かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

アン・ルイス

六本木心中 / アン・ルイス

1985_09_六本木心中_アンルイス






今回の1曲セレクトは、「六本木心中」アン・ルイスです。

 まずはデータです。

・タイトル    六本木心中
・アーティスト  アン・ルイス
・作詞      湯川れい子
・作曲      NOBODY
・編曲      伊藤銀二
・リリース日   1984年10月5日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 12位
・売上げ枚数   29.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位

 ここのところリリースから1年越しのヒットっていうのは、あんまり出てない気がするなぁ。
まあ、演歌系で有線を中心にジミーに売れてる曲って言うのは、未だにあることはあるけど、こと、ポップス系、ロック系で、そんな超ロングヒットっていうのも、少なくなったよな。
 あ、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」が、1年越しで、未だにネット配信チャートの上位に居るってのは、このパターンに当てはまるか。。。

 でもさ、過去を遡ると、1年越しでヒットした例は、それほど珍しいわけではないんだよね。
 まあ、「初動型」がほぼ全ての楽曲のチャートアクションの全てになってしまったから、珍しいわけで・・・。

 昔を振り返れば、1年越し、どころか、2年越し、3年越し・・・でやっとヒットした・・・なんていう例もあった。

 ちらっ・・・と思い出しただけでも、

 木村友衛の「浪花節だよ人生は」は、3年越しでのヒット(リリースは1981年6月。ベストテン入りは1984年)。
 欧陽菲菲の「ラヴ イズ オーヴァー」は、当初B面としてリリースされたのが1979年で、再リリースの末ヒットしたのが1983年だから、足掛け4年越しのヒット。
 佳山明夫の「氷雨」に至っては、最初のリリースが1977年12月で、廃盤、再リリースを繰り返しながら、1983年にベストテンに到達してるから、ヒットまで5年もかかっている。

 まあ、そんな感じで、上には上がいるわけです。

 今回、引っ張ってきた曲も、そんな感じで、ヒットまで時間がかかった曲どぇす。

 六本木心中  / アン・ルイス

 なんだよ、だれでも知ってる曲じゃん・・・、なんて声が聞こえてきそうだけど、この曲がヒットのピークを迎えるまで、これが時間かかったのよ。

 データにも書いたように、リリースされたのは1984年10月5日。
 でも、オリコン最高位の12位を獲得したのは、1985年9月23日付ランキング。なんとなんと、ヒットのピークまで要するに1年もかかっていたりする。

 最初さ、リリース当初は、この曲、まーったく売れなかったのよ。

 やっぱり

 ♪ 長いまつ毛がヒワイねあなた〜 ♪

がエロかったからかなぁ。。。。

 兎に角見向きもされなかったわけ。

 ベスト100に入ったのが、1985年4月22日付で84位だから、ベスト100に入るのでさえ、リリースから半年かかっている。

 まあ、ベスト100にランクインした要因・・・って言うのがあったはずなんだよね。。

 今、手元に、オリコンウイークリーの通巻300号(1985年6月24日号)があるんだけど、この時掲載されている、1985年6月17日付チャートでは、58位で赤丸が付いている(前週61位)。
 でさ、ついでにテレビタイアップマークも付いてるんだよね。

 ・・・・ということは、テレビ番組のタイアップが、この時点では付いてたことになるんだけど、これが、何の番組だったかが、思い出せないんだよなー。

 1986年のオリコン年鑑があれば、すぐわかるんだけどね。。。

 まあ、ともかく、タイアップが付いてから、ジワジワとランクアップしていったわけですわ。

 それでも最高位を獲得するまで、半年もかかっているわけですからねぇ。いかに、ロングヒットだったかがわかりますよね。この曲。

 いや、だから、みーんな知ってるんだよね。この曲を。ベストテン入りしてなくってもさ。

 やっぱ、これがヒット曲の醍醐味でしょう。


 しかしさ、一時、この曲、カラオケの盛り上がり曲だったよなぁ。
 うん、最初にカラオケボックスが流行り始めた頃だから、1989年頃かなぁ。

 3〜4人でカラオケいくと、必ず、だれかはこの曲歌ってたもんね。
 で、お決まりの「合の手」を入れたりしたよねぇ。




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リンダ / アン・ルイス

1980_09_リンダ_アン・ルイス
 





今回の1曲セレクトは、「リンダ」アン・ルイスです。

 まずはデータです。

・タイトル    リンダ
・アーティスト  アン・ルイス
・作詞      竹内まりや
・作曲      竹内まりや
・編曲      ブラッド・ショット 谷口洋一 山下達郎
・リリース日   1980年8月5日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 33位
・売上げ枚数   7.7万枚

 日本をマーケットにする場合、やっぱり、楽曲は日本語で通すべきか、横文字を使っても支障はないか・・・80年代までを振り返ると、そんなことも議論していたような気がする。

 今じゃ考えられないことだけどね。歌詞の半分以上横文字が並んでいる事を考えるとさぁ、隔世のような感じるしないでもないけど。。

 いや、もちろん、今でも、時々、議論になるよな。歌詞に横文字は、ありか否かっていうのは。

 今回引っ張って来た、アン・ルイスの「リンダ」って曲。なんか、この曲もそんな、横文字歌詞は、ありか否か・・なんて、論争に巻き込まれてたような、記憶があるんだけど・・・、あれ? ちがったかな?

