1_西野カナ











・タイトル    NO.1
・アーティスト  西野カナ
・作詞      Kana Nishino
・作曲      KENTZ 、Lisa Desmond 、Maria Marcus
・リリース日   2015年11月18日
・発売元     SME Records
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「掟上今日子の備忘録」主題歌

※パッケージは、アルバム「Kana Nishino Seacret Collection -Green-」より

 昨年の「Darling」以来、ずっと追い続けてる西野カナの新曲だけど、なるほど、やっぱり曲調を変えてきましたねぇ。
 少し前に「トリセツ」を書いた時に、同じような曲調は「3曲」までが業界的な慣例って書いたんだけど、どうやら、その慣例にきちんと従ってきた・・・って感じなのかなぁ。政治的な言い方をすると。

 でもさ、さすがにあの70年代的なお嬢様系な曲想は、流石に1年も続けば、もういいよって感じは拭えないしなぁ、この曲調変更は、必然的だろうね。

それにしても、前曲までとは、ガラリと変わって、かなりポップな曲調を持ってきましたね。しかも、癖のない、ストレートなポップアップチューン。 ま、これまでの西野カナの曲としては、珍しい部類の曲調だと思うわ。
 このヒトの曲って、以前も書いたけど、アップチューンな曲でもどこか、必ず「仕掛け」のようなクセがあったんですよ。ここまでシンプルで100%クセのないアップチューンは珍しいんじゃないのかなぁ。
 
 そう言う事もあって、逆に新鮮さを感じたな。 ま、曲調的には必ずしも新しいモノではなく、色合い的に90年代ポップスの焼き直しって感じなんだけどさ。でも、新鮮味を感じるっていうところは成功なんじゃないかな。 


・・・なんて手放しで喜んじゃってるワタシだったりするんだけど、この曲「シングル」ぢゃないいんだねぇ。。。
 どう聴いてもめちゃくちゃシングル的な曲だし、いや、シングルに持ってきても、少なくとも前曲「トリセツ」よりは絶対に「引き」があると思う。
 でも、このヒトの場合はそう言う曲でもシングルに切ってこないんだよなぁ。 これは、めざまし土曜日のテーマソングになった「Clap Clap」のときも同じこと書いたんだけどさ。

 でもさ、冷静に考えたら、このヒトの場合、すでに「パッケージ」よりは、ネット配信なんだろうな、優先的なメディアは。
 つまりはさ、このヒトの意識として、一般的なお客さんは、ネット配信でダウンロード、固定ファンはパッケージっていう完全な棲み分けが出来てるんですよ。
 だから、この曲にしても、昔だったらシングルに切ってる「ハズ」の曲でも、まずはネット配信ありき・・・ってことでシングルに切ってこないんだろうね。

でも、それも一理ありだと思うわ。だってさ、いまや、ネット配信の方が、CDより高音質なんだしさ。
この曲にしても、すでにハイレゾで配信してる訳だしね。 
 ちょっと前までは圧縮音源で、どうしても音質という面では、ネット配信よりCDに軍配を上げざるを得なかったけど、今はハイレゾで、むしろネット配信の方が「いい音」を得られるわけなんでさ。
 一般的なヒトはネット配信、コアなファンはパッケージ・・・っていう棲み分けは、今後さらに進んでいくだろうね。
このヒトなんかは、その先鞭的なアーティストだろうなぁ。だから、余計オリコンだけでヒットを測るのはキケンになってきてるんだよね。

ちなみに、ここで言うネット配信とは、「ネットダウンロード」の事ですよね。 ネット配信でも、いわいるサブスクリプションは、依然、ひでえ音質だしな。個人的にはちょっと使おうとは思えないわけですわ。日本の曲の場合、配信までの時間かかるしさ。







よろしかったら、ポチッと押してね

にほんブログ村