1980_06_別れても好きな人_ロスインディオス&シルヴィア





今回の1曲セレクトは、「別れてもすきな人」ロステンディオス&シルヴィアです。

 まずはデータです。

・タイトル   別れても好きな人
・アーティスト ロスインディオス&シルヴィア
・作詞     佐々木勉
・作曲     佐々木勉
・編曲     若草恵
・リリース日  1979年9月21日
・発売元    ポリドール
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数  90.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1980年6月30日〜10月13日、10月27日付

 昨日、八代亜紀の「雨の慕情」なんて書いたんだけども、同じ1980年の同時期には、雨の似合う曲がもう1曲あったわ

ロスインディオス&シルヴィア の「別れても好きな人」


 いやいや、なんかさ、頭の歌詞に

 ♪ 別れた人に会った 別れた渋谷で会った 
   別れた時と同じ 雨の夜だった〜 ♪

ってあるじゃん。

 やっぱ、「雨の夜」なんだよね〜、キーワードは。 だから、今日のような夜、シトシトと雨降る梅雨の夜は、合うわけです、ムード的に。

 うーむ、だからなんですかねぇ、この曲、リリースされたのは、ヒットした前年の9月だって言うのに、ヒット街道に乗っかってきたのは、年をまたいだ、次の年の6月。。 ちょうど、今ごろだったんですねぇ。

 足掛け半年かけて、ベストテン入りまでたどり着いたわけですわ。

 まあ、このテの「歌謡曲」としては、今でも珍しいヒットパターンではないんですけどね。
 でも、ジワリヒット型といえば、ロングヒット・・・ということで、この曲もご多分に漏れず、超ロングヒットでしたなぁ。
 なんせ、ベスト3入りもしなかったのに、ベストテン内に4ヶ月も居座り続けたわけですから〜。

 やっぱし、「カラオケ」で歌われる曲は強い! っつか、この曲あたりだと、ワタシらも違和感なく、当時、カラオケで歌ってたしなぁ、小学生の分際で。。。ふらふら
 うむ、あのころは、ヒット曲といえば、世代を超えた「共通」のものだったからねぇ。

 しかも、まだ、カラオケボックスなんぞ、便利なもんはなかったんで、オヤジにつれられていった飲み屋で、「8トラック」のカラオケよ。

 知らんだろ〜、いまの若いコたちは。 「8トラ」何て言っても。



 とろこでさ、この曲って、大ヒットした、この「ロスインディオス&シルヴィア」がオリジナルだと思っている人が大半でしょう。。。

 ノンノンノン、実は、ロスインディオス&シルヴィアのこのバージョンは「カバー」なんですねぇあせあせ


 あ、これって、みんな知らなかった?


 実は、オリジナルは、1969年11月リリースの「パープルシャドウズ」なのですねぇ・・

 そそそ、♪僕が初めて 君を見たのは 白い扉のちいさなスナック〜 ♪ っちゅう「小さなスナック」が大ヒットをもつ、「GS」ですね。

ま、GSっていっても、ゴールデンカップスのような、洋楽ロック系から、歌謡曲系までいろいろあったからねぇ。その中でも、もっとも「歌謡曲」よりだったのが、パープルシャドウズでしょう。それを考えたら、特に不思議でもないんだけどね

↓ コレ


さすがに、これは知らなかったヒトが多いかなぁふらふら

 っつか、雰囲気が全然ちがうんですけど・・・。なんちゅうか、ちょこっとダサい。
 やっぱし、この曲は、ロスインディオス&シルヴィアのように、ゴージャスな雰囲気でないと。。。。

 あ、ちなみに、パープルシャドウズの方も、一応、オリコンにランクインしてるんですけど・・・
 最高位82位 売上げ枚数0.5万枚・・・・。 売れませんでした。。ふらふら


なんて、テキトーに書いてたら、またまた事実が発覚。。。 パープルシャドウズもオリジナルではなく、オリジナルは、作詞、作曲した、佐々木勉氏本人がうたっもの・・・とのこと。。。

 つまり、ロスインディオス&シルヴィアは、カバーのそのまたカバーっちゅうことになりますな




やっぱ、これですよ、これ。この曲といったら。。。

ところで、2曲それぞれ聴くと、もしかするとお気づきかもしれないけど、それぞれのバージョンで、微妙に歌詞が異なるんですねぇ。

 2番の出足

ロスインディオスバージョンでは ♪ 歩きたいのよ「高輪」 ♪ が、パープルシャドウズでは ♪ 歩きたいのよ「狸穴」♪ ってなってたりして。、

「狸穴」ってどこやねん・・・

ってことだよね。10数年の間に、「盛り場」も変化したってことですわ。

 ちなみに、「狸穴」っちゅうのは、いまの「麻布」界隈ですな。ウム。

 しかし、いつも書くけど、どうして、このころの女のヒトって早熟だったんですかねぇ・・・
 シルヴィアさん、こんとき21歳ですよ。
 やっぱ、歌謡曲のヒトは早熟じゃないと。。。。

それよれなにより、10才で、この曲聴いてたワタシも早熟と言えば、早熟なんですが。。。
・・・ってか、「雨の慕情」でもかいたげと、この頃、歌番組見てれば、このテの「大人」の曲、普通に聴いてたもんねぇ。

いまのヒット曲でダメなところは、こういう大人の曲が無いことだな。
うんにゃ、ワカモノ向けの曲でも、歌詞があたりさわりないの無い内容とか、英語で逃げちゃうとかばっかじゃん。それじゃダメよ。もっと直接的(に性的)じゃなきゃさあ。
 そうするとPTAの教育ママゴンとかネットで「いいヒト」ぶってるヒト達がうるさいんで、回避してるんでしょ、きっと。
 でもさあ、そういうイイヒトブッテル人たちも、若い頃は、こういう「エロい」曲聴いたんじゃないの? アイドルの曲だって昔はもっとエロイ内容だったぞ〜。なに今さら自分たちばっかいい人ぶってんの? と思ったりするんだけどねぇ。
 少なくとも「エロイ」事しなきゃ、子供は作れないわけで。。。。


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