かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

なかにし礼

サンタマリアの祈り / 西城秀樹

1980_11_サンタマリアの祈り_西城秀樹






今回の1曲セレクトは、「サンタマリアの祈り」西城秀樹です。

まずはデータです。

・タイトル    サンタマリアの祈り
・アーティスト  西城秀樹
・作詞      なかにし礼
・作曲      川口真
・編曲      服部克久
・リリース日   1980年10月5日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   11.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 14位

 昔は、今ごろになると、大体の有力アーティストは、いわいる「賞レース」とか「紅白」を見据えたような曲をリリースしてくるのが定番だったんだよね。
 特に70年代〜80年代初頭にかけては、一番顕著だったんじゃないかなぁ。 まあ、そのまんま「歌謡曲黄金期」と言えるんだけど、やっぱ「賞レース」ってもの自体、「歌謡曲」の総決算的イベントだったしな。

 まあ、そう考えると、今、すでに賞レースが「廃れて」しまったのも納得いくって感じかな。今は既に歌謡曲の時代じゃないからさあ。


 で、そんな賞レースで見栄えするのが、やっぱエンターテイメント性の高い曲よ。いわいる勝負曲っていうのかなぁ、曲のグレードが高い曲をリリースしてくるような傾向があったよね。

 さてさて、今日の1曲セレクトもそんな「賞レース」を見据えたような曲を引っ張ってきますか。

 西城秀樹の「サンタマリアの祈り」

 まあ、タイトルからして、すごいんだけどさふらふら いわいるヨーロッパ系だよね。そのなかでも極めつけのカンツォーネ風の絶叫型ですわ。
 西城秀樹って、それまでも「愛の十字架」「白い教会」と教会を舞台にした曲を歌ってきてたけど、この曲は、それに続く教会をモチーフにした曲。
 
 たしかに、曲を聴く限り、完全にそれっぽい曲なんですわ。 まあ、コレ以前から、この季節になると、後半絶叫型のヨーロッパ系ミディアムバラード系の曲を歌ってきた西城秀樹だったけど、ことに、この曲は気合入りまくりな曲だったようなきがするな。

 ただ、あんまりにも気合が入りまくりだったのが、仇となったか、この曲、あんまり売れなかったのよねぇ。
 オリコンではベストテン入りもできなかったし、売り上げ枚数11万枚と、ギリギリ10万枚を越えた程度と、長く第一線を張ってきた、西城秀樹にとっても、当時の最低ラインの売上げに留まっていたりする。

 だからですかねぇ、今となっては、印象に薄い曲だろうな、一般の方たちにとっては。

 うん、まあ、それだけ気合が入った曲だったんで、たしかに、賞レースとか、紅白などのフォーマルな舞台では、見ごたえが充分にあった、この曲だけど、普段、聴く分にはちょっと、気恥ずかしいよな・・・って感じで、お客さんも引いちゃったんだろうねぇ。

 まあ、その辺の按配は難しいところだけどさぁ。せめて、この前の年の「勇気があれば」くらいの気合の入り方が丁度いいのかもしれないけどねぇ。。。



毎度「夜のヒットスタジオ」から。

 いやいや、これが、また、スゴイ気合の入り方をしてたりするのよ。大熱唱よ。しかも、フルサイズだったりして。。
 なんせ、テレビでフルサイズなのは、夜ヒットだけでしたからねぇ。

 だけど、当時、あんまり売れなかった曲だけど、YOU TUBEから見ると、この曲にたいしてのコメントが結構、多いんですわ。

 うーん、やっぱ、今は、こういう「大熱唱」な曲って少ないからねぇ。まあ、ここまで熱唱できるアーティストもいなくなったけど。
 いや、だからこそ、新鮮なんだろうね、今にしてみれば。


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あなた色のマノン / 岩崎良美

1980_10_あなた色のマノン_岩崎良美






今日の1曲セレクトは、「あなた色のマノン」岩崎良美です。

 まずはデータです。

・タイトル    あなた色のマノン
・アーティスト  岩崎良美
・作詞      なかにし礼
・作曲      芳野藤丸
・編曲      大谷和夫
・リリース日   1980年8月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 22位
・売上げ枚数   11.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 19位

