かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ふぞろいの林檎たち

栞のテーマ / サザンオールスターズ

1981_09_栞のテーマ_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「栞のテーマ」サザンオールスターズです。

まずはデータです。

・タイトル     栞のテーマ
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       サザンオールスターズ
・リリース日    1981年9月21日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 35位
・売上げ枚数  5.5万枚
・タイアップ:映画「モーニングムーンは粗雑に」挿入曲

ついこの間まで「あちぃーよ〜」なんて騒いでたと思ったら、ここ数日でめっきり涼しくなりましたね。涼しい・・というか、「寒い」位までになっちゃったり。
 まあ、ここ数年毎年のような感じだけど、夏が終わったと思ったら、いきなり「初冬」って感じでですわね。「秋」って言う季節がどんどん短くなってきているような・・・。

ヒット曲にとっては、「秋」っていう季節は重要なんだけどなぁ。最近は「惚れた腫れた」っていう「恋・愛」的な内容の曲が少なくなっているような感じがするけど、昔から秋っていうのは、「惚れた腫れた」って季節でしたからねぇ。 そう言う曲も多かった訳だし。

「恋・愛」って内容のヒット曲が少なくなってきたっていうのは、確かに「教育上良くない」とか云々で「教育」的()なクレーマーママゴンの突き上げもあるんだろうけど、季節感的なところも大きいんだろうね。

今回は、そんな「秋」の恋愛の匂いが漂う、サザンの名バラードを一つ。

「栞のテーマ」

なんが、大上段的な前振りを書いてしまった、この曲ですが、、今となったらサザンファン以外の方でも、少なくとも80年代を知ってる方なら知らない方も少ないだろう・・・そんな曲となったこの曲ですが、リリース当時は、知る人ぞ知る・・・って感じの曲でしたよね。

・・というのも、少し前に前年1980年のシングル「わすれじのレイドバック」の時にも言及したんだけど、1980年〜1981年にかけての2年間はサザンにとっては、「暗黒」の2年間でしたからね。

確かにこの2年でリリースされた「タイニイバブルス」、「ステレオ太陽族」は共にオリコン1位、30万以上のセールスを記録していた訳なんだけども、兎に角、シングルが売れない。

サザンの名バラードと書いたこの曲でさえ、オリコンでの最高位は35位ですから。 
・・・うんにゃ、35位っていうのは、後年CDシングルがリリースされた時のモノ。 当初81年にリリースされたアナログシングルの時は最高位44位だったと思う。
いずれにしても今のサザンしか知らない方にはちょっと想像がつかないだろうな。

まあ、この曲に関しては、アルバム「ステレオ太陽族」からのシングルカットだから、たしかに初めから大ヒットは期待できなかったところがあったかもしれない。 そもそもジャケ写からして、アルバム「ステレオ太陽族」の流用だし。 そそそセーラー服おじさんのジャケ写。

・・・・としても、この曲のクオリティから言っても、もう少し売れても全く不思議ではなかったと思うんだけどね。

結局は、この頃だけに限った事じゃないけど、シングルが売れてナンボな世界なんだよね。80年代の初めの頃は、まだそう言う傾向が強かったけど、アルバムは「固定」ファンのモノ、シングルが売れて、テレビのウタ番組で露出して初めて一般認知度が高まる。そう言う時代だっただよね。

そう言うこともあり、この頃のサザンのコンサートは、会場によっては空席も目立ってたとのこと。 
いや、信じられない、今じゃ。ファンクラブに入ってても、ライブの2回に1回は先行抽選に落ちるでチケットが手に入らない・・って言う状況な訳だから。

かく言う、ワタシも、リリースされた81年頃は、まだ、この曲は知らなかった。 たしかに明星の歌本で、存在自体は知ってたけど、実際に曲を聴いて無かった。 もっとも、この頃は、まだベストテンしか見てなかった訳だから、その範疇でしか曲を聴いて無かったが・・・。

ただ、この状況に、さすがに危機感を感じた桑田氏が、シングルヒットを出すべき、開き直って作った曲が次の「チャコの海岸物語」。
ここから第2エイジの幕開けが始まるサザンだけど、もし、ここで開き直って無かったら、いまのサザンは無かったと思うわ。


