今回の1曲セレクトは、「夏空のDreamer」CoCoです。
まずはデータです。
・タイトル 夏空のDreamer
・アーティスト CoCo
・作詞 森本抄夜子
・作曲 朝倉紀幸
・編曲 亀田誠治
・リリース日 1992年8月5日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数 8.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位
今回の1曲セレクトは、何気にCoCoの「夏空のDreamer」を持ってきたんだけど、もしかして、CoCoの曲って書くの初めてだったりして・・・。
うーん、言い訳がましいんだけど、この頃の時代になると、あんまりアイドル系の曲を聴かなくなってきてたんだよね。
ヒットの上位にもアイドル系の曲は少なくなって来てたし・・・。 個人的な年齢的にも23になってたしなぁ。
なによりアイドルが時代の主流からはずれて、どんどん「オタク化」して行ってたからなぁ。
80年代の終盤・・・89年ごろからかなぁ。丁度バンドブームとシンクロしていたと思う。
ただ、バンドブームは、完全なオタク化までには進まなかったのに対して、アイドルに関しては、どんどんオタク化の深みに嵌っていき、今に至るって感じだいよね。
曲調からして、今のグラビアアイドルにしろ、アニメ(声優)系にしろ、ハロプロにしろ、いわんやAKBグループにしろ源流を辿れば、みんなこのころのアイドルを起源にしていると思う。
ほーんど変わってないからなぁ。このころと。つまり、すでに出来上がっちゃってたんだよね。アイドルという定義とフォーマットが、この時代にすでに。
このころすでにアイドルの曲を聴いてなかった・・・って上で書いたけど、それでも、ランキングの上位30位以内にランクされた曲は、だいだい聴いてたな。
bay fmの「パワーカウントジャパンHOT30」のおかげだけど・・・。
で、まあ、「パワカン」を流しで聴いてて、ちょっと気に入った曲があると、音源探しに行く・・・って言う感じの聴きかたをしてたころだな。
この曲もそんな頃、ちょっと気になった1曲だな。
正直、それまでCoCoってまともに聴いてなかったの。おニャン子の2番煎じっていうのは、充分分りきってたし、いまさら・・・っていう気もあったからなぁ。
ただ、なぜかこの曲は気になったんだよね。聴いてて妙に絵が浮かんでくるんだよなぁ。
Bメロの
♪ 夏空の下 Dreamer ひとりで〜 ♪
と転調するところ。思わず、白い雲がところどころ浮かんでいる夏空のしたにヒト、たたずんでいる風景が浮かんできたり、
2番Aメロ出出しの
♪ バイパスに現れる 逃げ水のように 〜 ♪
と聴くと、そんな風景が浮かんでくる・・・。
つまり、曲としては成功だったんじゃないかな。結局、音楽ってさ、聴いてて絵が浮かんで来ない曲って、いくら歌い手に歌唱力があってもダメなんじゃないかなぁ。
要は何を言わんとしているのか・・・っていうのが伝わってくる、来ない・・・っていう違いね。
そういういみで、この曲は、個人的に伝わってきた・・・ってことね。
たださ、曲全体的に見ると、まとまりがちょっとないんだよね。元々曲のKey=Dなんだけど、BメロでいきなりB♭がでてきたり、サビはGになっちゃったり・・・。
だから、1曲として考えるとイメージがばらつきがちなんだよなぁ。
いまの曲って、こういうの当たり前のようになってるけど、起源としては、このころから始まっているようなきがするなぁ。
つまりさ、なーんか、いろんな曲をつぎはぎしちゃっているような気分になってくるわけさ。
今に続く、悪い「慣習」は、このころから始まっているような気がするな。
そういう意味でも、今のアイドル系の曲の起源は、このへんからつながってるといえると思うな。
ところで、この曲あたりから、今をときめくプロデューサーとなった、亀田誠治 氏が出てくるんだよな。この曲では、アレンジャーをつとめてたりする。
後年、椎名林檎など、サウンド志向が強いプロデューサーになっていくんだけど、最初はアイドル系だったんだよね。
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