2011_03_Hey和_ゆず











今回の1曲セレクトは、「Hey和」ゆずです。

まずはデータです。

・タイトル     Hey和
・アーティスト   ゆず
・作詞       北川悠仁
・作曲       北川悠仁
・編曲       クレジットなし
・リリース日    2011年1月19日
・発売元      セーニャ&カンバニー
・オリコン最高位   3位
・売上げ枚数   4.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:2011年2月3日付
・タイアップ:日本赤十字社「はたちの献血」キャンペーンソング。

東日本大震災から「5年」が経ちましたね。
あの日、あなたはどこで何をしてましたか? ・・・・と各メディアは頻繁に問いかけてたりしていた1日でしたわ。
今日は、そんな区切りの日。5年という区切りと同時に、今日は奇しくも5年前と同じ曜日・・・「金曜日」なんですよね。
それが、余計、「区切り」を明確にしちゃったりするんですよね。

5年前の今日・・・・ワタシは当然、会社で大震災を経験しました。 兎に角、揺れが凄くてね。東京は震度5強だったんだけど兎に角揺れた。 うちの会社は古いビルの4Fにあるんだけど、床が抜けるかと思いましたもん。
ワタシのデスクの脇にある、タイムレコーダーののっかってる棚が大きく揺れて、その脇のコピー機が動き出してねぇ、ワタシ、必死になって押さえてたのを覚えてるワ。

でも、大変だったのは、その後でしたね。 当然ながら、すぐに電車は止まり、道路は大渋滞。
会社のすぐ前が、靖国通りなんだけど車が全く動かない。歩道は人であふれかえってる。

そんな状況で、すぐに仕事もストップになったんだけど、都内のヒトは、歩いて家へ向かったんだけど、通勤に片道2時間近くかけてるワタシは帰るにも帰ることが出来ず、会社に足止め。
幸いにも、近くのコンビニには、まだ食料はあったんでたくさん買い漁ったのを覚えてるな。

これを機会に会社にテレビを購入したんだけど、当時はテレビもなくて、ラジオとネットだけで、情報を集めてたよなぁ。

まあ、当分、電車も動きそうもないし、車も動きそうになかったんで、会社泊は必至な状況だったんだけど、日付が変わる前後に、地下鉄と一部の私鉄が動き出しましてね。
 それらの沿線のヒトは、さっさと帰っちゃったんだよな。 気がついてみれば、遠距離通勤者のワタシだけになってたりして。。。

時折起こる余震が気持ち悪いし、ラジオは安否情報しかやってないし・・・。そうそう、今日と同じように、まだ寒い日だったんだよね。幸い、暖房は一晩中入っていたんだけど、それでも寒さが染みてきてね、不安だったよなぁ。まんじりもしない一夜を過ごしましたね。

あの夜から、5年が経つんだ。。。。 本当は、しんみりと、あの日を思い出すのは、なんとなくイヤな気分なんだけど、今日ぐらいは想い出してみてもいいだろうかな・・・なんて、思わず書いてしまいましたわ。

で今回の1曲セレクトも、「あの日」にまつわる曲を引っ張って来たい・・と思ったんだよね。

で、セレクトしてきたのが、 ゆずの「Hey和」。

うーむ、一見、東日本大震災と直接関係なさそうにも感じるんだけど、個人的には、この曲を聴くとあの大震災を思い出すんだよな。

まだ、地震が起こる前から、この曲を聴くと、何かを感じたんだよな。

ほら地震雲とかよくいうじゃないですか。地震雲と呼ばれる雲を見て、不吉な予感を感じる・・・とか。あれと同じような感覚だったんだと思う。

この曲のバックの聖歌にも感じるようなゴスペル風のコーラス。これ、なんかイヤな予感を感じさせたんですよね。
死者を祀る・・・というと、この曲に失礼だし不謹慎かもしれないけど、そんな鎮魂歌(レクイエム)のような印象が、最初に聴いた時からあったんだよね。

そして、あの大震災。 やっぱり、あの時感じた「予感」はやっぱり本当だったんだ・・・なんて思いましたよ。

そして、本当にこの曲は鎮魂歌のように聴こえるようになったんだよな。 それは、今でも変わらない。

だからねぇ、この曲は、あんまり安易な気持ちで聴けないんですよね。 音源は持っているんだけど、どうしても、この曲の部分だけは飛ばしてしまいたくなるんですよね。

でも、今日はあれから5年という一つの区切りでもあるし、亡くなられた方への哀悼の気持ちも込めて、あらたな聴きたいと思います。




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