1998_09_たららん_PUFFY






今回の1曲セレクトは、「たららん」PUFFYです。

 まずはデータです。

・タイトル    たららん
・アーティスト  PUFFY
・作詞      PUFFY 奥田民生
・作曲      Andy Sturmer
・編曲      Andy Sturmer
・リリース日   1998年8月29日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   16.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1998年9月7日〜9月21日付
・タイアップ:資生堂「TISS」CM曲


 無国籍音楽・・・なんて、名前の音楽が出てきたのは、1960年代のことですわ。カバーポップスが流行ってたこの時代、日本の曲であって、日本の雰囲気じゃない曲。いったい、どこの国の曲なんだよ・・・っていうが原点ね。 ピーナッツなんかは、元祖といえるだろうね。

 さてさて、時代は下り、90年代の無国籍音楽っつったら、PUFFYなんじゃなかろうかねぇ。
 このヒトたちの音楽って、一体、どこの誰をターゲットにしてるんだろう? っていうのが、一瞬、訳がわかんなくなる曲が多かったのよ。特に初期は。

 デビュー曲の「アジアの純真」からして、そうじゃん。 まあ、「アジアの〜」っつてつくから、アジアについて歌ってるのか? かというと、必ずしもそうじゃないし・・・、奥田民生氏、井上陽水氏のつくる、究極の一筆書き、なんにも考えてない系の曲調が、いかにも「無国籍」な雰囲気を醸し出している・・・っていうところが、PUFFYの音楽のスゴイところなんですわ。

 そんな、無国籍音楽が続いた、PUFFYにあって、突然、ベクトルが変わった曲が、この「たららん」なんじゃないかねぇ。

 なんかさ、とつぜん、「さわやか」になっちゃったじゃん。曲としてもサウンドの焦点が定まった、初めての曲・・・というか。

 簡単に言えば、曲として、「まとまった出来」といえる最初の曲がこの曲だったりして。。

 うん、初めて作曲、またはアレンジのいわいる、サウンド面が奥田民生氏から手が離れた曲がこの曲なわけですわ。
 突然、「Andy Sturmer」なんて名前が出てきたりして、今にして思えば、この頃から、アメリカ進出を考え始めていたんですかねぇ。

 それはそうと、初めて、「まとまった曲」であることが、ファンにとっては、「戸惑い」になったのか、この曲で、いきなり売上げ枚数が落ち込んだりして。。

 まあ、その辺は難しいところだよなぁ。 得てしてファンっちゅうもんは、保守的ですから。。。


 そういうワタクシは、この曲は、諸手を挙げていいと思うけどねぇ。

 なにより、温度感がいい。 暑い盛りを過ぎて、秋風を感じ始めてきた頃のカラッとした、それでいて余計な力が抜けるような温度感。 夏の疲れが出ているこの時期、すこし涼しくなった風に吹かれながら聴くと、心地いんですわ。

 これですよ。 うん、今の時期には、ピッタリの曲ですよ。その辺を分かってもらえませんかねぇ、ファンの皆様。



えー、PVなんですが、これに出てくるシロクマさんが、川で魚を捕まえた場面での魚が「タイ」なんですが。。。
川に「タイ」なんていねーよ・・・なんて突っ込みを入れようとしたら、次の場面では、ちゃんと「サケ」に変わってたりして。。。


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