個人的に、実際にこの曲を聴いたのは、83年放送の、例のドラマ「ふぞろいの林檎たち」ですねぇ。主題歌、挿入歌、すべて「サザン」の曲をBGMにしていたこのドラマで、当然「栞のテーマ」はかなり流れてたからなぁ。 そそそ、高橋ひとみさんが演じていた伊吹夏恵のテーマ曲のように使われてましたもんね。

ちなみに、この「栞のテーマ」は、もともとは、挿入歌とした使われた映画「モーニングムーンは粗雑に」に登場する「栞」のテーマソングというのは有名な話だ。

ただ、この映画で「栞」は范文雀さんが演じたとの事なんだけど、どうもね范文雀さんのイメージがわかないんだよな。。

♪ 彼女が髪を分けただけ、それがしびれるしぐさ〜 ♪ ってイメージないよなぁ。この映画に出演された高樹零さんならイメージなら湧くんだけど・・・・。


おーっとっと話が脱線した。。。

でね、「ふぞろい〜」を受けて、改めて、きちんと聴いて、めちゃくちゃいいやん・・って思ったな。 なんで、リリースの頃知らなかったんだろ? ・・と地団駄を踏んだ・・とまでは思わなかったけど。。

3連のロッカ・バラード。 この手のバラード、大好きなんだよな、個人的に。 
いや、日本人で嫌いなヒトってあんまり居ないんじゃないか。 ってくらい。 この甘く、独特なリズム感のバラードって日本人の生理に合うんだろうなぁ。
50年代のオールディーズの時代から日本では、この手のヒットは多い訳だし。

正直、この「栞のテーマ」ってメロディ自体は難しんだよ。 サザンのバラードとして名曲中の名曲である「いとしのエリー」に比べても、格段に難しい。

♪ 彼女が髪を指で分けただけ それがシビレるしぐさ〜 ♪ 

っていう視覚的で、甘くキャッチーなAメロ

それとめちゃくちゃ字数を詰込んだ歌詞がメロディラインを不安にしてる

♪ Lady My Lady My Lady〜 ♪ っていうサビヘのブリッジ。。

いや、逆にこの不安定なメロディに惹きつけられる。

この2つのメロディラインがこの難解な曲を名バラードに仕立ててるんじゃないかな。


時に、70年代終盤、サザンと並び称され、ロックBIG3と言われた、「ゴダイゴ」「ツイスト」と「サザン」がもっとも違う点が、バラードだろうな。
バラードで名曲がある事。 バラードできちんと聴き手を魅了できる事。この事が、サザンを現在まで40年間もの間、第1戦のバンドとして君臨し続けられた一番の要因だと思うんだよね。

バラードって一見すると、スピードが速いアッパーチューンより簡単だろ・・なんて思われがちだけど、実際は全く逆。 バラードの方がアッパーチューンよりも何倍も難しい。ゆったりとした流れの中で聴き手を魅了するには、ごまかしが利かない分、本物の音楽力が必要なんだよね。

そんなバラードの名曲を何曲も持っている、サザンって、やっぱりホンモノなんだと思う。

ちなみに、サザンの並び、長きにわたって第1戦君臨し続けている、ミスチルにしても、B'zにしても、やっぱりバラードで名曲を持っている。 
これを見ても、バラードで聴衆を魅せられる事こそがホンモノかどうかの分岐点ってことが分かるんじゃないかな。






動画・・・昨日まで、画像は酷いけど、サザン本人のライブ映像がようつベにあったんだよな。
なんで、これはグッドタイミング・・・と、曲を引っ張ってきたところもあるんだけど・・・。

どうも、今日、消されちゃったみたいだ。。。

仕様が無いんで、またまたサザンのカバーバンドの映像で・・。 
まあ、見たかったらどうぞってことで。。。


そういえば、まだ、サザンのライブで「栞のテーマ」聴いたこと無いんだよな。
先日のROCK IN JAPANでもやんなかったし・・・。 来年春のツアーでは是非是非やって欲しいわ〜。。

