今回の1曲セレクトは、「気絶するほど悩ましい」Charです。
まずはデータです。
・タイトル 気絶するほど悩ましい
・アーティスト Char
・作詞 阿久悠
・作曲 梅垣達志
・編曲 佐藤準
・リリース日 1977年6月25日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 12位
・売上げ枚数 21.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1977年12月5日付
カバーブームって、未だに何年か一度起こるな。最近はカバーというよりも、コンピ盤の方が盛んだけどさ。
まあ、最近のカバーって、大体が、ショボイBGM的なカラオケなノリの曲が多くて、ほとんど興ざめなんだけどねぇ。。。
ところで、カバーブームって日本ではいつ頃からあるんだろう?
あ、やべぇ、これは、愚問だな。 だいたい、日本の戦後ポップスはカバーから始まったといっても過言じゃないんだ。。。
うん、日本の曲をカバーするっていうカバーブームに限定してみましょう。
どーなんだろ? まあ、昔から、ちょぼちょぼはあったんだろうね。
個人的に、タイムリーで経験してきた、最初のカバーブームは、81〜82年にかけてのカバーブームだな。
そそそ、石川ひとみの「まちぶせ」に端を発したカバーブームよ。特に82年はいっぱいあったもんなぁ。
70年代アイドルの代表的な曲は、大体カバーされたんじゃない?
で、今回引っ張って来た、「気絶するほど悩ましい」ですよ。
うん、この曲は、いまやギターの神様的存在になった、Charが77年に放った大ヒット曲ですわ。
でも、ワタシャ、最初に、この曲を知ったのは、82年にカバーされた、沖田浩之バージョンだったなぁ。
↓ これこれこれ
今聴くと、沖田のボーカルが完全にCharを意識してるっていうのが、よく分かるんだけど、当時、聴いた時は、なんかすごくドラマティックに聴こえたな。
サビで転調するところがドラマティックなんだよね。そこまで、マイナー調で通して、サビでメジャーに転調するって、ま、よく使うワザなんだけどさ。
もちろん、あの時点では、Charっていうヒト自体知らなかったのよ、ワタシャ。
存在知ったの、いつだったろ? よく覚えてないな。
でも、気がついたら、ワタシの手元にゃ、沖田浩之バージョンではなく、オリジナルのCharバージョンの音源があったりする。
沖田浩之バージョンは、完全に歌謡曲と化している、この曲だけど、オリジナルは、もっとドライブががってるんだよね。歌謡ロックになってる。
Charのギターテクニックもそこそこ、抑え目になっているし。。。
ま、完全にヒット狙いだよな、Charとしては・・・。っていうのが、ミエミエ・・・・いやいや、よく分かる曲調よ。
うん、やっぱ、ヒットを狙うには、「歌謡曲」の要素は不可欠ってわけなんだろうね。
っつうか、Char本人としたら、この曲で本気にヒットを狙っていたか・・・っていう、これは、完全にマネージメントサイドの話でさ。最初は、歌いたがらなかったんだよね、たしか。
まあ、その辺は、よく分かりますよ〜。 別に本気でヒット狙いじゃない、ギター小僧のCharからしてみれば、これは、いかにもヒット狙いの歌謡曲に映るよな。
でも、まあ、逆に、ヒット曲を聴いてる、こちらサイドしてみれば、カッコいいわけなんだけどね。
・・・あー、何書いてるんだか、よくわかんなくなってきた。
端的にいうと、ワタシャ、この曲好きです。77年っていう時代性が見えてきたりして。うん、日本のロックは、まだ、コノくらいだったのですよ〜。
でも、この曲以前は、ロックは商売にならないっていうのが、日本の音楽界の定説だったわけだけど、そのジンクスを破った1曲としても価値があるんだよね。 この曲をきっかけにして、ロックも急速にお茶の間に浸透してくるんだよね。
1977年の「NHKロックフェスティバル」だって。 NHKでこんな番組放送してたんだ。。。ちょっと驚き。。。
「不良」の音楽ですぞ、NHKにしてみれば。。
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