今回の1曲セレクトは、「キミに決定!」田原俊彦です。
まずはデータです。
・タイトル キミに決定!
・アーティスト 田原俊彦
・作詞 宮下智
・作曲 宮下智
・編曲 船山基紀
・リリース日 1981年7月1日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 33.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1981年7月13日〜8月24日付
夏休みが始まりましたね〜。「大人」なワタシからすれば羨ましいの局地ですな。
まあ、夏休みだからと言って特にやることも無いワタシは、1週間も休んだら、飽きちゃうかもしれないけど。。。
・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、「夏休み」と言って思い浮かぶ曲を引っ張って来ましょうか。
えー、トシちゃんの「キミに決定!」
この曲はねぇ、1981年の今頃のヒットですが、当時ワタシは小学6年。 そうですぇ、この曲を聴くと小学6年生の夏休みを真っ先にフラッシュバックして来ますねぇ。
フラッシュバックというか、あの年の夏休みの匂いがね、どこからともなく匂ってきたりして。
そういえば、毎週のように市民プールに行ってたよなぁ・・・とか、海に行ってたよなぁ・・・とか、魚採りしてたよなぁ・・とか、毎日「ガンダム」見てたよなぁ・・・とか(当時、ワタシが住んでた福島の福島テレビで「夏休みアニメ祭り」ってことで、毎日ガンダムを放送してたんだよね)
兎に角自由な夏休みだったのを覚えてるワ。
小学6年というと、もしかすると中学受験を思い浮かべる方も居るかもしれないけど、なんせ田舎だったんでね、そういう「シガラミ」は一切無縁だったからなぁ。
そんな頃、頭の中でヘビーローテーションだったのが、この曲だったな。 うん、この曲と、まっち先生の「ブルージンズメモリー」
当時、たのきんがねぇ、好きだったんだよねぇ、ワタシ。
そう言えば、この夏休みに映画「ブルージンズメモリー」も見に行ったんだわ・・・。
あ、話がそれる。。。
とは言え、「ブルージンズメモリー」は、当時シングル盤かったんだけど、この曲は買わなかったんだよな。
まあ、当時のお小遣いでは、シングル盤700円ってのはでかかったんだよなぁ。たしか月に1000円位しか貰ってなかっから ・・・・手の事はある。
けど、その前に、この曲のシングル盤買うの、なんか気恥ずかしかったんだよな。
なんでかって言えば、やっぱり、この曲の曲調だよね。どうもねぇ、能天気感が満載だし、コドモっぽかったからなぁ・・・。
・・・なんて、当時充分に「コドモ」だったワタシが言うのも変だけど、でも、コドモかったワタシからしてみても、コドモっぽく感じたんだよね。
それに比べ、まっち先生の「ブルージンズメモリー」は「硬派」な感じがしたからさあ。
だから、この2枚のシングル盤では、まっち先生を選んだ・・・ような気がするなぁ。
でもね、必ずしもキライな和訳ではなかったんだけどね。
まあ、そんな能天気なコドモっぽさを感じたのは、ワタシだけではない訳で、当時のオリコンとか、月刊明星の読者投稿欄を見ると、「これでいいのか田原俊彦」論争が起こってたりね
確かにデビュー曲の「哀愁でいと」は、硬派路線的な方向だったけど、2曲目の「ハッとして!GOOD」からこの方、ずっとこの曲のような「軟派」路線だったからねぇ。
当初、「硬派」なトシちゃんが好きだった方から見れば、この路線は納得できなかったんだろうなぁ。
週刊誌でもこぞって、「硬派」⇒まっち VS 「軟派」⇒トシちゃん なんて構図を出してたしさあ。
そこへ持ってきて、一種「究極」なナンパ路線とも感じるこの曲が来た訳でさあ。
そんなトシちゃんの曲の傾向を表してか、デビュー曲の「哀愁でいと」では70万枚もあった売り上げが、第2弾の「ハッとして!GOOD」から下がり続け、この曲ではついに30万枚強、1年間で半分以下になっちゃったんだよね。
まあ、当時の「ベストテン」とか見てる分には、なかなかその辺の実売売り上げの変化ってのは、見えてこなかったんだけどさ。うん、ベストテンでは相変わらず、高得点をゲットし上位に君臨してたからねぇ。
まあ、なかなか1位を取れないようにはなってたけど。。。。
それを見てとってか、次の「悲しみ2ヤング」では、一転して、マイナー系哀愁路線を持ってきた訳なんだけども、結局はこの判断が良かったんだろうね。売り上げも戻しましたからねぇ。
というか、この「キミに決定!」が、ここまで評判悪い・・・ってのは予想外だったのか、「悲しみ2ヤング」は、「キミに決定!」から2カ月しかインターバルがなく「臨発」扱いでのリリースだったんだけどさ。
ま、「評判悪く・・・」ってのは、後付けの穿った見方なんだろうけどね。 なんせ、この年は、この後、映画「グッドラックLOVE」の主演が決まっており、その主題歌の「グッドラックLOVE」が10月に決まってたからなぁ。
・・・いや、まてよ、と言う事は、「悲しみ2ヤング」から「グッドラックLOVE」のインターバルは1カ月しかなく、「キミに決定」からからみれば、3か月後ということで、通常のリリースローテーションに当たるんだよな。
・・・・と言う事は、やっぱり「悲しみ2ヤング」の臨発は、この「キミに決定」の不人気から出たのかなぁ・・・
・・・・などなど、いろいろと考えを起こさせてくれるような、底抜けに能天気な「キミに決定!」でしたわね。
えー、ベストテンからの映像だけど、何回もダビングしているらしく音が悪いのは、ちょっとメンゴ。
ところで、この間仕事で、PEREZ PRADOの著作権調査してたら、「あれ?」って思ったんだよな。曲はわすれちゃったけど、この「キミに決定!」の間奏、そのまんまの曲が出てきたんだよね。
あ、そうそう「EL MANICERO」って曲。
なるほどぉ、この曲を下敷きにしたのか、この曲は。。。なんてぇ思ったんだよな。 この曲は「マンボ」なんだ底辺は。 ぱっと聴き分かんなかったけどさ。
能天気なのが、良く分かったわ・・・。
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