1981_10_センチメンタル・ガール_西城秀樹






今回の1曲セレクトは、「センチメンタル・ガール」西城秀樹です。

 まずはデータです。

・タイトル    センチメンタル・ガール
・アーティスト  西城秀樹
・作詞      あまがいりゅうじ
・作曲      鈴木キサブロー
・編曲      若草恵
・リリース日   1981年9月5日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 17位
・売上げ枚数   9.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 19位

 昔NHK-BS2で放送して録画していた、佐野元春の「ソングライダーズ」を見た。さだまさしがゲストだったんだけど、「唄は五感で味わうもの」っていうことに共感してしまったワタシです。

 ここでもよく書くじゃん。ウタには、その曲を聴いていた環境によって、そのときの匂いがしたり、その音楽が紡ぎだす温度感があったり・・。
 ただ、単に耳で聴くだけの「音楽」ぢゃないんだよね。しかも、それぞれ聴く人によって浮かんでくる絵も違うわけだし、感じる温度感も違うわけじゃん。100人いれば100通りの見え方があるわけだし。
 正しい、正しくないなんていう価値観はない。どれも正しい価値観なんだよね。その辺が音楽の素晴らしさなんぢゃないかと思う。

 だからさ、本来ならプロモーションビデオっていうのは、「音楽」にとっては禁じ手なんだよね。見える映像が限定されるじゃん。想像力が限定されるわけだし。
 その辺が、最近のマニュアル主義、想像力の欠如っていうことにも繋がってくるんぢゃないですかねぇ。。



・・・なんて、今回、引っ張ってきた、西城秀樹の「センチメンタルガール」とは全く関係ない話しどぇす。

・・・いや、若干、関係あるかな。。

 この曲、1981年のビデキ、デビュー10周年においての「ポップンロール宣言」の最終、第3弾シングルなんだけど、もしかすると、一番「絵」が浮かんでくる曲かも知れない。

 まずもって、出足の

♪ 枯葉舞う 公園に〜 ♪

っていう情景から入るじゃん。そこで、大体の絵が浮かんでくるよね。
 うむ、音楽は五感で感じるもの・・・っていうことが、よく当てはまると思うのよ。

 少なくとも、この出足の1行で、夏の太陽サンサンっていう絵を思い浮かべるヒトはいないとおもうし、よっぽどひねくれた人でない限り。

あ、でも、まあ、この曲に限らず、ポップンロール宣言、第1弾の「リトルガール」は春、第2弾の「セクシーガール」は夏の、それぞれの絵が浮かんでくるようなデキではありましたよ。

 それにもまして、この曲は「秋」の情景がよく浮かんでくる1曲だとおもうね。

ちなみに、個人的には、この頃、少し山間に入った渓谷でバーベキューをやりましてね。真っ青な空、きれいな紅葉・・・この曲を聴くと、あの時の情景が浮かんでくるんだよなぁ

 この当時は、他の曲も全体的に季節感を感じる曲が多かったからなぁ。松田聖子の「風立ちぬ」もしかり、田原俊彦の「悲しみ2ヤング」もしかり。

 この曲はその中の1曲だと思うのよ。


 まあ、当時は、あんまりヒットしなかったんで、それほど思いいれはなかったんだけど、時がたち、改めて聴いてみると、なるほど、なかなかいい曲だったな・・・なんて改めて思ったりして。。。

 サウンドは、まあ、ポップンロール宣言しているだけあって、めっちゃポップ。「センチメンタル・ガール」なんて言うタイトルからはにつかわないんだけどさ。
3部作の中では、イタリアンポップスっぽく、もっともポップなんじゃなかろうか。デキとしては、3部作の中では一番、ウレセンっぽい感じねするんだけどねぇ、なぜに売れませんでしたかねぇ・・・。


 ちなみに、作詞の、あまがいりゅうじ氏は、79年の「YOUNG MAN」の訳詩も担当した、ヒデキの元マネージャー氏ですわね。
 実は、あまがい氏には、何度か会ってたりするんだよね、ワタシ。以前いた、某C社で。
 某大手着メロサイトのアーティストアライアンスのブレーンだったんですわ。その関係で・・・。

 この曲とか、「YOUNG MAN」なんか聴くと、もっと頭が切れるスマートな人なんかなぁ・・・なんて思ってたけど、よくしゃべる、おっちゃんですわ、実在は。。あせあせ


・・・・なんて、曲とは関係なかったな。




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