今回の1曲セレクトは、「傷だらけのローラ」西城秀樹です。
まずはデータです。
・タイトル 傷だらけのローラ
・アーティスト 西城秀樹
・作詞 さいとう大三
・作曲 馬飼野康二
・編曲 馬飼野康二
・リリース日 1974年8月25日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 34.0万枚
・ベストテンランクイン期間:1974年9月9日〜10月14日付
今回の1曲セレクトは、書こう書こうと思ってて、忘れそうになってた1曲です。
傷だらけのローラ /西城秀樹
まあ、ここ読んで下さっている、みなさんなら、ほとんど知ってますよね。未だに初期の秀樹っていったら「この曲」って言われるくらいの代表曲だもんね。
そんな曲だから、さぞかし、ヒット当時も、ロングヒットだったんだろうな・・・と思い、昔のオリコンチャートを調べてたら、さにあらず〜〜〜
なんと、ベストテン入りは、たったの1ヶ月半だったの。74年当時は一度ベストテン入りしたら、2ヶ月、3ヶ月居座り続けるっていうのが、極々当たり前だったから、1ヶ月半でベストテン落ちっていうのは、かなり短期ヒットの部類・・・っていえるんだよね
ちなみに、チャートアクションを見てみると
1974年9月2日付 16位→2位→3位→4位→4位→7位→8位→13位・・・・
・・・と、意外とタンパク。・・・・というか、ベストテン初登場で最高位獲得・・・・なんて、まるで初動型のチャートアクションじゃん。
いやいや、これが、かなり意外だったんだよなぁ。
初動型チャートアクションの曲は、一般的には後々まで残らない。すぐ忘れ去られる運命の曲・・・って言うのが、個人的な考えだったからさぁ。
33年前の曲が、現在まで「支持」されている・・・って言うところをみると、今までのワタシの考えは、必ずしも当たってないんだよなぁ・・・・。ショック〜 ショック(by 「透明人間」ピンクレディー)
うーん、逆に考えると、当時としては、ハイパー過ぎたのかなぁ、この曲。サウンドがさぁ。
今聴くと、超おおげさな曲なんだけど、以前も書いたように、あの当時は「ヨーロッパ系」のカンツォーネとかフレンチポップスがヒット曲の主流だったから、今聴くと、笑っちゃうくらい大げさな曲もありだったんだよね。
それにしても、この曲ほど「絶叫型」の曲は、他にはなかったからなぁ。この曲の最後に行くに従って「絶叫」するパターンは、作曲の馬飼野康二氏の真骨頂なメロディ進行だったからねぇ、まさに馬飼野氏の本領発揮な曲な訳だけども。
それに応えるように、この曲本気で歌えるのは、秀樹しかいないよね。
間奏の「ローラ ローラ ローラー」って絶叫するところは、これ普通、カラオケぢゃできないですよ〜、恥ずかしくって。
音域的には、キーは、それほど高すぎることはないから、普通に歌う分には、それほど難しくないんですよ、この曲。
うん、同じ馬飼野氏作曲で絶叫型の松崎しげる「愛のメモリー」に比べたら、ぜんぜんキーは低いしさ。
でも、やっぱり「ローラ」って絶叫するのは、シロートには、ちょっと勇気いるなぁ
バカにならなきゃ歌えないよね。でも、なかなか人前だとバカになれないんだよなぁ。
そういう点でも、やっぱり西城秀樹って言うヒトは、プロのアーティストだよなぁ・・・って思うなぁ。
これほど、ワイルドに感情込めて歌えるヒトはそうそういないもんね。
あ、上で、この曲のサウンド「ハイパー」過ぎたのかなぁ・・・っていうのは、この曲イントロで、シンセ使ってるんだよね。
もちろん、モノフォリックで単音だけなんだけどさ。そういう意味でも当時としてはハイパーな曲だったと思うなぁ。
でも、だからこそ、長い間、支持されているのかもなぁ。今聴いても古くないもんね。
ちなみにですが〜・・・・・・。
オリコンでベストテン入りは6週間だけだったけど、ベスト100では24週ランクイン・・・と、西城秀樹としては、現在までも含めて最長のランクイン曲なの。。。。
(ちなみにちなみに、「YOUNG MAN」でさえ、ベスト100ランクインは21週止まり)
・・・ということで、ヒットの「ピーク」は短かったけど、結局のところロングヒットだったんだよね
とりあえず、ワタシの持論は保たれた・・・・・かな
74年当時の動画があれば、ベストだったんだけど、さすがにヒットしてた時期のフルコーラス動画はなかったなぁ。 なので、すこし時代は下ってるけど、フルコーラスバージョンで。
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