1985_06_デビュー_河合奈保子






今回の1曲セレクトは「デビュー〜Fly me to love〜」河合奈保子です。

 まずはデータです。

・タイトル    デビュー〜Fly me to love〜
・アーティスト  河合奈保子
・作詞      売野雅勇
・作曲      林哲司
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1985年6月12日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   16.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1985年6月24日〜7月15日付

 えー、今回も、マクラ無しで、のっけから本題・・・。

 河合奈保子の「デビュー」ね。

 この曲っていったら、やっぱし、オリコン初登場1位かなぁ。まあ、この当時になると、「初登場1位」なんて、ぜんぜん珍しい現象ではなくなっていたけど、「河合奈保子」として、シングルでは、後にも先にも、この曲での「初登場1位」が最初で最後でございます。

 その前に、河合奈保子って1位取ってたのか? って思われる御仁、あなたは、必ずしも間違っていない。

 そそそ、河合奈保子って、「陰に隠れた」存在って、いつだって感じがしたもんね。
 トップアイドルであって、トップアイドルでない(なんのこっちゃ・・・)存在だったりして。
 そんな、「不安定」な立ち位置にいたのが、このヒトだったりするからねぇ。


 だからね、この曲が1位を取った時は、ワタシもまーったく、信じられなかったですよ。

 
 うーん、でも、今だから、なるほど・・と思うけど、単にリリースの谷間に運良くはまった・・・ってところもあるんだよな。


 この曲が初登場した、1985年6月24日付ランキングのベスト3

・1位 デビュー/マンハッタンジョーク  /河合奈保子 51,650枚
・2位 今だから /松任谷由実・小田和正・財津和夫 48,320枚
・3位 夢絆 /近藤真彦  42,350枚


うーん、この時の週間売上げ枚数「51,650枚」って言うのがビミョウで、1週前のリリースだったら、松任谷由実・小田和正・財津和夫の強力タッグの「今だから」と、まっちの「夢絆」に阻まれて、1位取れなかったし、1週後だったら、中森明菜の「SAND BEIGE」に阻まれて、1位取れなかったし・・・・っていう、ビミョウな狭間週に、運良く「紛れ込んだ」って感じだったんだよな。

 もちろん、幸運なリリース週ばかりが1位とれた理由じゃないけどね。
またまた、この時の週間売上げ枚数「51,650枚」っていう数字。
 これ、河合奈保子のシングルの週間売り上げ枚数の最高の数字なんだよね。

 ま、1位なんだから、それまでの最高の数字・・・っていうのも、おかしくは無い話だけど、売上げレベルが高い週だと、それでも1位取れないこともあるからねぇ、一概にも言えないわけで。。。

 たださ、いきなり、この売上げ枚数になったのも、一見すると不自然な感じもしたよなぁ。
 何分、その前の「ジェラストレイン」、そのまた前の「北駅のソリチュード」の週間売上げ枚数の最高が3万枚も行かなかったんだから・・・。

 それが、いきなり5万枚強?  これは如何に・・・・exclamation & question


 当時、1位獲得が信じられなかったのは、このことがあったからなんだけどさ。


 まあ、これは、多分に、C/Wの「マンハッタンジョーク」があったから・・・って見方が、大きかったんだろうね、恐らく。

「マンハッタンジョーク」・・・映画「ルパン三世。バビロンの黄金伝説」の主題歌だわな。

 アニメ系に詳しい方は、こっちは知ってるかも知れんなぁ・・・

・・・って具合に、通常の河合奈保子ファン以外にも、レコード買ったってヒトがいたから・・・なんだろうね、この時の数字は・・・。



 もちろん、それだけじゃなく、「デビュー」自体の曲もよかったからなぁ・・・っていうのは、個人的な感想かな・・・。

 いや、正直言うと、当時、この曲、あんまり聴いた印象がないんだよなぁ・・・。ふらふら

 この曲、聴いても当時の「映像」が脳裏に浮かんでこないぞよ。。。

 よく、聴くようになったのは、最近だねぇ。。ふらふら

 個人的に、この曲でいいのは、単純に、清清しくて生理的に気持ちいい曲だからなぁ。
 ジメジメした、この季節、こういう、カラッと清清しい曲って、一服の清涼感があっていいよね。

 それと、途中で挟まってくる、ブラスの合の手かな。

 ♪ あなたなしじゃ いられないと〜 ♪ から始まるBメロのバックのブラスは、聴き様によっては、ウザくも聴こえるんだけど、個人的には、この「ウザさ」がいいね。曲にスピード感を持たせていて。

それよりなにより、素直なんだよね、この曲。
 河合奈保子って、この曲以前、少なくとも1984年3月の「微風のメロディ」以降、素直な曲が少なかったからなぁ。まあ、挑戦というべき時代だったんだろうけど、大人っぽい曲が続いてたからね。
 ここで、一度原点に立ち返っ見よう・・・ってことで、タイトルも「デビュー」。そして素直な曲に戻ったってところなんだろうな。



なんか最近アップされた動画ばっかだなぁ。。。 もしかするとすぐに消されるかも知れん。。。



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