えー、CMを見てて気になっちゃったんで、「キニナル曲」のカテゴリーに入れちゃったんだけど、まだ、CDとしての正式リリースは無い曲です。
夢見るシャンソン人形 / JUJU
先日から、セブンIホールディングスのCMで流れてるこの曲、ま、オリジナルは、みなさんご存じのFrance Galさんの「Poupee de cire,poupee de son」(邦題 夢見るシャンソン人形 1965年)
↓ コレ
うわっ、これ下敷きにした曲、日本のヒット曲にゃ、いっぱいあるよね・・・っていうメロディライン、サウンドなわけで、この曲のカバーなんだけど、これが面白い。
個人的に次の狙いはココだ・・・と思っていたことが、ズバリ、どん嵌まり って感じなんだよなぁ。
いやね、ここんところ日本のヒット曲界はEDM流行りじゃん。なんかねぇ、みんな右向け右のような感じがするんだよね。
で、次、これに代わるものは・・・という事で考えると、意外に「フレンチポップス」なんじゃないかねぇ・・・なんて思ってたりするんだよな。
ま、日本でも60年代〜70年代にかけてフレンチポップスが大流行り。この時代の日本の「歌謡曲」はフレンチポップスを下敷きにした曲が多いわけで、必ずしも「ニューアイテム」じゃないんだけど、でも、今聴くと、逆に新鮮でオシャレな感じがするんだよなぁ。原点回帰っていうかさあ。
今、フランスでは、クールジャパンということで、日本アニメ、それも昔のアニメの曲が受け入れられているってことなんだけど、それはさ、昔のアニメ曲がヒットした時期には、少なからずフレンチポップスの要素が多分に含まれているからで、だから、言って見ればフランスのヒトに受け入れられやすいのも当然なんだよね。言ってみれば「お里帰り」なわけでさ。
逆に、日本人もフレンチポップスが生理的に好きなんだよね。あの独特の濡れた感じのするサウンドであったりメロディラインが、日本人の感情にマッチするんだろうなぁ。季節感もマッチするというかさ。
だから、本来であればアメリカンな特にウエストコーストの乾いた風のような音楽よりも、フレンチポップスの方がマッチング(相性)は良いんじゃないかなぁ・・・なんて思うわけなんだよね。
そこに来て、JUJUがこのフレンチポップスの体表曲をカバーするというわけで、思わず聴き耳を立ててしまったわけなんですわ。
案の定面白かったわ。ま、ポップスというよりも、ぱっと聴き、G.S(グループサウンズ)を彷彿させるようなガレージさなサウンドなんだげとさ。 ただ惜しむべき事は、JUJUが歌っているように聴こえないことかなぁ。
でも、正直、今ヒット中の「WITH YOU」っていうシングルよりかは、面白いと思う。
JUJUって、去年の「ラストシーン」に引き続いて、今年も秋口に「歌謡曲」路線を持ってきてるんだけど、正直、歌謡曲路線も、似たような切り口の感じが否めなくなってきてるんだよね。
でも、「なんでもやる」っていうJUJUの保守的ではない態度は好きだし、だから、このフレンチポップス路線は、新たな試みとして、もっと本格的にやってほしいなぁ、なんて思うわけなんだよね。
次あたりのシングルではタイトル曲でやってくれないですかねぇ。
えー、↑で書いたように、この曲は現状、CDにはなっていないけど、先週、i-tunesやmoraなど、ネットでは配信開始になったようなんで、そちらからは聴けますね。
CMはコレ↓
https://www.youtube.com/watch?v=aJjxcJpk8SE&feature=youtu.be
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