 うん、この曲、歌詞は1番が日本語、2番はすべて横文字なのよね。

 今だったら、さすがに竹内まりやだよね・・・の一言で済みそうな物を、たしか、当時は、上で書いたように、日本で売るんなら、歌詞は日本語であるべきだ・・・なんて、評論・・・いや、いまでいう、いちゃもんだよね・・・があったような気がするんだよな。

 それも、竹内まりやが一時的に、ゲーノー活動を休止する引き金になっていたような・・・。
 まあ、直接的ではなく、間接的にだけど。。


 ところで、曲の方は、もろ、オールディーズですな。古きよき、アメリカンポップス、そのものですわ。
 このあたりは、さすがに竹内まりや、山下達郎夫妻の世界。

 それをアン・ルイスがうまく表現しているのよ。 アン・ルイスっていうと、どうしても、「六本木心中」とかな、下世話なロックっていうイメージが強いけど、こういう曲もあったんだよね。もろ、アメリカンポップスっていう曲も。

 個人的には、このテの曲もいいねぇ・・って思うんだけど、実際は、それほど、大ヒットに結びついてはいないんだよね。

 まあ、やっぱり時代ってのもあるんだろう。 最初に書いたように、一般的には、まだ、横文字を受け入れられるだけの環境が、邦楽文化には、整ってなかった・・・っていうこと。

 ただ、じゃ、今なら、受け入れられるかっていうと、これまた、ビミョウだったりするけど・・・。 うん、歌詞よりも、曲調の方で・・・。
 果たして、今の世の中でアメリカンポップスが受け入れられるか・・。 アメリカンポップスというよりも、50’Sなオールディーズ。。。
 ・・・と一応、書いてみたりするけど、きっと受け入れられるよな。 例えば、西野カナなんて、見方次第ではコニーフランシスじゃん(なんて書くと、またクレームが。。。。)

ま、いずれにしても、日本人は、この甘いメロディと、3連のリズムが大好きですからねぇ。


それにしても、この曲、以前から動画が出ないよなぁ。まあ、テレビであんまり歌われてなかったから・・・ってのもあるかもしれないけど。。。
 で、やっと見つけたのが、 ↓ の動画

http://www.dailymotion.com/video/x9ms9c_%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80-%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9_music
 
1コーラスしかないうえに、途中でブツッと切れてるけど、よろしかったら。

いやいや、↑の動画じゃ、申し訳ないんで、竹内まりやバージョンもリンク



本当は、夜ヒットの、アン・ルイスと竹内まりやがデュエットしてる動画があったらねぇ。。。



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ラ・セゾン / アン・ルイス

1982_07_ラ・セゾン_アン・ルイス






今回の1曲セレクトは、「ラ・セゾン」アン・ルイスです。

まずはデータでーす。

・タイトル     ラ・セゾン
・アーティスト   アン・ルイス
・作詞       三浦百恵
・作曲       沢田研二
・編曲       伊藤銀二
・リリース日    1982年6月5日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    35.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1982年7月26日〜9月13日付

 最近は沈静化したけど、80年代懐古がはやってたころ、たびたびスポットが当たった曲がある。
そんな曲を、今回は持ってきましょうかね。

 アン・ルイス。今は自身の病気もあり、シンガーとしては引退の身となったけど、10年ほど前にいちど、再スポットがあたったことがある。

フジテレビのドラマ「ウーマンウォーズ 不信のとき」の主題歌が、アン・ルイスの「ああ無情」が抜擢されたりね。 挿入曲として、おなじみの「六本木心中」も使われたり。

自身の「グッパイマイラブ」もカバーされていたり。

2006年夏はなぜか、「アン・ルイス」づいてたんだよな。


・・・ということで、今回は、この「時期」のアン・ルイスの大ヒット曲を。

 ラ・セゾン

 早いもので、この曲もヒットから33年も経つんだねぇ。 
思い返せばワタシが、生まれ故郷の福島から千葉に越してきた頃のヒットだから、ワタシも33年も千葉に住んでるんだ。。。

 まずもとって当時、大変な「ワダイ」となりましたよね。この曲。
 
 作詞・三浦百恵

 そう、あの山口百恵ですよ。結婚以来の「沈黙」をにわかに破って、この曲の作詞ってことで、「もしかして、ケーノー界復帰か?」なんて、一部ささやかれたりして。。。

 しかも、作曲が沢田研二ですからねぇ。

 と書くと、「え? 沢田研二って作曲するの?」って声が聴こえそうだけど、なんのなんの・・・、この当時は自分で曲作って、ヒットとばしてましたからね。
 81年〜82年初頭にかけて「渚のラブレター」、「ストリッパー」、「麗人」と3曲連続で自分の作曲だったんですよね。

