1983_11_あの娘_中島みゆき






今回の1曲セレクトは、「あの娘」中島みゆきです。

 まずはデータです。

・タイトル    あの娘
・アーティスト  中島みゆき
・作詞      中島みゆき
・作曲      中島みゆき
・編曲      井上尭之
・リリース日   1983年10月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   26.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1983年11月14日〜12月19日付

 秋が深まってくるとなぜか、中島みゆきの曲が聴きたくなる・・・。
・・・なんて、当時(1983年)のヤンソンの新曲ノートの本文をそのままパクッたりして。。。

 でも、なぜか、当たってるんだよね。夏場はあんまり、進んで聴きたくないんだけどね、でも、なぜか秋も深まってくると、中島みゆき の曲が恋しくなったりするんだよね。

 やっぱし、この「暗さ」、温度感が丁度いいんでしょうかね? プラス、毎年、この時期になると、決まって新曲を出してた・・・ってこともあるんだろうな。
 いや、秋リリースっていうのは今も続いていますよね。昨年の「麦の唄」も秋だったし、今年は先日アルバムがリリースになったしな。

 ま、これは中島みゆき自身も、自分の曲がどういう性質で、どういう位置づけにいるのか・・・っていうのが、よく分ってるからでしょうね。

 そういうこともあってか、デビューから80年代の中期までは、「夏場」に新曲リリースすることってほとんどなかったんだよね。

 90年代からは、季節関係なくリリースしてきてますけどね。何分、あの「地上の星」からして、リリースが2000年7月19日・・・なんて、まさに「真夏」のリリースでしたからね。
 でも、そのときは、瞬間風速的にしか売れなくて、もっとも売れたのは自身が「紅白」に出場した「冬場」っていうのが、やっぱし、このヒトの性格をを如実に表しているような気もするんだけどさあせあせ


・・・ということで、今回は、そのなかでも1983年の「今ごろ」ヒットしてた「あの娘」を引っ張ってきてみました。

・・・といっても、これを読んでくれている方で、どれだけの方が、この曲を覚えていてくれているか・・・っていうのは、いささか不安なんですけど・・・。

 中島みゆきの曲ってさ、テレビでかかんないじゃん・・・。うん、まず本人がテレビにあんまり出ないから。それこそ、この83年当時なんて、テレビに出ないヒトだったからさ。

 だから、ラジオで知るしかない。・・・といっても、頻繁にかかるわけでもないしさ。

 たださ、そうは言っても、意外と、どの曲も「売れてる」んだよね。イメージ以上にさ。

 この曲も、多分、ほとんどの方は覚えてないと思うんだけど、オリコンで最高5位。売上げも26万5千枚もあったりする。

 これって意外でしょ?

 テレビにはでない。それでも好きなヒトは好きだったんだよね、中島みゆきって。あのころの言い方で言えば、いくら「ネクラ」といわれようがさ。

 でもオールナイトニッポンで見せてた、曲想とは大違いな、「すっとびねぇさん」の部分も人気があったんだよね。

 ラジオとコンサートだけで売れてた、あの当時のニューミュージックアーティストの典型ですね。

 よく、中島みゆきの歌は「恨み節」、「ネクラ」の典型なんていわれるけど、81年の「悪女」以降、意外と、曲調は明るいんだよね。題材は、ちょっと暗いのが多いけどあせあせ

 この曲はサビの

 ♪ ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ
  似たような名前はいくらもあるのに 私じゃダメね〜 ♪

 ようするに、ブスな女がヒトリ、ワタシってだめな女ね ヨヨヨ

・・・と、永遠と独り言を言ってるような曲なんだけど。。。簡単に言っちゃえば。。

 でも、曲がわりと軽いいんだよね。だから、ぱっと聴き「ネクラ」な曲に聴こえない。

 特に ↑のように女の子の名前がたくさんでてくるサビの部分の

 ♪ 〜かずみひろ子まゆみ〜 ♪ の「まゆ・み〜」の「み〜」の部分の音がいきなり下がるところの、声質が笑っちゃうんだよね。

 そんな、内容は暗いんだけど軽さが漂う曲っていうのが、このころの中島みゆきの特徴だったりするんだよね。

 そんなところも、一般には知らないところで人気があった部分なのかもしれない。

 それと、中島みゆきとしては、珍しく、ブラスを使っているところも、それまではなかったしね。新しい空気感もあったな。

 あ゛、でも、90年代以降の「怒り節」な感じの中島みゆきでは、なかったのよね。
 歌い方もあくまで「ソフトで軽め」なんですよ。90年代以降の中島みゆきしか知らないヒトには、ちょっと想像できないかもしれないけど。

 でも、本来は「恨み節」って言うくらいだから、その声の暗さが売りなヒトではあったんだけどね





よろしかったら、ポチッと押してね。
にほんブログ村