1981_12_夕暮れ物語_伊藤つかさ


今回の1曲セレクトは、「夕暮れ物語」伊藤つかさです。

まずはデータです。

・タイトル     夕暮れ物語
・アーティスト   伊藤つかさ
・作詞       安井かずみ
・作曲       加藤和彦
・編曲       清水信之
・リリース日    1981年12月1日
・発売元      ジャパン
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数 20.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位


すっかり日が短くなりましたよね。3時半過ぎるとすっかり夕方って感じだし、4時過ぎるともう暗くなってくるもんね。あー、秋も深まって来ましたねぇ・・・って感じ。。。うんにゃ、すでに「冬」到来ですわな。
これから今月下旬の冬至に向けて、さらに日が短くなってきますな。

・・・ということで、今回は、そんな夕暮れ的な1曲をひとつ。。

伊藤つかさ「夕暮れ物語」

うーむ、この曲覚えてますかねぇ。
前曲がレコードデヒュー曲となった「少女人形」。そそそ「ベストテン」にもランクインしてたし、例の15才以下は、8時以降の生放送は出演できない・・・ということで毎回VTR出演・・ということもあり、逆にめっちゃ注目されましたよね。

そんな「少女人形」に続く、第2弾シングルがこの曲だったんだけどね。

でも、「少女人形」は良く覚えてるって方でも、もしかしたら、この曲は「覚えてないなぁ」って方も多いかもしれないな。
かく言う、ワタシもその一人だったり。。。

んじゃ、なんで書いてんの? ・・・って感じなんだけども、ま、今は音源も持ってるんでねこの曲。

でも、当時を振り返ると、印象に残ってないんだよな、この曲。
当時は「情報源」としては、「ベストテン」が唯一だったからなぁ。この曲、↑で書いたように、オリコンでは最高位9位と、ベストテン入りしてたんだけど、ベストテンでは最高15位とベストテン入り出来なかったからなぁ。
当然、ワタシ聴いてなかったんだよね。

まあ、月刊「明星」の歌本で、この曲の存在はもちろん知ってはいたんだけどもね。

それでも、売り上げは20万枚も行ってたんだよね。いや、それだけ売れてた・・・って言うところにもちょっとびっくりだったりするんだけどさ。うん、感触からしてそんなに売れてたって印象なかったもの。
 
だからね、売り上げだけ見れば、決して「一発屋」ではないんだよな。今となっては、このヒトと言えば「少女人形」って言う印象が強くて「一発屋」って言うイメージもあるんだけどさ。


でねぇ、個人的に実際にちゃんとこの曲聴いたのは、もうね、ずーっと後。
実は最近なんだよな  すっかり大人になってからですわ

暗い曲だなぁ・・・っていうのがどうしても先に立っちゃうのが、一番の印象だよね、やっぱり。
まあ、タイトル通りで捉えれば、「夕暮れ」ですからねぇ、そう言うイメージになっちゃうんだと思うんだけども。。。

作詞、安井かずみ、作曲 加藤和彦 元夫妻の作品。

・・・っていうのも、実は最近知ったんだよね。いや、そんなイメージが全然なかったからさ。この頃の両夫妻の作品と言ったら、どうしても岩崎良美の「愛してモナムール」の印象が強いからなぁ。

なんて言うのかなぁ、独特のアクの強さ・・があったじゃない、安井−加藤夫妻の曲って。この曲は、そういう独特の匂いがなかったからさあ、今まで全然気がつかなかった。

それにしても暗いんだよなぁ、この曲。 アイドルの曲としては珍しい位。
どことなく、斉藤由貴さんの「情熱」にも似た暗さを感じたりしてね。。あ、イントロ出足の4分音符のピアノが「情熱」に似てるんだよな。それと、その後の印象と。

ちなみに、この曲は「夕暮れ物語」だけど、堀ちえみさんの83年秋のヒットは「夕暮れ気分」。

タイトル似てるんだよな。。。 時々、どっちがどっちだか分かんなくなっちゃったりして

曲調は対照的なんだけどさ。

堀ちえみさんの「夕暮れ気分」は、夕暮れ時といっても、まだ、日がある頃の夕暮れだよね。

♪ 小石がオレンジに染まるほど暮れてゆく〜♪ ってあめことから、まだ日が沈み切っていない頃、焼けた夕日の光がさしてる時間じゃん、イメージとしては。 その分、曲調に温かみを感じたりしてさ。

それに対してこの曲は、夕暮れは夕暮れでも、陽がすっかり落ちて暗くなった時分なんだよね。

♪ 夕暮れこみち坂道 帰りましょう〜 ♪ って言う歌詞から、浮かんでくる風景からしてさ。

そうだな、夕暮れは夕暮れでも、N.S.Pの「夕暮れ時はさみしそう」に近いんだろうね、情景的にはさ。
で、もって、リリース時期が12月って言う事もあって寒さも感じたりして。そそそ、今頃の4時半とか5時ごろのすっかり暗くなった情景。そこに北風が吹いてたりして。傘がついた裸電球の街灯がポツンとついてたりして。
うむ、昭和の風景ですわ、この曲から浮かんでくる風景は。

たださ、出足のAメロは、そんな夕暮れの寒い情景が浮かんでくるんだけども、サビになると、ガラッと曲調が変わるじゃん。いきなりメジャー系な流れになっちゃりして。
 まあ、昨日のアグネス・チャンの「小さな恋の物語」のメロディ展開も、同じようにサビでいきなりメジャー展開になる曲調だったけど、、こういう展開の変化することによってドラマティックに見せていたんだろうな。けっこうこういう展開の曲が多かった気がするな、当時は。

それと、↑で書いたように、この曲ちゃんと聴いたのは最近なんだけど、それもあってか、サウンド的に「81年」って言う言うイメージは薄く感じたなぁ。
例えば、サビの部分のコーラスの入り方とかさ、80年代中盤にもこんな感じの曲があったよな・・・って思えたし。
そう言うところ、ある意味では80年代アイドル曲のフォーマットになっている部分があるかもしれない。


動画・・・うーむ、やっぱ印象薄い・・・って事もあってか、この曲適当な動画がないな。
とりあえず、ニコ動にはあったんで、一応リンク。見れる方はどうぞ




http://www.nicovideo.jp/watch/sm14868532



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