1976_11_パールカラーにゆれて_山口百恵
 


今回の1曲セレクトは「パールカラーにゆれて」山口百恵です。

まずはデータです。

・タイトル    パールカラーにゆれて
・アーティスト  山口百恵
・作詞      千家和也
・作曲      佐瀬寿一
・編曲      船山基紀
・リリース日   1976年9月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  47.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1976年10月4日〜12月6日付

うーむ、今日は他に「キニナル曲」も2本書いたからなぁ・・・、一体何文字書いてるんだろう? 
・・・っつうくらい、1日中パソコンの前に座っている・・・ような気がするなぁ。
さてと、もう一息ですぞ。

・・・ということで、今回の1曲セレクトはどうするべーな・・・と。。。 まあ、いつものことながら、昔のオリコンひっくり返したり、明星の歌本ひっくり返しながら、うんうん唸っていた訳なんだけど・・・。
76年のYoung Songをひっくり返してた時に目に入った曲が・・・。

「あ、これでいいや」・・・とひっぱってきた曲がこれ。。

山口百恵「パールカラーにゆれて」。

この曲は、中期の山口百恵さんの代表曲でもある、あの大ヒット曲「横須賀ストーリー」の次の曲だったりする。

なにせ、オリコンで7週連続1位っていう百恵さんの楽曲の中で、最長1位だった「横須賀ストーリー」を受けての曲。 そんな大ヒットの余熱もあって、この曲も全曲に引き続きオリコン1位を記録。

しかもですヨ、いま手元に残る当時のオリコンチャートをひも解く限りでは、「初登場」で1位になってるけど・・・。

あれ? そうだったかなぁ。。。。 なんか自信ない。。。

オリコンチャート史上、初の「初登場1位」っていうのは、76年1月の「およげ!たいやきくん」であることは、間違いないんだけど、それに次ぐ初登場1位楽曲っていうことか。。。

今でこそ、初登場1位なんて、毎週のように当たり前に起こっている現象な訳で、全く珍しくもなんともない現象だけど、41年前の76年当時は、とんでもない記録だった訳ですわ、初登場1位なんて。

当時は、チャートは、下位からジワリジワリとランクアップさせ、苦労した末にトップに立つっていうチャートアクションが常だったわけでさ。

それは、当時「スター」の地位にあった、百恵さんでさえそうだったんだよね。

それいえに、この初登場1位っていうのは「珍事」であったことは間違いないところなわけでさ。

もっと、当時のオリコンチャートの集計期間は、今とは異なっていたし、発売日もオリコンの集計期間に合わせて・・・なんてことは皆無だったから、リリース後、1日集計で下位にチャートイン、次の週にジャンプアップっていうこともままあった。

ま、その影響で一番有名なチャートアクションは、ピンク・レディーの「カメレオン・アーミー」の88位初登場⇒1位ってジャンプアップ1位獲得記録だったりするんだけどさ。

裏を返せば、この曲は、オリコンの集計期間にピッタリ嵌まったリリース日だったって事なんだろうな。

まあ、そう言うチャートアクションがなされたのも、前曲「横須賀ストーリー」の大ヒットの余熱が冷めやらぬころのリリースだったってことは、多分にあるんだけどさ。

でも、そんなノリにのっっている頃の曲としては、ちょっと売り上げがタンパクじゃないかなぁ・・・っていうところはあった。

たださ、残念ながら、この曲、実際の曲ってどんな曲なのか・・・ってずっと知らなかったんだよね、ワタシ。

76年でしょ、ワタシ、当時、まだ小学1年生で、ヒット曲聴いて無かったからなぁ・・・。

実際に聴いたのは、大人になってからでしたねぇ、たしか。 そそそ、いつかも書いたけど、92年にオリコン歴代ベスト500をカウント形式で放送していた、ニッポン放送の番組で聴いたのが最初だったかもしれない。

でねぇ、その時感じたのが、「あ、やっぱりな」って感じだったんだよね。 つまりさ、「あ、やっぱり売れそうにないや」っていう印象だったわけよ。

なんか、ちょこっと、「中華風」の、いわいる4、7抜き音階のような曲調でさ。 やすっぽいブラスとストリングスが前面に出て来ているような。。。「ザ・70年代歌謡ポップス」っていう・・・。

実はさ、当時、歌謡ポップスを全く聴いてなかった訳じゃないんだよね、ワタシ。耳にはしていた。

毛けど、それよりも「ポールモーリア」の方が好きでねぇ。 歌謡曲ってなんか安っぽく感じてたんだよな、その安っぽさっていうのが、チープなプラスとストリングスのサウンドっていうのかなぁ・・・。 ま、ともかくポールモーリアよりもグレードが下に思えたんだよね。 その辺が今一つのめりこめなかった要因かもしれない。

ま、それがいつの間にやら、のめりこみ―の、仕事にしているんだから、ワタシもかなり現金な性格なんだけどさぁ。。。

いずれにしろ、この曲は、言ってみれば「つなぎ」的な曲なんだよね。 そんな曲がオリコン1位を5週間も獲得し、47万枚も売ったっていうんだから、やっぱ、当時の百恵ちゃん人気は「ホンモノ」だったって事ですよね。

ただ47万枚も・・・ってかいたけど、チャートアクション的には、当時のチャートチャートアクションからみるとかなり淡白な動きだったんだよね。
1位からランクダウンしてからは、あっという間にランクを転げ落ちていたりする。

これはさ、この年の11月下旬に、次の「赤い衝撃」をリリースしたからに他ないんだけどさ。。 そそそ、76年リリースの曲としては「横須賀ストーリー」に次ぐヒットとなった、例の「赤いシリーズ」の主題歌ですわ。
そっちに注目が行っちゃったんだよね。 

あ、「赤い衝撃」もまだ書いてなかったんだよな。 この曲については、後日改めて書こうと思いまする。 

たださ「赤い衝撃」は、この「パールカラー〜」よりも未だに幅広く人気があるし、売り上げも上だったりするんだけど、オリコンで1位獲得には至っていない。

うーん、この辺が当時のヒットチャートの難しいところなんだよねぇ。 累積の売り上げだけでは、瞬間的ともいえる週間のランキングは必ずしも測れないってところがさ。

ま、だからこそランキングそのものに重みがあった訳だし、面白さがあったんだけどさ。



ちなみに、作曲の佐瀬寿一氏は、あの「およげ!たいやきくん」の作曲者としても有名。 佐瀬氏にとってこの年はホントに「当たり年」だったわけですわね。


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