 久々に岩崎良美さんの曲ですわ。

「あなた色のマノン」。

 この曲は、1980年8月リリースのデビュー第3弾シングルなんだけど、どうも、個人的なイメージは、もっと秋が深まってきた頃の・・・っていうところが、あるんだけどねぇ。実際は、今ごろのヒットなんだよね。

 そそそ、当時は、秋に入ると、各局音楽祭のシーズンだったじゃん。そんな各音楽祭で聴いた記憶が強いのよ、この曲。だいたい、12月のレコード大賞まで続くじゃん。

 もちろん、当時、岩崎良美も出てましたよ。各音楽祭の新人賞に。。

 まあ、激動の80年の新人賞レースってことで、大体は、田原俊彦と、松田聖子が持っていきましたけど、最優秀新人賞は。。
 岩崎良美は、いつも「次点」だったんだよね。

 で、そんなとき歌ってたのが、いつも、この曲だったなぁ。

 うん、だから、なんかさ、いつの間にか、この曲、覚えてたし、だからか、どうも、この曲を聴くと、「音楽祭」っていうイメージが出てきちゃったりして。。あせあせ


 ただ、岩崎良美の曲としては、この前の「涼風」とか「赤と黒」に比べたら、聴きやすくなったかな・・・っていうイメージはあったな。


 特にサビの

 ♪ワタシはマノン マノンレスコー 恋するために生まれた天使〜 ♪

ってところ。

 まあ、この辺は、さすがに、なかにし礼氏だよね。なかなか書けないと思うわ、堂々としてて、かつ、聴いた瞬間に絵が浮かんできちゃうような。。

 つまりさ、詩の世界に自然と引き込まれていくんだよねぇ。

 その辺は、良かったと思うな。

 ただ、曲がねぇ〜、それに比べたら弱いんんだよなぁ・・・。

 サビの部分はいいのよ、それなりにキャッチーだし。。。 ただ、Aメロの出だしの部分がなぁ・・・。

 ♪ 足をくじいたフリをしたら〜 ♪ の部分・・。

 どうも、ここが、そのあとと繋がっていかないんだよね。そのぶん、なんとなく、食いつきが悪い・・・っちゅうか、いまひとつ、のめりこめない・・・ってなっちゃってんだよなぁ。

 やっぱ、その点、松田聖子「青い珊瑚礁」とかに比べたら、インパクトの点で欠けるよなぁ・・・と。

 その辺が、ストレートに売上げにも響いてきてたりして。。。 その辺はシヴィアだからねぇ、お客さんは。


うーむ、時期が悪かったのかYOU TUBEには適当な動画がないな。以前はあったんだけどね。
しょうがないんで、他の動画サイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/xcm5ni_%E5%B2%A9%E5%B4%8E%E8%89%AF%E7%BE%8E-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E8%89%B2%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%83%B3_music



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いとしのジザベル / ザ・ゴールデン・カップス

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今回の1曲セレクトは、「いとしのジザベル」ザ・ゴールデン・カップスです。

 まずはデータです。

・タイトル    いとしのジザベル
・アーティスト  ザ・ゴールデン・カップス
・作詞      なかにし礼
・作曲      鈴木邦彦
・編曲      鈴木邦彦
・リリース日   1967年6月15日
・発売元     東芝音工
・オリコン最高位 まだ創立してません。。。
・売上げ枚数   ? 枚


 今回の1曲セレクトは、一足飛びに時代を駆け上がりますぞ。
 「1曲セレクト」を書き始めて、初めてのオリコン創設前の曲だったりして・・・。

 ザ・ゴールデン・カップス 「いとしのジザベル」

・・・と書いて、果たして、どのくらいの方が「おお〜」と言ってくるかどうか、ちょっと不安。
うん、それも承知で書いていきますね。

 実際、初めは、ワタシと同年代の友達が多いmixiに書いたんで、この曲、どのくらいのヒトが知ってるかどうか不安だったんだけど、年代の境が無い、こちらのブログでは、ご存じの方は多いですよね。


