今回の1曲セレクトは、「Fin」中森明菜です。
まずはデータです。
・タイトル Fin
・アーティスト 中森明菜
・作詞 松本一起
・作曲 佐藤健
・編曲 佐藤準
・リリース日 1986年9月25日
・発売元 ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 31.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1986年10月6日〜11月24日付
以前、mixiに書いてた頃から読んでくださってる方はご存じだと思うんだけど、個人的には、この曲、キライだっんただよな。
だってさあ、ゴニョゴニョとはっきりしない曲なんだもん。メロディラインも、「ココ」っていうフックになる部分もないしさあ。 なんで、こんなはっきりしない曲をシングルに持ってきたんだろう?
なんて、当時から疑問だったなぁ。
それでも30万枚オーバーなんていう、レコードからCDへの移行期で、レコード売上げが低迷していた当時としては、「大ヒット」の部類になっちゃうんだから、不思議なもんだったけどね。
まあ、それだけね、当時の中森明菜人気のでかさっていうのが、その数字に出てきてるんだろうけどさぁ。
今でこそ、「陰」の中森明菜・・・っていうイメージが完全に定着してるけど、考えてみれば、この曲あたりからなんだよね。完全に「陰」の世界に入ったのは。
なんていうのかなぁ、曲にカラーがないんですよ。モノクロの世界っていうんですかねぇ。曲に色彩感がまるで見られない。
まあ、だから、この曲のジャケ写がモノクロ写真なのは、曲の的を得てる・・・なんては思いますね。
結局さ、メロディに引っ掛かりがないっていうのは、この色彩感を感じないからなんだよね。
抑揚がない、引っ掛かりがない・・・と散々書いたけど、取り様によっては、洋楽にインスパイアされているのかもしれないな。
ただ、それは、今だからこそ言えることであってさ、当時としては、どうしても引っ掛かりがない曲に感じたんだよなぁ。
個人的には、もう一度、「サザンウインド」のような色彩感あるポップスを歌ってほしかったんだけどねぇ、実際は、まるで反対のマイナーなモノクロの世界に突入していったわけで・・・。そういう意味で、この曲以降は、どんどん詰まんなくなって行った様な気がするな、中森明菜って。
ま、それでもここから数年は年に1枚は、ドキリとさせる極彩色の曲持ってきたりして、そのときはよかったんだけどねぇ。
ちなみに、mixiに書いてた時は、この曲が最後だったんだよな。
「Fin」だから、終わり・・・・って感じで。 でも、ここは、まだ続きますよ〜。
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