1983_07_半分少女_小泉今日子






今回の1曲セレクトは、「半分少女」小泉今日子です。

まずはデータでーす。

・タイトル      半分少女
・アーティスト    小泉今日子
・作詞        橋本淳
・作曲        筒美京平
・編曲        川村栄二
・リリース日     1983年7月21日
・発売元       ビクター
・オリコン最高位   4位
・売上げ枚数     21.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1983年8月1日、8月15日〜9月19日付

うーん、アイドル系はあんまり・・・・っていう方には申し訳ないんだけど、夏場っていうと、アイドル系ポップスが「元気」っていうイメージが個人的にはあって、どうしても「こっち」方向に頭が行きがちなんだよね。。。

アイドル⇒水着 っていうところもあるからかなぁ


 まあ、あんまり興味が沸かない方もお付き合いくだされ。

 さてさて、この曲自体は、ジャケ写のやや、気ダルそうな表情とはウラハラに、とっても、胸キュン(⇒83年やね)なナンバーどえす。

 いつかもちょっと書いたけど、当時の大人気シンセ、YAMAHA DX7のプリセット音をそのまま使用した、イントロのメロディからして、いかにも夏の午後の日差しをイメージさせるカラッとした温度感。
 それに、キョンキョンの甘いボーカルが絡んでくると、いやがおうにも「胸キュン」となってしまいそうなんだよね。

 いや、見事だよね。

 キョンキョンって、デビュー当初・・・っていうかデビューの年こそ、そこいらのアイドルと全く変わらない・・というか目立った個性がみえてこなかったんだけど、この曲の前の「まっ赤な女の子」を境に、弾けたんだよね。

 本人曰く、理由無き反抗期だったそうだけど・・・

 いわいる、作られたアイドルから、そのままの自分をさらけだすアイドルに「変身」を諮っていたんだよね、この時期。

 それが、曲にもダイレクトに出始めて来てたんだけどね。
ま、こっから先は、どんどん奔放さがエスカレートしていくわけで、結果的に「本音」型のアイドルとして成功していくわけだけどね。

 この曲は、その最初の頃の作品ってかんじかな。
だから、そのごの結構過激な内容ではないけど、やっぱり、橋本淳−筒美京平っていう日本ポップス史上最高のコンビが手がけている作品だけあって、曲の色気っていうのは、この辺のキョンキョンの曲の中でもピカ一な作品なんじゃないかなぁ。

♪悲しくしく〜 ♪ とか ♪うれしくしく〜 ♪っていう言葉の使い方が、メロディに乗ると適度な色気がでたりして、その辺の曲作りの計算っていうのは、やっぱり、このコンビならではなんぢゃないかなぁ。

 とかく、橋本淳氏の歌詞は行間を読めって言われるわけで、単に曲を聴いてるだけでは本当のよさがわかんない・・っていうところにも60年代末期〜70年代前半にかけての往年の歌謡ポップスのよさがにじみ出てて、その辺は、ちょっと他のキョンキョンの曲とは趣が違うかな・・とも思うけど、ワタシなんかは溜まんないわけです。

 キョンキョンって毎年夏ごろの作品には、「いいね」と思う曲が多いんだけど、こと、この曲は、その中でも1,2を争う作品だと思うな。


ときに・・・この曲には、シングルバージョンとは別のバージョンが存在してて、そちらは、シングルの川村栄二氏のアレンジではなく、萩田光雄氏がアレンジをてがけたんだけど、当初は、こちらがシングルになる予定だったようなんですよね。
 
 現に「明星」の付録のヤンソンの83年9月号の新曲紹介では、この萩田光雄氏バージョンの方で譜面付きで掲載されてたりする。

 でも、どうして、これ変わったんでしょうね? 昔、理由を聴いたような気がするんだけど、どうも忘れちゃったんだよなぁ。。。
 しかも、萩田光雄氏バージョンも聴いた記憶がない。。。

 どんな感じなんでしょうねぇ。ちょっと・・・というか結構興味あったりする。


 ただ、そうはいっても、個人的には、シングルのこのバージョンがやっぱり、好きなんだけど。。。。




これ、当時のテレ朝で、超短期間放送してた歌番組「ザ・ベストヒット'83」なんだけど、覚えてる方いらっしゃりますかねぇ。



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