 いや、もちろん、ワタシもタイムリーで聴いてたわけじゃないっすよ。1967年の曲でしょ。。。何分、まだ、生まれてないし。。。ふらふら

 この曲の存在を知ったのは、1980年代も後半の頃ですね。今まで何回か書いたけど、1986年〜1987年にかけて、一時期「ネオGS」っていうG.S回帰の兆しがあったんですよ。

 三多摩地区から火が付いた・・・って言われてるけど、それが新宿あたりに飛び火してたんだよね。

 丁度、テレビでも「テレビ探偵団」とか、「ナツカシ」モノが流行りだしてた頃で、丁度、ワタシも、時代を遡って、ヒット曲を掘り返してたことと一致して、GSモノの音源を物色してて、この曲に当たったんだよね、

 ちなみに、1987年に、とんねるず が「大きなお世話サマー」ってGSっぽい曲をリリースしてるけど、これは、この時の「ネオGS」ブームの影響なのよ。全くのぽっと出の曲ではないんだよね。その辺はあざとい、秋元康氏。。。あせあせ ・・・あ、ちがった・・・アルフィーの高見沢氏だ・・・。


 ところで、この「いとしのジザベル」を初めて聴いた時は、いい意味でショックだったねぇ・・・。
 タイトルがちょっと、こっぱずかしいけど・・・。いやいや、60年代は、これも「いかして」たんだよね。

 問題は、曲の中身ですわ。 いま聴くと、うわー、もろ「ガレージ」な入りなんだけどね。リバーブをいっぱい効かせた、スローな流れで・・・。典型的なGSな雰囲気の曲。


 BUT、Bメロ冒頭で、ドライブの効いたドラムスネアが入り、いきなりテンポアップになる、展開がドラマティック。
 プラスのメロディのウラでの、ディストーションの効いたエレキが刺激的・・・。
 ・・・というか、その前に、この時代、早くも、ディストーションペダルを使ってるあたりが、さすがにゴールデンカップスだよなって感じだよね。

 GSって、元々は、ビートルズorベンチャーズから派生したところが大きいから、バードロック系な音は、通常は使わない・・・っていうのが一般的だったんだよね。

 でも、ゴールデンカップスの出現によって、より「ロック」に近い音も出現してきて、GSの幅がより大きくさせてることに成功している。

 まあ、その辺から、日本のロックの起源は「ゴールデンカップス」から・・・っていわれる所以なんだけどね。
 (ヒトによっては、「はっぴいえんど」が日本のロックの起源ってなるヒトもいるけど、この辺は解釈の違いだね)

 とにかく、個人的には、ガーンと頭を打たれたような衝撃をうけた1曲ですねぇ。

 それから、カップス、かっちょいいなぁ・・・と、いろいろと追いかけるようになったんですよね。
10年前に上映された、「ザ・ゴールデンカップス・ワンモアタイム」も見ちゃったしね。

 兎に角、ワイルドな「不良性」がよい。

今の時代、音楽業界も品行方正になり、昔のようなモノホンの「不良」っていうバンドって、少なくなったよね。
でも、カップスは、やばい匂いがプンプンするじゃん。実際、その周辺も、かなりヤンチャなボーイズ&ガールズが集まっていた様だしさ。
 今の時代には無い、キケンな匂いっていうのかなぁ。なにか、そう言うのに憧れるんだよなぁ。個人的にも、幼少期の頃は、それに近い匂いがする周辺に居たんで。

蛇足だけど・・・・、作詞 なかにし礼  作曲 鈴木邦彦 って書くのなんとなく、恥ずかしいねぇ・・・。
 ワタシが出た、某S高校の校歌の作詞、作曲者のコンビなんですよねぇふらふらふらふら

 えー、そんなに有名なヒトが作ってんの? なんて、いわれそうだけど、そうなんですわ。。。
(ちなみに、なかにし礼氏の長男も卒業生だったな・・たしか・・・後輩になるんか。。)

 ちなみにちなみに、こんな風な「ヒット曲」な校歌ぢゃないっすよん。ふらふらふらふら  普通の校歌です。。。





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フィーリング / ハイ・ファイ・セット

1977_04_フィーリング_ハイファイセット






今回の1曲セレクトは「フィーリング」ハイ・ファイ・セットです。

 まずはデータです。

・タイトル   フィーリング
・アーティスト ハイ・ファイ・セット
・作詞     Morris Albelt 
・作曲     Morris Albelt
・日本語詞  なかにし礼
・編曲     田辺信一
・リリース日  1976年12月1日
・発売元    東芝EMI
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  56.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1977年2月21日〜5月23日付

