今回の1曲セレクトは、「不思議TOKYOシンデレラ」セイントフォーです。
まずはデータです。
・タイトル 不思議TOKYOシンデレラ
・アーティスト セイントフォー
・作詞 森雪之丞
・作曲 加瀬邦彦
・編曲 船山基紀
・リリース日 1984年11月5日
・発売元 リバスター
・オリコン最高位 35位
・売上げ枚数 5.3万枚
・タイアップ:映画「ザ・オーディション」主題歌
基本的にアイドルの形って、80年代中盤以降って、基本的には、まったく変わってないんだよね。
まあ、ここでも今まで散々書いてきたけど、そのいずれも、一般性は
ほぼ失われて、いまや「オタク」化しちゃったけどさ。
ただ、あの当時と、ちょっと違うのは、すでに「廃れて」しまったアイドルの形ってのもあるわけよ。
それが、今回、引っ張って来た、セイントフォーなんじゃないですかねぇ。
唄って踊れる、究極の女の子アイドルグループっていうシチュエーション。
うーん、大げさに言えば、アイドルサイボーグのような
ま、たしかに、ピンクレディーの進化系とも言えるだろうけどさ、さすがにピンクレディーは、バック宙まではしなかったぞよ。
いや、当時としては、かなりハイパーの事をやってたよな、今、動画とか見るとさ。スピード感あるし。
でも、当時は、なぜか、あんまり好きになれなかったのですよ。このヒトたち。
うーん、ちょっと、ハイパーーすぎて現実離れしたところがあるように感じてさあ。
かと思うと、なんか、スターボーっぽくも感じて、そこはアナクロっぽかったともいえるしさあ。
いまひとつ、シチュエーションが弱いというか、統一感がないというか・・・。
ところで、このヒトの後には、このテの、本格的に唄って踊れる「女の子」アイドルって出てこなかったのはなんででしょうねぇ。
まぁ、いろいろと憶測はあるんだけどね。たとえば、バック宙は、ジャニーズの専売特許で、ジャニーズから待ったがかかったとか。
ま、そもそも、このヒトたちが、いろいろなトラブルに巻き込まれて、フェイドアウトしちゃった・・・っていう、ゲーノー界特有のところが大きかったんでしょう。
だいだい、これ以上、女の子アイドルに何やらせて、歌って踊れって言うの・・・っていう世界になっちゃうしなぁ。
この辺が限界っていうのもあったんだろうしな。 まあ、商売にならないっていう意味も込めて。
この後、アイドルは、どんどん「シロウト化」して行ったってのは、既に誰でも知ってる事実で・・・。
ただ、今改めて見ると、「アイドルサイボーク」っていうところから見ると、最近、この手のアイドルが増えてるような気もするしな。そう言う点では、意外と、今のアイドルに通じるフォーマットの原点がここから始まってる・・・とも言えなくもないんだよね。
・・・といっても、さすがに、最近はバック転までさせるアイドルは、見かけないけどさ
それにしても、なぜか、いま、この曲が、なぜか良いのよ。このスピード感ですかねぇ。
ちなみに、一番左の板谷祐三子さんは、「ネガネっ子」アイドルの元祖 だよねぇ。
いや、今だから、「めがねっこ」って人気あるけど、当時は、なんか、ヘンだったもんな。。。
そういう、セイントフォーの4人もすでに、全員ワタシと同じアラフィフ世代。 仮に再結成・・・なんてなっても、もう、ずぇったいに、動画のように唄って踊れないないわな バック転なんかしたら死んじゃうんじゃうんじゃない?
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