・・・・なんて思ってたら、2015年の「おいしい葡萄の旅」ツアーで演ってたことが判明。

ウソウソ、ワタシ参戦したんじゃん。 新潟まで行って。 全然覚えてないわ〜。

2015年ツアーはアルバム「葡萄」中心のセットリストた゜ったのは当然だったけど、「過去曲」は、かなりマニアックな選曲だったのは覚えてるんだよな。 
でも、「栞のテーマ」をやってのは・・・・。 あー、全然記憶にない。。。。



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いとしのエリー / サザンオールスターズ

1979_04_いとしのエリー_サザンオールスターズ






今回の1曲セレクトは、「いとしのエリー」サザンオールスターズです。

まずは、データでーす。

・タイトル      いとしのエリー
・アーティスト     サザンオールスターズ
・作詞        桑田佳祐
・作曲        桑田佳祐
・編曲        サザンオールスターズ
・リリース日     1979年3月25日
・発売元       ビクター
・オリコン最高位   2位
・売上げ枚数     72.8万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1979年4月19日〜7月30日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」主題歌

 本音をいうと、長く一線で活躍されているアーティストでは、そのアーティストの代表曲といわれる曲は、なるべく「書かない」ようにしてみたい・・・・という願望はあるんだけど、そうはいっても、やっぱり時代を語る上では避けて通れない曲ってあるよねぇ。そういう曲は、どうしても書いてしまっちゃたりするわけです。。

 ハイハイ、今回のセレクト曲の前フリですよ〜。。

 いとしのエリー   サザンオールスターズ

 もう、だれでも知っている、サザンの代表曲であり、かつ、今では日本の音楽シーンの歴史でも「バラード」の代表曲といえるほどのエバーグリーンな曲ですね。

 そんな、今では誰でも認めるような曲ではあるんだけど、リリース当時は、「アーティスト」として、一種の大博打の上、リリースされた曲って言うのは、意外と知らないヒトが多いんではないかなぁ。
 以前、デビュー曲の「勝手にシンドバッド」でも書いたように、デビュー当時のサザンって、完全な「コミックバンド」的な扱いだったわけですわ。今では信じられないけど、「色物バンド代表」って扱いだったんだよね。
 まあ、あの時代は、コミックバンドってあまたいたからね。

 だから、第2弾の「気分次第で責めないで」も同じような路線となったわけですわ。
 ただこれも、以前書いたように、この曲に関しては、桑田氏の本意で書かれた曲ではなかったわけで、今では、完全に「封印」されてしまった曲なわけです。


 でね、あの時代、一度売れたら第3弾までは、同じような路線で行く・・・なんていう、変なジンクスがあったらしく、つまりは、サザンの第3弾もアッパーなコミックソング的な曲で・・・という「レコード会社」の本意があったらしいですね。
(ちなみに、レコード会社の意向では、第4弾のシングルとなった「思い過ごしも恋のうち」を先に出したかったらしい)

 ただ、桑田氏は耐えられなかったようですね。1つの「色」に閉じ込められることは。
 で、レコード会社の大反対のなか、勝手に路線変更に踏み切った・・・そのなかで生まれた曲が、この「いとしのエリー」というわけです。

 バラードにしたこと・・・だから、これは、完全に当時のレコード会社に対する挑戦でもあり、バンド存続のための賭けでもあったわけです。

 なにせね、当時はロックバンドがうたったバラードは、「売れない」というのが定説で、だから、「箸休め」のためのバラードナンバーはあったとしても、「勝負曲」としてのバラードというのは、ほとんど無かったわけです。
 そういう意味でも、サザンにとっては、大きな「賭け」だったんだよね。この曲は。

 案の定、最初の出足は、あまりよくなかったんだよなぁ。
オリコンの動き、初登場43位。。。。
 あのサザンが43位ですよ初登場。まあ、これは、集計期間も関係してるけど、それにしても、今では絶対考えられない動きなんだよね。その後も、

43位⇒13位⇒9位⇒9位⇒6位

と、小刻みな動きしか見られなかったわけです。

 たしかにね、この曲がベストテンに入ってきた頃は、評価は全然だったんですよね。
 
 今、ウチに当時、「ザ・ベストテン」から録音したテープが残ってるんだけど、録音したのは、たしかこの曲が初登場が2週目のランクインの時だったと思う。
 場所は忘れたけど、コンサート会場からの中継。
 