 ここんところ、ずっと80年代の曲ばっか書いてたからねぇ、久しぶりに70年代の曲を書いてみようと思いますわ。
 でも、今回の1曲セレクトは、最初違う曲にしようと思ってたの。でも、今、なんと無しに、ハイ・ファイ・セットの「フィーリング」を聴いてたら、引っ張って来たくなって、引っ張ってきちゃいました。ふらふら

 音楽は生き物だねぇ・・・。この曲のタイトルどおり「フィーリング」がモノ言うシロモノだからさぁ。。
 そこがいいわけで。うん、その場の「フィーリング」で切り替えが出来るのが音楽ですわ。

 事前の予定表通りに出すなんてクソくらえ・・・

 おほほほ、なんて、ワタシとしたことがハシタナイ言葉で。。あせあせ


 ところで、この「フィーリング」って曲、知らない方も多いかなぁ。70年代だもんね。今から38年前のヒット・・・。

 ・・・っつう訳だから、通常は今の40歳前後の方だと覚えてない・・・っつうことになるわけで・・・。


 うーん、あれは何年前だっけね・・・。 コカコーラのCMで、ライバル社の「ペプシ」を飲むと、雰囲気が陰気になって、♪フィーリング〜♪って歌いだしちゃったCM。

 ハイ、あの時使われていた曲が、この曲でございます。

 もともとは、モーリスアルバートっていうヒトの75年のヒットなんだけどね。(1975年10月25日付 ビルボード最高位6位)

 ハイ・ファイ・セットは、そのカバーというわけで、それから遅れること1年余り後の1976年12月にリリース・・・っていう流れになってたわけだ。

 だけどさ、ワタシもこの曲が「日本でカバーされてた」って事は、ずっと後になるまで、知らなかったんだよなぁ。

 もちろん、1977年当時は、まだ、ヒットチャートなんて見てなかったし、それどころか、ヒット曲もまだ、聴いてなかったし・・・。

 うーん、ぢゃ、なんで、この曲、知ってたかって言うと、当時「ネスカフェ」かなんかのCMで、この曲使われてませんでしたっけ?
 
 あれ、ちがったっけな? 「ネスカフェ」は、ロバータ・フラックの「やさしく歌って」だっけ・・・・。

 まあ、いいや・・ふらふら  兎に角ねCMで流れてて覚えちゃったのが最初だったと思う。

 ハイ・ファイ・セットっていうヒトたちの存在だって、84年に「素直になりたい」っていう、シチズンのCMタイアップでヒットが出るまで、知らなかったしさぁあせあせ

 でも、77年当時は、かなり人気あったんだよね。 ウチにある月刊明星付録の「ヤンソン」の77年8月号には、「ハイ・ファイ・セット特集」なんて組まれてたりしてふらふら

 ・・・っていうか、77年の2月にリリースされた「ラブ・コレクション」ってアルバムは、77年の年間1位だったんだっけ・・・あせあせ

 それだけ、当時は人気があったのですよ。。

 メンバーは、山本潤子氏、山本俊彦氏、大川茂氏 の3人コーラスユニットですよ。

ちょっと前、「翼をください」の時にも書いたけど、元々は赤い鳥っていう5人ユニットだったんだけど、ニューウェイブ志向の3人が、新たに組んだのが、このハイ・ファイ・セットですね。




それにしても、このテのコーラスユニットって、今のヒット曲界からは絶滅しちゃったな。
なんだか、人数はいっぱいいるユニットは腐るほどいるけど、みんな「ユニゾン」だもんな。
このくらいのコーラスを聴かせるくらいなら褒めてやるんだけど。。。


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北酒場 / 細川たかし

1982_03_北酒場_細川たかし






今回の1曲セレクトは、「北酒場」細川たかしです。

 まずはデータでーす。

・タイトル     北酒場
・アーティスト   細川たかし
・作詞       なかにし礼
・作曲       中村泰士
・編曲       馬飼野俊一
・リリース日    1982年3月21日
・発売元      コロムビア
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    77.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1982年5月31日〜8月16日、8月30日付

