1975_10_裏切りの街角_甲斐バンド







今回の1曲セレクトは、「裏切りの街角」甲斐バンドです。

 まずはデータです。

・タイトル    裏切りの街角
・アーティスト  甲斐バンド
・作詞      甲斐よしひろ
・作曲      甲斐よしひろ
・編曲      今井裕
・リリース日   1975年6月5日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数   30.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1975年10月27日付

 折角の3連休だっつうのに、関東地方は今晩から明日にかけては「雨」予報。
まあ、これも、「休め」と神様が言ってるんだろうねぇ・・・なんて捉えて明日は、1日完全休息日にでもしようか。
ちょうど、風邪気味なんだよね。 昼間「痛風」の薬をもらいに病院に行ったんで、ちょっと診てもらったら、やっぱウイルスにノドがやられてた様で。。。。 

ただ、この時期と雨というと、これが、また、困る。。 そそそ、曲をセレクトする・・・という上で。。。
今の時期で雨の曲ねぇ・・・・。

 この間、稲垣潤一の「バチュラーガール」は、書いちゃったしな。。

 ・・・なんて、ブツブツ文句をいいつつ、浮かんできたのが、この曲や。

 甲斐バンドの「裏切りの街角」

 ♪雨に煙る町並みを 息を切らせてかけ続けた〜 ♪

ってあるから、やっぱり、シチュエーションとしては、雨の街なんだろう・・

 ・・・っちゅうか、この曲の場合は、まず間違いなく「博多」なんだけどさ。甲斐バンドっていう、性格上。

 ただ、

 ♪ シトシト五月雨 〜 ♪

っていうのは、ちょっと季節外れだけど、カンベン。

 あくまで、「今ごろ」ヒットのピークだった・・・ということで。

 いや、でも、個人的に、浮かんでくるのは、「五月雨」っていう、少し綺麗な情景ではなく、もっと、薄暗い情景なんだよね。この曲から浮かんでくるのは。。 「五月雨」と言う優しい雨ではなく、今頃の冷たい雨っていうイメージなんだよな。

 あ、完全にワタシの主観ですが・・・。 ま、こういうのは、あくまで、書く人が浮かんでくる情景ですから。。ふらふら

 この曲は、甲斐バンドとしての2ndシングル。 
 博多の伝説のライブハウス「照和」でならしたあと、たしか、文化放送主催のコンテストで優勝。74年に「バス通り」で、デビューっていう経歴をもっている、甲斐バンドだけど、結局、最初の1年は、泣かず飛ばずだったんだよね。

 で、この曲が売れなかったら、博多へ帰ろう・・っていう気持ちでリリースした、この曲が、ロングヒット・・・と、多少、同じ「照和」出身のチューリップと重なるようなところはあるな。

 でも、当時は、それが普通だったんだよね。売れるまでの期間、「下積み」時期があるってことは。

 いや、だからこそ、本当に音楽に真剣になれたんだろうな。やっぱ、みんな売れる事を夢見てたんだよね。

 トップアーティストを頂点とした、アーティストの三角構造っていうのは、いまでも、昔も変わらないけど、この当時と違うのは、ボトムアーティストの意識の違いだろうよ。

 今は、必ずしも売れなくてもいいんだよね。とりあえず、何をしてても食える・・・って言う状況だから。。

 でも、当時は、食うためには売れるっていうのは、大前提だから。みんな、売れるために、自分たちの音楽を切磋琢磨して、磨いていったわけじゃん。
 そのへんの意識の差は、40年前と、今とでは、随分違うと思うわ。

そそそ、この曲、丁度40年前の今頃のヒットなんだよね。

・・・と、全然曲と違い話にずれたな。

 だけど、なんで、この曲は、売れたんだろう? 

 やっぱり、泥臭さなんじゃないかなぁ、一番の理由は。この時代は、まだ、正統派な「ロック」っていうところまで、まだ、日本の音楽シーン・・・、いやいや、一般の聴き手は追いついていないわけだけど、かといって、正等派なフォークでもない。ましてや、このころ出て来てたニューミュージックっていう、オシャレな音楽でもない。
 かといって、「歌謡曲」ほど、ダサクない。 そこが良かったんだろうな、当時の「若者」にとっては。
 うんにゃ、1975年っていう時代では、・・・ってしとこうか。



映像は、その昔、フジテレビで不定期に放送されていた、「ニューミュジックスペシャル」って番組やね。
この番組については、個人的には、結構興味あるんだけどねぇ・・・ネットしらべても意外と出てこないんだよなぁ、チョビチョビしか。。

 不定期の土曜日14時〜16時位に放送してたらしい。。1976年〜1980年くらいまで。。
 
 そーいえば、1979年位に1回見た記憶も無きにしも非ず・・・。ただ、よく覚えてないんだよなぁ。。。


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