1976_10_冷たい雨_ハイ・ファイ・セット


今回の1曲セレクトは、「冷たい雨」ハイ・ファイ・セットです。

まずはデータです。

・タイトル    冷たい雨
・アーティスト  ハイ・ファイ・セット
・作詞      荒井由実
・作曲      荒井由実
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1976年4月20日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位 30位
・売上げ枚数  15.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 34位

土曜日も別途書いたんだけども、週末、ワタクシの不注意で、自サイトを置いてあるレンタルサーバーの契約が切れて、アクセス出来ないって事になっちゃったんだけどさ。
 まあ、すぐにサーバー屋に電話して、対応してもらったんで、アクセス不可も半日強で解消したんだけどもね。
ただ、すぐに対応するには、素早い代金振り込みと、振り込み完了の証明が必要・・ということでさ、通常平日なら振り込んだらすぐに振り込み確認が出来るものの、なにせ土曜日だったんでね、銀行ATMで振り込んで、振り込みの領収をファックスで送ってくれ・・・ということで。。。

雨の中街中を駆けずり回ってしまいましたわ。 土曜日は先週の暑さが嘘のように涼しくてさあ、まるでハイ・ファイ・セットの「冷たい雨」のごとく・・・。

そそそ、 ♪ 冷たい雨に打たれて 街をさまよったの〜 ♪  

・・・ってあれですわ。

そんな光景から、やっぱ、今回の1曲セレクトは、これしかないよな・・・

・・・っつうことで、 ハイ・ファイ・セット「冷たい雨」 

なんか、安直な考え・・と言う感じがしないでもないが。。。。

うん、丁度と言うかタイミングよく・・というか、今頃がこの曲のヒットのピークだったんだよね。
リリースは1976年(昭和51年)だから、今から丁度40年前ですわ。

当時、ワタシは7才。もちろん、まだヒット曲の世界には入ってきていない訳で、この曲をしったのも、実際に聴いたのも、かなり後になってからですけどね。

それでも不思議なもので、後年、初めて聴いた時も1976年の「匂い」が感じられたんだよなぁ。いつも書いてるように、そこが音楽の不思議なところでさ、音と時代性って、意外と一致するんだよね。
 まあ、1976年の匂いってどんな匂い・・・って言われると困っちゃうんだけどね。1976年のカラーっていうのかなぁ、個人的には、この年のイメージは、透明なんだよな。白っぽいっていうのかなぁ、はっきりとした鮮明な色ではなく、少し靄っているような・・・っていうイメージなんですよね。

そんなイメージと、この曲のイメージがシンクロするんだよなぁ。 そんな所から、後年、この曲を聴いた時、1976年っていうイメージがすぐ浮かんだんだと思う。

以前、大ヒット曲である「フィーリング」を書いた時に、元々、「赤い鳥」から分裂して、再編成した3人が「ハイ・ファイ・セット」・・・なんて書いたかもしれないけど、もともとはフォークグループの「赤い鳥」だったんだよね。
 そこから分裂して、ハイ・ファイ・セットは、フォークからポップス系のコーラスグループに変貌した・・と。

まあ、普通のポップス系コーラスグループなら、それまでも多くいただろうし、それほど注目されなかったんだろうけど、このヒト達の場合は、ハイソサエティーな匂いがしましたからねぇ。 そんな匂いが、丁度盛り上がってきた、ニューミュージックっていう新たなジャンルの音楽とマッチしたんだよね。

その最初が、この「冷たい雨」だった・・と。

まあ、この曲がデビュー曲という訳ではなく、これ以前にもユーミンの「卒業写真」をカバーしたりとユーミンに近いところで活動を始めて来ていたんだけども、初めてヒットチャート的なヒットになったのが、この「冷たい雨」だった訳なんだよね。

・・・と言っても、この曲もオリジナルではなく「カバー曲」なんだけども。。。

そそ、もともとオリジナルは、ばんばひろふみ氏が居た「バンバン」のあの大ヒット曲「いちご白書をもう一度」のB面だったんだよね。

うーむ、なんかイメージわかないけどな。。。。

ま、いずれにしても「いちご白書をもう一度」も、ユーミンの作詞作曲だったわけだしね。そのユーミン自身も、「冷たい雨」はセルフカバーしてるし、結局は、この曲もまだユーミン周辺の活動の一環から抜けていなかった訳なんだよね。

でもこの曲のヒットをきっかけに、独り立ち・・・って感じでしたねぇ、ハイ・ファイ・セットも。
この曲の次が、あの「フィーリング」。そそそモーリスアルバートのカバー。 そして、その曲を含むアルバム「ラブ・コレクション」が、オリコンアルバムチャートで1977年の年間1位・・・・と、人気もピークでしたよね。

いや、アルバムが1977年の年間1位だった・・・ってことは、意外と知られていないかもしれないけど。。。
1977年のヒット曲相・・というと、どうしても沢田研二、ピンク・レディー、山口百恵・・・って感じで、シングル重視になっちゃうかもしれないけどさ、実際的には、このヒトたちもそんな77年の顔だった事は知られていないかもしれないな。




ハイ・ファイ・セットの「冷たい雨」っていうと、今や、やっぱり、この動画になっちゃうんだろうな。
そそそ、当時、フジテレビで不定期に放送されていた「ニューミュージック・スペシャル」。
ここまでも何度も書いてきたけど、後年「19×× 僕たちのなつかしのメロディー」で使われてたVTRですね。
実際の所、ワタシもこの番組から、この曲を意識して頻繁に聴く様になったんだけどね。

中央が、紅一点、メインボーカルの山本潤子さん。右隣が旦那の故、山本俊彦氏 左隣が 大川茂氏。

この時のバックバンドも豪華で、キーボードが松任谷正隆氏、ギターが松原正樹氏。
まあ、この曲のアレンジャーが、松任谷氏なんで、キーボードが松任谷氏と言うのは分かるんだけども、ギターの松原氏は、この曲のリードギターが評価されて、超一流のスタジオミュージシャンへのステップを踏んだんですよね。
この曲が無かったら、後年の「カナダからの手紙」、松山千春「長い夜」、中森明菜「北ウィング」、まっち「愚か者」・・・などなど数々のヒット曲のギターワークも聴けなかっ訳ですね。
 そんな松原氏も、既に鬼籍に入られしまった訳で・・・。40年って言う月日は長いんだなぁ。


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