今回の1曲セレクトは「Fade Out」小泉今日子です。
まずはデータです。
・タイトル Fade Out
・アーティスト 小泉今日子
・作詞 近田春夫
・作曲 近田春夫
・編曲 近田春夫
・リリース日 1989年5月10日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 10.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1989年5月29日〜6月19日付
少し間が空いてしまったけど、久しぶりの1曲セレクトですわ。
少し間が空いたんで、「書こう」と思っている曲も少し溜まってきているんだけども、どうもね、1日でも書いてないと、「書こう」と思い立つまで腰が重くなるんだよねぇ。。。
今日は日曜とあって、早い時間から「あー、書かなきゃなぁ」なんてPCを立ち上げたんだけど、踏ん切りつくまでいままで「ウダウダウダ」と過ごしてしまって、結局、いつものように「夜〜」となってしまいましたわ。。
・・・ということで、今回の1曲セレクトはこの曲を持って来ました。
小泉今日子「Fade Out」
久っさびさの「キョンキョン」だわねぇ・・・。ってところなんだけど、果たして、この曲覚えてる方、どのくらいいますでしょうねぇ。
まあ、今となっては大半の方は、「そんな曲あったっけ?」って感じでしょうけど、れっきとしたシングル曲なんですねぇ。時期としては、件の月9ドラマだった「愛し合ってるかい」の主題歌だった「学園天国」の前、89年の今頃の曲なんですねぇ。
・・・・と書いてもも、なかなか思い出せない方も多いかなぁ。
まあね、この曲、はっきり言って当時のキョンキョンのなかでも「売れなかった」曲だったからなぁ。
オリコンランク的には、2位まで行ったものの、売り上げは10万枚そこそこでしたからねぇ。
曲的に言っても、まあ、そうだろうねぇ・・・って感じの曲なんだよね。
駄作と言う訳ではなく、シングルっぽい曲じゃなかったからなぁ。 なにせ「ハウス」ですからね、ノリが。
当時のヒット曲・・・いやアイドルの「シングル」としてはまずなかったようなジャンルの曲調だった訳だよね。
いや、あれから27年経った今でも、この手のハウス系のシングルなんて、アイドルではないよな。
そう言う意味では斬新な曲・・・ではあるんだけども、時代的に言ってもハイパー過ぎたわな。
当時の最先端な音楽を聴いていたヒトならすんなり入って行けたかもしれないけど、キョンキョンの「フツウ」のリスナーの中で、ハウスも聴いてた人なんて時のいたんだ? って感じだったじゃん。
それを考えれば、この程度の売り上げっていうのは、最初から想定されていたことですよね。
でもさあ、それだけ、キョンキョンっていうのは、「型」に嵌まらず、かなり幅広い曲を当時はやってたってことだよなぁ。 なにせ、この曲の前が「快盗ルビィ」で大滝サウンドだったわけで、そこからハウスに飛ぶなんて、全然予想つかないもの。 そんな最先端音楽やったと思ったら、次は70年代アイドルカバーだもんなぁ。
まあ口悪く言えば節操無いリリースだったわけだけども、同じ所に留まらなず保守的さが嫌いなキョンキョンらしいリリースでもあった訳ですわな。
この曲のプロデュースは近田春夫氏。近田氏というと、どうしても歌謡曲「評」の・・・って言う冠が、まずもって頭に浮かんじゃうんだけども、最先端な音楽に目敏いヒトでもあったんだよね。
今でこそ、ハウス系もトランス系も、それほど「レア」な音楽じゃなくなったけど、当時は、それこそ六本木界隈のそれこそ、超最先端な音楽をやってたヒトくらいしか聴いてなかったと思うし、しらなかったよな、この手の音楽は。そんな当時の最先端に音楽をヒット曲に・・・っていうことで、一石投じた曲がこの曲だった訳ですわな。
ただ、近田氏の曲って、あんまりにも時代の先端を行き過ぎていたキライが強くて、どうしても「売れる」所までは行かなかったんだよなぁ。もうちょっと一歩時代に歩み寄って、ダサさが見えれば、もう少し売れたのかもしれないけどね。
正直言って、個人的にも、当時、この曲は理解出来なかったんだけどね。キャッチーじゃないし、無機質だし・・・。なにこれ? って感じだったしな。
だから、消化するまでかなり時間かかりましたよ。 っつか、90年代内では消化できなかったんだよな。
うん、00年代に入って、仕事でトランス系を耳にするようになってからですね、この手の音楽が分かってきた・・・というか抵抗性が無くなったのは。
いまは、やっと、なるほどな・・・なんて一応納得するようにはなりましたけどね。
でも、一般的にはこの先も成りにくいだろうなぁ、この手の曲は。
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