 この「ラ・セゾン」のヒットの頃の「おまえにチェックイン」は、他人の曲(大沢誉志幸)でしたが、曲は作っていたようですね。

・・・と、まあ、結局は、タレントが作った、企画もんじゃん・・・と思われがちで、無論、沢田研二作曲っていのうも、同じ「ナベプロ」がらみで・・って言うところはみえみえなんだけど、これがなかなかどうして、よくできたロックでしたよねぇ。

 兎に角、インパクトがさ〜、すごいですよ。この曲。ほとんど。。。
 サウンド的には、うーん、ぞうだなぁ、沢田研二の「ストリッパー」に近いのかなぁ。 まあ、アレンジャーが伊藤銀二ってことで、サウンドプロデュースは、「ストリッパー」と同じだからね。
 まあ、言ってみればギンギンのギターサウンドだよね。

 しかも、あの当時としては、異例なほどなギターロックだったような気がするなぁ。これは、ウレセンではという意味で。

 ただ、メロディラインはあくまで「歌謡曲」なわけで、この辺のミックス具合は、あの当時としては、いい塩梅だったような気がするな。 もちろん、今だったらどうかな・・という意味でさ。

 しかし、山口百恵って言うヒトは、やはりどこか「影」を引きずっているところがありますよね。
 この曲も陰と陽のコントラストからいえば、どちらかというと「陰」の部分だもんね。 それがロックなサウンドにマッチすると、こんな曲になるわけですよ。

ワタシにとっても1982年を象徴するような曲ですねぇ。


うーん、この曲は、You tubeに動画が落ちてないなぁ。
・・・・ということで、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/x3cm73_ann-lewis-la-saison_music

正直、画像は酷いっす。けど、音はそこそこ良いんで、音を楽しんでくだされ。




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LOV-YA / アン・ルイス

1983_03_LOV-YA_アン・ルイス







今回の1曲セレクトは、「LOV-YA」アン・ルイスです。

 まずはデータでーす。

・タイトル    LOV-YA
・アーティスト  アン・ルイス
・作詞      吉田美奈子
・作曲      NOBODY
・編曲      伊藤銀次
・リリース日   1983年2月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 25位
・売上げ枚数   11.1万枚

 そーいえば、アン・ルイスって随分テレビに出てないけど・・・なんて思ってたら、パニック症候群を発症して、ゲーノー界を引退。今、ロスに住んでいるんだってねぇ。
 いや、正確に言えば、ロスに住んでいるっちゅうのは、以前、テレ東の「そして音楽が始まる」って番組ででも知ってた。けど、パニック症候群だったとは知らなかったな。

 いや、昔の自由奔放でズケズケと物怖じしないヒトだったんで、まさかパニック症候群に罹っていたとは思いもしなかったわ。

 パニック症候群っていったら、ワタシみたいな神経が細くて繊細なふらふらダッシュ(走り出す様)衝撃、ヒトが罹るもんだと思ってたから。。

 いや、ワタシの場合は、パニック症候群というよりも、社会不安障害なんだけども。。。


・・・ま、ともかく、ちょうどいいんで、今回は、アン・ルイスの曲を持ってきましょ。。。


・・・ってか、いい曲がないぞ。。なんて、思ってたら、あ、あるじゃん、83年リリースの「LOV-YA」

 この曲って言ったら、あの大ヒットの「ラ・セゾン」の次の曲な訳だけども、ちょこっとだけショッキングだったよなぁ、当時。

 ま、「ラ・セゾン」も当初はショッキングだったけど、どちらかといえば曲のショッキングさというよりは、詩が山口百恵で、曲が沢田研二って言うほうがショッキングだったっていう印象は強かったしね。
 実際の曲のほうも、充分、ロックしてたけど、当時の先端の「歌謡ロック」っていうイメージが強かったしさ、「ヒット曲」として充分に聴けた。

 でも、この「LOV-YA」っちゅうのは、ロック色が一段と強まってたしね、その意味では、ちょっと聴き手を選ぶ・・・って感じるところもあったな。ま、路線的には、その後の「六本木心中」「ああ 無情」に完全につながる曲調なんだけどさ。

 それに、この曲のジャケ写の衣装はインパクトがあったな。アバンギャルドな乞食みたいでさぁ。
 当時の月刊明星の付録のヤンソンによると、当時の向こうのニューウェーブ界の三大魔女と呼ばれたひとり、リーナ・ビッチと、あのころ超人気だった、「文化部」・・・もといカルチャークラブのボーイジョージを足すと・・・こんな感じ・・・ってありましたが、真相はいかに?


・・・・とここで、YOU TUBEの動画・・・と行きたいんだけど、どうも、この曲も「アン・ルイス」のLOV-YAがなーい。
しょうがないんで、またまた、ネット探してみたらありましたよ。

http://www.dailymotion.com/video/x18o4dv_%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9-luv-ya_music

またまた、ちょこっと面倒だけど、曲を聴きたい方は、ポチッとクリックしてね。




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