 えー、いきなり、なんで、細川たかしの「北酒場」なの? ・・・って疑問に思った方・・・が、また、大多数でしょうねぇ。

 うん、いつものように「困った時の」・・・ではないのですぞよ、本日は。

 はーい、きちんと、昨日書いた倉沢淳美の「プロフィール」とつながっているのですぞ・・・



・・・・・と、ここまで書いて、ははん、「あれ繋がり」だよね・・・とわかった方は、結構、「あれ」ファンの方ですねぇ


「あれ」ファン・・・・、はいはい、「欽ちゃんのどこまでやるの」ですよ〜。

 うん、結構忘れられているかもしれないけど、この「北酒場」って最初、「欽どこ」の一コーナーで歌われてたんだよね。
 「欽どこ」に懐かしの斉藤清六が出てたのは、覚えていると思うんだけど、そそそ、その「清六」のコーナーですよ。

 有名なのは「村の時間の時間」コーナーだったけど、たしか、それになる前のコーナーだったと思うけど、同じようなコーナーだったな。

 当時、細川たかしも準レギュラーで「欽どこ」にでてて、そこで、毎週、この曲の一節を歌ってたら人気が出てきちゃって、レコードリリースってまでになっちゃったんだよね。

 まあ、もしかしたら最初からレコードリリースの予定があったのかも知れないけど、細川たかしにしてみれば「棚からぼた餅」だったろうなぁ。

 なんせ、あのころの細川たかしは、ヒット曲が全然出なくて、喘いでいましたからねぇ。
 「欽どこ」に出演したのだって、たまたまゲストででた時に話が面白かったんで、欽ちゃんに拾われたんでなかったっけなぁ。

 人生、何があるかわかんないもんだよねぇ。

 まあ、曲として良かったんだろうね。ワタシは実は、あの当時、ずっと「欽どこ」見てたんですよね。
 だから、レコードリリースされる前から、この曲知ってて、すぐ覚えちゃたもんなぁ。

 とってもわかりやすいメロディだし、ちょと軽薄な詞もノリがよかったしなぁ。
 
 だから、売れるべくして売れる曲だったんだよね、きっと。


・・っていうか、これ売れなかったらもったいなかったと思うなぁ。
 もし、「欽どこ」にでてなかったら、多分、ここまで売れなかったろうし、だから、結果的に大正解だったんだよねぇ、今考えたら。

この曲は、この年のレコード大賞を受賞するまでになっちゃったけど、あの時お祝いに欽ちゃんがかけつけたのも、そういう関係があったからなんだよね。

 本来は「欽どこ」発の曲ってわけなんですよ〜。

 はい、だから、さきほどの倉沢淳美の「プロフィール」とは、ここでつながるわけなんですねぇ〜。

 それと、もう一つ・・・。この曲、1982年3月21日リリースなのですヨ。

 はい、この間から「3月21日」リリースの曲を引っ張って来てますが、1982年3月21日リリースには、こんな曲もあったんですねぇ〜。 なにも「82年組アイドル」ばっかじゃないんだよねぇ、ハイ。


 蛇足だけど、「北酒場」って言って思い浮かぶのは、「ザ・ベストテン」でのキンピカスーツだよね。

 それと、トシちゃん、マッチを意識して「タッチー」って呼ばれてたの。

 プラス

 ♪ 今夜の恋は タバコの先に (Watch!)〜 ♪

って、突然入れた「掛け声」(?)だったりしてね。

 まあ、こんな感じでラフな感じが、みんなに受けたんだろうなぁ。
 まあ、だからロングヒットだったもんね。オリコンベスト100には50週、丸1年間ランクイン。
 いまだに「カラオケ」で歌われるのも頷けますよね〜。




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手紙 / 由紀さおり

1970_10_手紙_由紀さおり






今日のオススメの1曲は、「手紙」由紀さおり です。

まずは、いつものようにデータから

・タイトル       手紙
・アーティスト     由紀さおり
・作詞         なかにし礼
・作曲         川口真
・編曲         川口真
・リリース日      1970年7月5日
・発売元        東芝EMI
・オリコン最高位    1位
・売上げ枚数      67.6万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1970年8月3日付〜11月2日付


