

最近は100円ショップでも売ってますね、この手のカセットというかCD。
または、いわいる動画サイトの「歌ってみた」に近い奴ですな。

原盤使ってないんで、原盤使用料を払わなくてもいいんで、売り手としてはめっちゃ安上がりで、儲けもいいんだよね。

 なんせさ音楽配信で一番コストがかかるのが原盤使用料なのよ。原盤っちゅうのは簡単に言えばオリジナル音源のことね。いわいるマスターテープってやつで、簡単言えばオリジナルのCDで使われている音源のこと。

音楽配信の場合、例えばCDと同じオリジナル音源を配信する場合、この原盤音源を原盤管理会社(例えば音楽出版社やレコード会社、音楽プロダクションなどなど)から、原盤使用許諾を得て配信しているって訳なんですわ。 

原盤を管理している会社によって使用料は異なるけど、大体1曲売値の60〜70%が相場かなぁ。1曲100円とすると60〜70円が原盤使用料。

これが配信業者からするとキツイ。

よく著作権料が悪者にされているけど、著作権料なんてJASRACでは7.7%(割引適応で5%)なんよ。原盤使用料に比べると「屁」みたいなもんなんだよ、音楽配信業者からしてみると。

だからねぇ、配信業者は着メロがブームの頃はバカみたいに儲かった。着メロは原盤使ってないんで、著作権料だけで配信はOKで、原盤使用料も、原盤使用に当たっての許諾も必要ないんで。

それが原盤使用の音楽配信となると、著作権料と併せて80%近く持ってかれる訳でさ。

しかも、特に日本の原盤管理者は音楽配信に消極的で、原盤使用の許諾を出したがらないところも多いんだよ。(ジャニーズのように頭が硬いところもあるしさ)。だから交渉も大変だし、儲からないのにそんな大変な思いまでしてオリジナルを配信したくもないって事にもなる訳なんだよな

そんなことで、オリジナルの原盤使用の曲が少なくなる訳ですわ。特に日本の曲の場合。

だからバッタモンでお茶を濁す事が多くなる訳さ。
他にもオルゴールとかさあカラオケとかさあ、効果音とかさあ。。

酷いのになると、「風景音」とか言って、家の庭にレコーダーを置いて、それを録音したようのものがあったりして・・・。遠くで子供が遊んでる音が入ってる様な奴。
「なんじゃこれ?」っていうコンテンツがやたらとあるんよ。



でもさ〜、そんなもん聴きたい人ってどれだけいる?

総計すると原盤を使用したオリジナルの音源は少ないよ、かなり・・・っていうのが現状なんだよね。


だからね、サブスクリプションの「配信曲何千万曲〜」なんて売り文句に騙されるな・・・って言いたい訳なんですねぇ。

まあ、外国曲フリークの方は別だけど。。。

そもそもSpotifyにしたって、Appleにしたって向こうのサイトだからさ、向こうの曲は充実させるさ。
でも、向こうからしてみれば、Far Eastって言われる程「僻地」である日本の曲なんて、もともとさらさら興味がある訳がない。
それも、サブスクリプションで日本の曲が充実しない要因でもあるんだよな。


ぢゃ、なんで日本でサービス展開するの? ・・・っつたら日本の音楽市場のデカさから。 
なんせ日本の音楽売り上げ高は、アメリカについで世界2位だからねぇ、ここでサービスをやらない手はないわけで。。。

ただね、これらの「向こう」のサブスクリプションサービスの会社で誤算しているのは、日本の音楽市場の中身だろうなぁ。

日本の音楽売り上げの大半は「日本の曲」なのよ、外国の曲じゃない。

だから、いくら向こうの曲を充実させても日本の曲が充実しない限り無駄なのよ。
果たしてそこをきちんと計算してサービスを展開しているのかは疑問なわけなんだよね。

おそらく、サービスは展開してみたのは良いけど、余りの売り上げの低さに驚いている・・・そんな所ぢゃないんですかねぇ。。。