1977_11_秋桜_山口百恵






今日の1曲セレクトは、「秋桜」山口百恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    秋桜
・アーティスト  山口百恵
・作詞      さだまさし
・作曲      さだまさし
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1977年10月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   46.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年10月17日〜12月26日付

 歌謡曲って、今では、ほんとにアナクロなものになっちゃったけど、なんだかんだ言っても、やっぱ、ワタシらの世代には、一番安心する音楽なんだよなぁ、考えて見れば。

 うん、もちろん、ロックだぁ、なんだぁかんだぁ・・っていうのもいいんだけどさ、やっぱ、子ども頃、ちまたに流れてた音楽は、歌謡曲だからさぁ。

 そういうところを考えると、やっぱ、今の若いコたちとは、音楽に関しては一線画すようなぁ、どーしても。
 だってさ、歌謡曲が、普通に流れていたのは、せいぜい83年〜84年くらいまでだったもんなぁ。

 それを考えると、そーだなぁ、少なくとも、今の30代より若いコたちとは、音楽の「起源」については、そりが合わないわけですよ。


 なんて、わけわかんないこと書いてますが、今回の1曲セレクトは、「歌謡曲」ですあせあせ

 山口百恵の「秋桜」。


 いやー、これを歌謡曲と言わなくてはいけないのか・・・とか思われちゃうかもしれないけど、「今の基準」から考えると、充分「歌謡曲」だろうなぁ、この曲調は。

 当時は、ニューミュージックとアイドルの合体って感じに言われてたけど。。
 「合体」ね〜、まだ、「コラボレーション」なんてコトバは日本にはなかったもんで。。。

 うん、この曲は、作詞、作曲が、さだまさしなんだよね。

 80年代に入ると、ニューミュージックのヒト達がアイドルに曲を提供するっていう図式は、全く普通になるんだけど、こと70年代では、まだ、珍しい形式だったんだよね。

 なんせ、ニューミュージック界と、アイドル界は、まるで水と油なせ界だったわけだから。 うん、いわいる、あっち側、こっち側構造ですわ、ゲーノー界の。

 まあ、その間に「壁」があったわけですな。

 その壁をあえて破って、新しい形の音楽を作って、それがヒットしちゃった・・・ってことで、この曲は、当時としては、画期的な曲だったわけです。

 うん、まあ、今だと普通の歌謡曲だけど。。。

 でも、、まあ、手始めにさだまさしを選んだっていうスタッフ側も手堅いですよな。
 ま、さだまさしなら、ヘンな事をやってこないだろう・・・っていう読みなんだろうけど。。

 ただ、当のさだまさしは、随分苦労したようだけどね。なんせ、前例がないことなんで。。

 でも、まあ、それでも、こんな名曲に仕上げて来るわけだから、やっぱ、さすがなわけです。

 で、この曲の成功が、次の年の「いい日旅立ち」につながっていった訳だからね。うん、こちらは谷村新司・・・と。ニューミュージックシリーズ第2弾というわけで。。



いや、それにしても、このオトナっぽさはなんだexclamation & question この時18歳だったのよ、山口百恵。
 加えて、歌のうまさは・・・・。言うことありませぬ。

 昨日の西城秀樹もそうだけど、歌に「ココロ」があるよね。歌い方が丁寧だし。 だから響いてくるのですわ。 口先だけの歌じゃないってことですね。


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