 全く持ってシーーーンとしてるんですよ。 時折「へたくそー」とか「バカヤロウ」っていう野次が飛んでるっていう、結構騒然とした中での熱唱。。。
(当時はねまだ、そういう風潮があったんだよね、今では絶対に考えられないけど)

 それだけ、まだ、ファンの間でも受け入れられなかった曲・・でもあったわけです。

 やっぱりさ、みんな「ラララーラララ」みたいな曲を期待してコンサートに来る訳じゃん。 それが出鼻をくじかれたっていうかね。
 いまでもそうだけど、やっぱし、ファンちゅうもんは保守的だからさぁ。

 ワタシもガキながら、この曲はそんなに売れないのかな・・とおもってた記憶がある。ただ、曲自体は大好きだったんたけどさ。


 それが・・・・ゴールデンウイーク明け頃から、「ジワジワ」ながら評価が変わってくるんですねぇ。
 このジワジワってのがいいところで、今にも共通するとけど、一般層にも受け入れられる⇒ファン拡大 っていう兆候なんでねぇ。

 この曲のもつ、すごさって言うのが、リリース2ヶ月後ようやく認められつつあったわけです。

 で、梅雨にはいった6月に完全ブレイク。実に最高点に達するまで3ヶ月。 いや、ピークは7月だったから、もっとだよね。

 ときにバラードが一般的に受け入れられるまでは時間を要する・・・っていうのが定番だけど、もろ典型的なパターンですね。

 BUT、ロックバンドの「バラードは売れない」っていう定番を打ち破ったわけです。 
 これがあったからこそ、今のサザンがある。

 そういういみでも、サザンの第2の原点の曲っていっても、過言ではないよね。


ただね、この曲、オリコンでは1位取れなかったんですよ。いまでは、ほーーんとに考えられないでしょ。これだけ、誰でも知ってる曲が最高位2位っていうのは。。。
 1位を阻んだのは、ジュディオングの「魅せられて」。。。これは、オリコン9週連続1位。120万枚のスーパーヒットだったからなぁ。 この曲についてはまた後日。

 ちなみに・・・・、当初、第3弾シングルでリリースされるはすであった、「思い過ごしも恋のうち」は、この年の4月5日にリリースされた、アルバム「10ナンバーズからっと」の1曲に収められ、その年の7月21日の第4弾シングルとしてシングルカットされたわけです。
 まあ、この曲についも また後日。


しかしねぇ、サザンにとっても大事な曲であるけど、ワタシにとっても大事な曲ですね、この曲は。
 この(ヒット曲の)世界にどっぷりはまった中の1曲であることは、間違いないですよ。
 もうねこの曲の「普遍性」には、めちゃくちゃ感動でしたよね。10才のあの当時から何べん聴いたか分からん。多分、数万回は聴いてると思う。

カラオケでも数えられないほど歌った。
でも、ワタシ的には、最近はカラオケでは、この曲は封印。
もっと大事に聴きたいからさ。安易に酒の席のカラオケでは絶対歌わん。
 この曲を本当に分かってくれるヒトぢゃないとね、まあ、それだけ、今に繋がる大事な曲な訳ですよ。ワタシにとっても。


さて、この曲の動画リンク・・・・。
この間から何回も書いてるけど、サザン関係の動画は、悉く削除されているのよね。
なんで、「有名」なこの曲の動画なんて、当然あるわけない・・・。

 でも、一応、探してみた。。。。

 あったわ  某国のサーバー上に 
中国のサーバーでも消されてたんで、あるとは思わなかったんだけど。。。

http://mu-zix.com/detail.php?id=7221

でも、まあ、これも消されるのは時間の問題だろうな。 見たい方はお早めにどうぞ。


ちなみに、先週リリースされた10年ぶりのオリジナルアルバム「葡萄」は、売り上げも好調のようですね。
当然ながら、週明けの今週のオリコンでは1位は確定。
あとは、どこまで売り上げを伸ばしてくるかだろうな



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