 毎日、i-tunesを聴きながら、通勤してるのね。 あ、このあいだ、「STAR LIGHT」の時も同じようなこと書いたけどね。 いま、「ニューミュージック」編を入れてるんだけど、たまたま、今日聴いてたのが1970年前後の曲だったのよ。 そう、この曲も含まれてたんだけどね。
 で、「あ、そういえば、この曲って、今頃のヒットだったよなぁ」と思いまして、急遽、引っ張ってきました。
当初は、全く考えてなかったんだけどね。ホンとは、また「アイドル」の別な曲を考えてたんだけど、また、後日書きまする。

 しかし、この曲、いいよね。いまでは、考えられないような「まっすぐ」な曲でさ。 やっぱし、ボーカルのイメージかなぁ。どうしても、「由紀さおり」っていうと、ウチらの年代でも、文部省唱歌とか、「トルコ行進曲」っていう、感じだもんね。 どうしても、「流行歌歌手」というイメージでは・・。
 でも、正真正銘、オリコンで1位とってる、アーティストだかんね。 しかも、前年の「夜明けのスキャット」につづ
いて2曲めの1位獲得曲。 今で言ったら、浜崎とか、大塚愛ですよ。 


 この曲の聴きどころは、やっぱり、ベースラインの動きですね。めずらしいところですが、作曲、アレンジが川口真さんの場合は、ベースラインを注意して聴くっていうのが、「鉄則」・・・とまでは言わないけど、聞き耳立てるべきですよ。
 もののホン、「歌謡曲完全攻略ガイド」っていう本では、この曲「カーティス メイフィールドを思わせるような華麗な16ビートを展開していて〜」とあるように、この曲のベースライン、動きが激しい16ビートのベースラインなんですよね。
 最近は、このテのベースラインの曲は、あんまり聴かない。やっぱり、基本ロックやヒップホップにリズムが偏っちゃっ
てるからかなぁ。
 この曲は、同本でも紹介されているように、シャンソン、または、アレンチポップスに近い、ヨーロッパ系ポップスのイメージが多分にあるもんね。
 そういえば、フレンチポップスの名曲、シルヴィバルタンの「あたなのとりこ」もベースラインは、この曲のように動きがあるもんね。
 川口真氏による作曲の曲では、河合奈保子の「愛してます」も似たようなベースラインだね。 兎に角、川口真氏の曲はベースラインは注意して聴いてみるべし! ほんと、特徴的で、面白いですよ。

 でも、複雑なベースラインにしては、曲構成は、ものすごくシンプルだよね。

 A⇒A’⇒A⇒B(サビ)

 これだけ・・・・。 サビなんて、♪涙で つづりかけた お別れの 手紙 ♪ だけですよ。わずか4小説。
うーん、なんてシンプル。 それでいて、しっかりと印象づけられるメロディライン。 最近の「重箱の隅をつついたよう
な」複雑なサビとは、えらい違いだよね。
 やっぱ、シングルは、シンプルかつ、インパクトが理想なわけで・・・。


 だけど、この時期、東芝EMIさんは、時代の先端の音を出してましたよね。
 このころの曲の「音」をレーベル別で聞き比べると、ほんと、違いがよく分かりますよ。
 それぞれ、レーヘルで音の違いがよく分かる・・というかね。 老舗のコロムビアとか、ビクターなんて、音、ボコボコだもん。
 やっぱし、演歌主流ということで、音質にはあんまりこだわらなかったのかねぇ。

 そりに比べたら東芝さんの音は、まさにこの時代を象徴させるような音だったね。
 最先端の音、だけでなく、音楽も洋楽にインスパイアされていて最先端だったもんね。

 それに比べたら、最近の凋落は・・・。 これも時代の流れですかねぇ・・。

 ちなみに、この時の 由紀さおりさんってまだ、20代の前半だったんですけど・・・。
 ジャケ写見ると、メチャクチャ大人っぽいよねぇ・・。
20代にも見えないなですけど・・(失礼)




※2005年10月に書いたものの再掲載です。
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