1992_05_何も言えなくて・・・夏_J-WALK


今回の1曲セレクトは、「何も言えなくて・・・夏」J-WALKです。

まずはデータです。

・タイトル     何も言えなくて・・・夏
・アーティスト  J-WALK
・作詞      知久光康
・作曲      中村耕一
・編曲      J-WALK
・リリース日   1991年7月21日
・発売元    メルダック
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数 98.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1993年2月1日〜2月8日付

最近は「ヒットチャート」も完全に崩壊していると言われている。毎週チャートを見ている方なら一目瞭然だけど、今はチャートの上位にランクされるのは、初登場の週のみで、「あっ」と言う間もなく、ランクを転げ落ちていく曲が大多数を占めている訳だからさ。
 だけども、昨年のヒットチャートを見ても分かるように、ここ2、3年、そんな「右肩下がり」の直線チャートではなく、逆にロングヒット傾向の曲も増えて来ていることも事実。

例えば、星野源の「恋」とかさ、この曲のチャートアクションは「異常」・・・・うんにゃ過去にもほとんど例が無いような「異例」とも思えるほどのロングヒットだもんな。 去年だったら、その他、RADWIMPS」前前前世」とか、宇多田ヒカルの「花束を君に」なんかも、そんなロングヒットに数えられましたね。

まあ、最近はCDセールスと併せて、配信セールスというのも一般的になってきたし、それがロングヒットの要因にもなって来ましたからね。 ただ、配信セールスの傾向として、ロングセールスになった曲は、これまでのレコード、CDセールスに比べても極端なロングセールスになる傾向が強く、それいえに、星野源の「恋」のような、いままでのロングヒットでは例が無いようなチャート上位居座り型のロングヒットになっているんだよね。

これも、CDのような「モノ」とは違い、「商品在庫」の有無がかからない配信ならではの傾向と言える訳なんだけどさ。

でも、振り返ってみれば、極端なロングヒット傾向の時代って、昔もあったんだよな。

今回の1曲セレクトは、そんな超ロングヒットとなった、この曲をひとつ。

J-WALK 「何も言えなくて・・・夏」

まあ、この曲と言えば、ワタシら世代の方で知らない方は、ほとんど居ないであろう・・・ってくらいの曲ですわな。
90年代前半、カラオケっていえば、この曲・・・ってくらい定番中の定番曲だったもんなぁ。

かく言うワタシも、この曲は今まで何回カラオケで歌ったことか・・・。

ただ、この曲、最初はカラオケで火がついた訳じゃないんだよね。 元々は91年7月のリリース。 で、最初に火がついたのは「有線」なんだよね。

今までも「有線発」のヒット曲って、この1曲セレクトでも大分書いてきたけど、この曲もその中の1曲。 いや、そんな「有線発」のヒット曲の中でも、特にロングヒットになった1曲と言ってていんじゃないかなぁ。

「有線」と言うと、どうも「演歌」って言うイメージが、昔も今もあるんだけども90年代の特徴としては、演歌ではなく、J-POPのヒットが多かった事だよね。 
で、いずれもロングヒットの傾向が強いのが、有線発のヒットの特徴なのよ。

いわいる「口コミ」で広がっていくヒットだよね。 まあ、有線っていう特性からして能動的に音楽を聴くというよりは、BGMとして受動的に聴く・・・というか、音楽が聴こえるって言う部分が強い訳でさ。

そんなBGMとして、たまたま「聴こえた」曲が、どこか引っかかって・・・ってところが強い訳でさ。 そういて少しずつ曲が広がって行くっていうのが特徴なわけでさ、だから、当たるとロングヒットになるところが大きいんだよな。

まあ、本来の意味でのヒットに近いんですよ、有線発のヒットっていうのは。


 この「何言えなくて・・・夏」って曲は、上で書いたようにCDリリースは91年夏で、たしか91年の終わりごろには有線の上位に来ていたと思う。

ワタシも自主チャートを作っているからさ、そのころからこの曲は気になっていたんだよな。
ただ、曲は聴いたこと無かった。ラジオでかかる訳でも無かったからさ、最初の頃は。 あくまで「有線」で人気があったってだけでね。

それでもジワリジワリと有線チャートを上げて行き、それとともにCDが売れだしたのは、明けて92年に入ってからだったんだよな。

個人的に初めてこの曲を聴いたのは、確か92年の4月頃だったと思う。 
率直に「いい曲じゃん」なんて思ったなぁ。 なんで、こんな「いい」曲が埋もれたのか・・・。いや、有線のおかげでアンダーグラウンドな存在からオーバーグラウンドに出てこれて感謝・・・と言うべきか。。。

ただ、それでもベストテン入りはしてなかったけどね。 そそそチャートの20位近辺を上がったり下がったりしてたんだよ。92年中ずっとそんな感じだったんだよな。

ま、それいえに、どの時点から「ヒット」としたものか・・・っていうのも難しいんだけどさ、とりあえず、個人的に、この曲と言うと、92年の今頃って言う印象が強いんだよね。 この曲と、GAOの「サヨナラ」がセットになっているような感じでさ   なので、このタイミングでこの曲を持ってきたんだけどさ。

ベストテン入りしたのは、さらに明けて93年に入ってから。 そそそ92年の紅白にこの曲で出演した効果があらわれて、93年の1月だったもの、初めてオリコンでベストテン入りしたのは。 リリースから1年半もかかった訳だ。
それでも、最高位は、オリコンで7位。 ワタシのチャートでも最高9位・・・と、上位まで進出した訳ではない。

でも、それまでロングヒットしてきた実績の蓄積があったからねえ、ベスト3にはいらなくても、ましてや1位にならなくても、みんなが知っているような曲になったわけよ。

突発的に売れる曲もいい。 でも、こういうジワリジワリ売れる曲っていうのもヒット曲の魅力の一つだしさ、そう言う曲のチャートアクションっていうのも、ヒットチャートも醍醐味の一つなんだよな。




こういう「骨太」なボーカルの曲って最近少なくなってきたからなぁ。 
草食系のボーカルにも飽き飽きしてきた訳でね、こういう「肉食系」・・というか、骨太なボーカルの曲も聴きたくなる訳よ。
骨太なボーカルだけど、メロディアスなんだよな。 曲がすっと入ってくる。 これも有線発のヒットの特徴なんだよな。 一言で言えば「キャッチー」な曲が多いって事。


ちなみに、この曲に対して、「冬」バージョンなのが「何も言えなくて」。。。 うむ「・・・夏」がタイトルなんだけど、メロディは全く同じ。 歌詞もほとんど同じ・・・。
ちがうのは、 歌詞の最後に「メリークリスマス」って入って事だけなんだよな。 一応クリスマスソングになっているのよね。
 

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