1976_08_あなただけを_あおい輝彦






今回の1曲セレクトは、「あなただけを」あおい輝彦です。

 まずはデータです。

・タイトル    あなただけを
・アーティスト  あおい輝彦
・作詞      大野真澄
・作曲      常富喜雄
・編曲      惣領泰則
・リリース日   1976年6月25日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   79.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1976年8月9日〜11月8日付

 時々、特に好きでもないんだけど、耳にまとわり付くように、残る曲ってあるんだよなぁ。。
 さっきも、RIP SLYMEの「太陽とビキニ」を聴いてたら、どーも、耳に残るな。 今も、頭の中でグルグルとなり続けているぞよ。

 うん、例のサビの部分ね。

 ♪ サンシャーイン  輝ける日々に〜 デイライト〜 ♪

 ってとこ。 あそこの、バックのコード進行がかねー。おもいっきり、キンモクセイの「七色の風」じゃん。 ウォール・オブ・サウンド、フィルスペクター風・・というか、このコード進行は、日本人好みだよなぁ。
 うーん、なんちゅうかね、爽快感が、日本の湿気の多い、ベトつく夏に、合うんだよな、これが。


 ところで、それにつづく、チープなオルガンの音色が、どことなく、寂しさを注ぐのよ。
 
 夏の太陽のはずなのに、この物寂しさは何? って感じで・・。 

 でも、あれ? これってどっかで感じた、物寂しさと同じだよな・・・っておもって、頭の中をガラガラかき回して、たどり着いたのが、今日、引っ張って来た、あおい輝彦の「あなただけを」だったりして。。。

 この曲も、レコード音源で聴くと、バックのチープなオルガンの音色から、どこか、物寂しさを感じるんだよな。 もろ、夏の曲なのにさ。

 ♪ あー、今年も 南の風に 誘われてきたよ〜 ♪

って、歌詞を見ても、おもっいきり「夏うた」なのに、太陽ギラギラな「ナッツー」の感じがしないのは、やっぱ、このアレンジのせいだと思うわ。

 その影響もあってか、1976年6月25日リリースなのに、ヒットのピークは、9月〜10月・・・なんて、「秋」に入ってからだったりするんだよね。


 ところで、この曲って、ジャンルに分類すると、どこに入るんだろ?

 いやいや、こういう曲は分類が難しいよなぁ〜。

 パッと聴いたところ、「歌謡曲」ですかねぇ〜。

 いや〜、あおい輝彦ですよ〜。もと「ジャニーズ」ですよ〜。 やっぱし、「アイドルポップス」だろ?

 その前に、 うそうそ、ジャニーズなんて・・・、っていう方・・。

 あおい輝彦 こそ、初代「ジャニーズ」の「顔」だったお方、なのですぞ。

 今で言えば、櫻井翔か、亀梨和也か、山下智久か・・っていう存在だったのですわ。

 ・・・だったら、やっぱし「アイドル」だろ? とも考えたくなっちゃうし・・。


 いやいやいや、作詞の大野真澄は「ガロ」、作曲の常富喜雄は「猫」ですぞ、ニューミュージックじゃん・・・、とも言えるし。。。ふらふら


 ・・・・どうなんでしょ? まあ、そもそも、ジャンル分けすること自体ナンセンスなんだけどさ。 




 それにしても、この曲、オリコンでは6週連続、1位なんて、76年を代表するような大ヒットだったんだけど、その割には、今となっては、なんか知られてないよな、イマイチ。。。


 ・・・っていうか、ワタシも長いこと、知らなかったんだけど。。ふらふら

 その辺なのかなぁ・・・、6週連続1位の割には、ミリオン近くまで位ってない氏ね。

 いや、76年って、そういう傾向にあったんだよな。この年は、例の「たいやきくん」と、「ビューティフルサンデー」で、丁度、半年間も1位を占領され、後半も、1位ロングで獲得した曲が続いているんだけど、その割には、今に「残って」る曲が少ない・・・と。

 ちなみに、この曲の次のオリコン1位は、山口百恵「パールカラーにゆれて」が5週連続でとってるんだけど、やっぱし印象に薄いしね〜。




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