1982_10_野ばらのエチュード_松田聖子






今回の1曲セレクトは「野ばらのエチュード」松田聖子様です。

まずは、データでーす。

・タイトル    野ばらのエチュード
・アーティスト  松田聖子
・作詞      松本隆
・作曲      財津和夫
・編曲      大村雅朗
・リリース日   1982年10月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   45.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年11月1日〜12月27日付
・タイアップ:江崎グリコ「ポッキー」CM曲

 先ほどの田原俊彦も先週書いたばっかりだったのに、今回も、またまた先週書いたばっかの松田聖子様です。

今回は「野ばらのエチュード」。

 この時期の松田聖子って言ったら、1年前、1981年の「風立ちぬ」の方が有名なのかなぁ。 ま、先週書いた曲ですね。
 で、同じくグリコの「ポッキー」のCM曲ではあったけどさ。

 でも、個人的には、「風立ちぬ」よりは、この「野ばらのエチュード」なんですよね。

 なんか、ほっとするんだよね。 この曲。 「風立ちぬ」は、どっか落ち着かないんだよなぁ。聴いてて。
 たしかに大滝詠一大先生のつくる完璧な「世界」はマッチしているとおもうけど、どこかちょっとくどい気もするんだよなぁ。
 それと、この曲の前後って松田聖子ってノドにポリープができて、声がガラガラだったじゃん。 それがこの曲の声質にも反映されていて、曲は優美な世界観なのに、ハスキーしすぎてねぇ。。。

 それに比べると、この曲は落ち着いて聴いてられる。曲から見えるイメージは、「風立ちぬ」と変わらず、秋そのもの(紅葉とか、公園の落ち葉がひらひら舞っている瞬間とか)なんだけど、曲の「軽さ」が違うんだよね。安心して聴いていられる軽さというかねぇ。

まあ、賛否両論あると思うんだけど、個人的に財津和夫が作った松田聖子の世界観っていうのは好きなんだよね。
 いろいろなニューミュジックアーティストがプロデュースしている松田聖子の曲だけど、一番、安心して聴いてられるっていうかなぁ。メロディラインの素直さが松田聖子にはあっていたと思うんだよね。
 ま、まさか、同じ九州出身というわけでもないんだろうけど。

 松田聖子の場合、独特のハスキーがかったキャンディボイス・・・・声質で勝負するアーティストだったから、メロディラインはそれほど重要ではないんだよね。
 いかにこのキャンディボイスが生きるかが勝負なわけで。

 その点 この曲の出だしサビの

♪トゥルリラー トゥルリラー 風に吹かれてー 知らない街を旅してみたい 〜 ♪

の部分は、伸びやかなメロディラインがうまく、そのよさを引き出しているんではないかなぁ。 
 

話は変わるけど、この曲は、松田聖子9作連続の1位獲得曲でもあるんだよね。
 この曲でそれまで、ピンクレディーがもっていた9作連続1位獲得曲数に並んだわけだ。
 もちろん、当時の松田聖子にとっては単なる通過点に過ぎなかったわけだけども、当時はいろんなマスコミで騒がれていましたよねぇ。
 精神的には随分、疲弊していた時期なんじゃないかなぁ・・とは思ってたりしますけどねぇ。

このジャケ写が一番、松田聖子らしく「ブリッ子」な雰囲気がにじみ出ているかな。個人的にはキライぢゃないんだけどさ。



ポッキーのCMと共にどうぞ。



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