1975_08_想いでまくら_小坂恭子







今回の1曲セレクトは、「想い出まくら」小坂恭子です。

まずはデータです。

・タイトル     想い出まくら
・アーティスト   小坂恭子
・作詞       小坂恭子
・作曲       小坂恭子
・編曲       福井峻
・リリース日    1975年5月25日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    85.3万枚
・ベストテンランクイン期間:1975年8月4日〜11月3日付

 昨日は、先週までの猛暑がウソのように涼しい1日だったよなぁ。 こんな夏の終わり、涼しい風が吹いてくると、シンミリとした曲が効きたくなる。 今回は、そんな曲を一つ。

 小坂恭子 「想いでまくら」

自分にとっては、遠い記憶を紐解いても、聴いた記憶がないなあと思える曲でも、実際聴いてみると、「あれ? この曲聴いた事ある」って思う曲って意外とだれでもあるんぢゃないかなぁ?

 うん、ワタシにとって、そういう曲なのが、まさにこの「想い出まくら」なんだよね。
 
 この曲の「存在」を知ったのは、多分、1984年(昭和59年)年末号のオリコンウイークリーの「昭和50年代」特集の「昭和50年代ベスト100」ランキングだったとおもうな。

 あのころは、まだ、今に比べると古い曲・・・1978年以前の曲・・・・はほとんど知らなかったんだけど、それでも上位曲は、ランクを見ただけで、「あ、あの曲」っていうのは浮かんできたんだよね。

 そのなかで唯一全く、浮かんでも来なかったのが、この「想い出まくら」って曲。
 何分85.3万枚も売れてたからねぇ、昭和50年代全体を通してもランキングはかなり上だったんだよね。

 しかもアーティストの「小坂恭子」っていうヒトも全然浮かんでこなかったわけで・・・。小坂明子なら知ってたんだけどね

 いや、結構そういう方、多いんじゃないかなぁ。 小坂恭子さんと、小坂明子さん、名前も似てれば、ピアノを弾きながらのシンガーソングライターっていうスタイルも似てたりするもんね。
 ついでに言えば、両者とも、ヤマハのポプコンをきっかけにデビューっていう経歴も似てる。
これは、ごっちゃになっちゃいますよね。


 で、そのあと暫くは忘れてたんだけど、たまたまラジオでこの曲が流れてきて、「ハッ」としたんだよね。

 「この曲、知ってるじゃん」・・・って。

 曲タイトルは分からなかったんだけど、ずーーーーーっと長い間記憶の片隅に残っていた曲って言うのかな。

 ただ、どこでどんなシチュエーションで聴いたのかは、全く覚えてない。この曲のヒットが1975年8月〜11月にかけてでしょ、私は6才。幼稚園の年長組のころやわ。

 もちろん、ヒット曲なんぞ、まだまだ聴いているわけもなし。

 でも、聴いてるんだよね。。。  どこかで。。

ただ、この曲を聴くと、雨がしとしと降ってる情景がなぜか浮かんでくるんだよね。もしかすると、はじめて聴いた時も雨が降ってたのかもしれない。。
 ただ、とおーーーい記憶がボーーーーッとフラッシュバックされてくるんだよね。
 これはこれでなせか至福のときだったりしてね。。

 あやや、危ないヒトみたいだけど。。。


 小坂恭子っていうヒトは、上記のように、もともとはポプコン出身のヤマハ系のアーティストなんですよね。
1974年、第7回ポプコンでグランプリ受賞。そのままレコードデビュー。
 だからというわけでもないけど、ピアノの弾き語り系が得意で、もちろん、この曲もピアノ中心な楽曲なんだけど、まだ、八神純子のような「垢抜けた」ニューミュージック系というよりは、どちらかというと、今だったら「演歌」の分類に入れてしまれそうな「歌謡曲」チックなサウンドだったんですよね。

 この「想い出まくら」なんかはもろそんな感じなんだけどね。

出だしAメロの

♪ こんな日はあの人のマネをして、煙たそうな顔してタバコを吸うわ〜 ♪

からして、メロディライン、詞の内容からして、なんとなく、お水系っぽかったりするしね。

それでも、サビの

♪ネェ あなたここにきて 楽しかったことなんか話してよ はなしてーよー ♪

のところは、思わずグッと来ちゃうながれなんですよね。


 だけどさ、当時6歳のワタシがなんで、こんな「大人」っぽい「お水系」っぽい曲にグッと来てるんだ?
 なんか、自分で自分の性格がよくわからんワ・・・・。

ま、なんどもかいてるように「マセガキ」だったのは確かななんだけどさ

 だから、当時の桜田淳子、山口百恵よっかはねこっち系統の曲のほうが好きだったのは確かなんだなぁ。

 多分、オヤジがこっち系統の大人っぽい曲しか聴かなかったからかもしれんけど・・・。

まあ、それでも、いまの仕事に役立っているところを考えるとあれも、一利だったかなぁ。

だから、いまでも大人っぽい曲の方が実はシックリ来たりするんだよね。
アイドルポップスとは別な次元でなんだけどさ。


 ちなみに、この曲を聴くと、なぜか、ジクソーの「スカイハイ」も一緒に聴きたくなるワタシ。。。


 もしかしたら、昔、この曲のあとに「スカイハイ」を聴いてたのかなぁ?

 そんな記憶も全くないんだけど。。。。。




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