今回の1曲セレクトは、「いとしのジザベル」ザ・ゴールデン・カップスです。
まずはデータです。
・タイトル いとしのジザベル
・アーティスト ザ・ゴールデン・カップス
・作詞 なかにし礼
・作曲 鈴木邦彦
・編曲 鈴木邦彦
・リリース日 1967年6月15日
・発売元 東芝音工
・オリコン最高位 まだ創立してません。。。
・売上げ枚数 ? 枚
今回の1曲セレクトは、一足飛びに時代を駆け上がりますぞ。
「1曲セレクト」を書き始めて、初めてのオリコン創設前の曲だったりして・・・。
ザ・ゴールデン・カップス 「いとしのジザベル」
・・・と書いて、果たして、どのくらいの方が「おお〜」と言ってくるかどうか、ちょっと不安。
うん、それも承知で書いていきますね。
実際、初めは、ワタシと同年代の友達が多いmixiに書いたんで、この曲、どのくらいのヒトが知ってるかどうか不安だったんだけど、年代の境が無い、こちらのブログでは、ご存じの方は多いですよね。
いや、もちろん、ワタシもタイムリーで聴いてたわけじゃないっすよ。1967年の曲でしょ。。。何分、まだ、生まれてないし。。。
この曲の存在を知ったのは、1980年代も後半の頃ですね。今まで何回か書いたけど、1986年〜1987年にかけて、一時期「ネオGS」っていうG.S回帰の兆しがあったんですよ。
三多摩地区から火が付いた・・・って言われてるけど、それが新宿あたりに飛び火してたんだよね。
丁度、テレビでも「テレビ探偵団」とか、「ナツカシ」モノが流行りだしてた頃で、丁度、ワタシも、時代を遡って、ヒット曲を掘り返してたことと一致して、GSモノの音源を物色してて、この曲に当たったんだよね、
ちなみに、1987年に、とんねるず が「大きなお世話サマー」ってGSっぽい曲をリリースしてるけど、これは、この時の「ネオGS」ブームの影響なのよ。全くのぽっと出の曲ではないんだよね。その辺はあざとい、秋元康氏。。。 ・・・あ、ちがった・・・アルフィーの高見沢氏だ・・・。
ところで、この「いとしのジザベル」を初めて聴いた時は、いい意味でショックだったねぇ・・・。
タイトルがちょっと、こっぱずかしいけど・・・。いやいや、60年代は、これも「いかして」たんだよね。
問題は、曲の中身ですわ。 いま聴くと、うわー、もろ「ガレージ」な入りなんだけどね。リバーブをいっぱい効かせた、スローな流れで・・・。典型的なGSな雰囲気の曲。
BUT、Bメロ冒頭で、ドライブの効いたドラムスネアが入り、いきなりテンポアップになる、展開がドラマティック。
プラスのメロディのウラでの、ディストーションの効いたエレキが刺激的・・・。
・・・というか、その前に、この時代、早くも、ディストーションペダルを使ってるあたりが、さすがにゴールデンカップスだよなって感じだよね。
GSって、元々は、ビートルズorベンチャーズから派生したところが大きいから、バードロック系な音は、通常は使わない・・・っていうのが一般的だったんだよね。
でも、ゴールデンカップスの出現によって、より「ロック」に近い音も出現してきて、GSの幅がより大きくさせてることに成功している。
まあ、その辺から、日本のロックの起源は「ゴールデンカップス」から・・・っていわれる所以なんだけどね。
(ヒトによっては、「はっぴいえんど」が日本のロックの起源ってなるヒトもいるけど、この辺は解釈の違いだね)
とにかく、個人的には、ガーンと頭を打たれたような衝撃をうけた1曲ですねぇ。
それから、カップス、かっちょいいなぁ・・・と、いろいろと追いかけるようになったんですよね。
10年前に上映された、「ザ・ゴールデンカップス・ワンモアタイム」も見ちゃったしね。
兎に角、ワイルドな「不良性」がよい。
今の時代、音楽業界も品行方正になり、昔のようなモノホンの「不良」っていうバンドって、少なくなったよね。
でも、カップスは、やばい匂いがプンプンするじゃん。実際、その周辺も、かなりヤンチャなボーイズ&ガールズが集まっていた様だしさ。
今の時代には無い、キケンな匂いっていうのかなぁ。なにか、そう言うのに憧れるんだよなぁ。個人的にも、幼少期の頃は、それに近い匂いがする周辺に居たんで。
蛇足だけど・・・・、作詞 なかにし礼 作曲 鈴木邦彦 って書くのなんとなく、恥ずかしいねぇ・・・。
ワタシが出た、某S高校の校歌の作詞、作曲者のコンビなんですよねぇ
えー、そんなに有名なヒトが作ってんの? なんて、いわれそうだけど、そうなんですわ。。。
(ちなみに、なかにし礼氏の長男も卒業生だったな・・たしか・・・後輩になるんか。。)
ちなみにちなみに、こんな風な「ヒット曲」な校歌ぢゃないっすよん。 普通の校歌です。。。
よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村