今回の1曲セレクトは、「ムーンライト・サーファー」石川セリです。
まずはデータです。
・タイトル ムーンライト・サーファー
・アーティスト 石川セリ
・作詞 中村治雄
・作曲 中村治雄
・編曲 不明
・リリース日 1977年6月5日
・発売元 フィリップス
・オリコン最高位 33位
・売上げ枚数 3.6万枚
今回セレクトした1曲は、石川セリさんの「ムーンライト・サーファー」なんだけど、うーん、ちょっと時期的にはずしちゃったかなぁ。 今日なんか、うっすら寒いしなぁ。 もう少し早い時期に書いた方が良かったかな?
いずれにしても、ヒットチャート系の曲とは言い難い、マイナー気味な曲であり、知ってる人しか知らないような曲ではあるんだけど、曲的にはヘビーではないし、未だに夏になるとFMを中心に、良くかかっている曲なんで、知ってるヒトも多いんぢゃないかなぁ。
↑のジャケ写は、79年にシングルとして「再発」されたときのものを持ってきたんだけど、元々は、この曲は77年にリリースされた「気まぐれ」っていうアルバムに収録されていたんですよね。
なので、データの方は、「気まぐれ」の方を持ってきました。
ただね、これかいてる当のワタクシも石川セリさんの曲ってあんまりよく聞いてないんですわ
世間的にはこの曲の他にシングルになった「八月の濡れた砂」とか、82年に高樹澪がカバーした「ダンスはうまく踊れない」なんかが有名だとは思うんだけどね。
ちなみに、「ダンスはうまく踊れない」のオリジナルも、このアルバム「気まぐれ」に収録されております。
さてさて、「ムーンライト・サーファー」ですが、この曲は、今は亡き、サーファーの彼氏に捧ぐという内容の曲なんですよね。
今は亡き・・とかくと、いかにも「暗い」イメージがあるけど、そういう感じはないですね。
当時としては、珍しかったとは思うけど、やや「レゲェ」テイストなバックにのせた、正統派なポップス近いミディアムチューンですね。
それよりなりよりシチュエーションが素敵だと思うんだよね。ムーンライトサーファー・・・月夜の下でのサーフィン。
もちろん、今は亡き、サーファーの彼氏との「回想」シーンなんだけどね。
普通、サーフィンを題材にした場合、どうしても、ギラギラとした真夏の太陽の・・・・という感じになるじゃないの。
・・・・ではなくて、月夜の下のサーフィン・・・・
って言うところが、当時としては画期的なシチュエーション・・いや、いまでも画期的なシチュエーションなんぢゃないかなぁ。 曲を聴いた瞬間、思わず、絵が浮かぶもんね。
そういう、ところも支持されるのかなぁ、未だにサーファーの間では人気が高い曲ではありますよね、この曲。
それと、この曲は、元頭脳警察のパンタこと、中島治雄氏のプロデュースなんだよね。
頭脳警察って、それこそ極左的な過激なロックを展開してた(らしい)けど、このころになると、すっかり、その面影は見られない。
・・逆に、後年82年の岩崎良美「Vacance」にも見られるように、シチュエーション的にもオシャレな曲が多いんだよね。
左翼的なロックと、オシャレな曲っていうのも、やや結びつかないところもあるんだけど、これは事実なんですよね。
いずれにしても、個人的にはオススメな1曲ですねぇ、この曲も。
なにより、バックの基本的なリズムの流れは、↑でも書いたようにレゲェっぽい、ゆーったりした流れに身を任せって言う感じなので、昨今のレゲェブームのなかでは、この曲なんかは、また、脚光あびてもいいとおもうんだけどなぁ。
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