今回の1曲セレクトは、「Bye Bye My Love」サザンオールスターズです。
まずはデータです〜
・タイトル Bye Bye My Love
・アーティスト サザンオールスターズ
・作詞 桑田佳祐
・作曲 桑田佳祐
・編曲 サザンオールスターズ&リアルフィッシュ
・リリース日 1985年5月29日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 38.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1985年6月17日〜8月26日付
昨日、TUBEの「シーズン イン ザ サン」をもってきたんだけど、やっぱり夏といえば、「サザン」というのは、それい以前からの「定番文句」なわけで、これから暫くは、しょっちゅう書くことになると思いますわ。
で、まず、今日は「Bye Bye My Love」なんだけど、この曲は、この時期にヒットしていたという割には、イメージ的にはちょっと「マイナー」調なイメージなんだよね。
丁度、梅雨のどんよりとした雲のしたの・・・・っていうイメージ。絵図らを思い出しますね。 ま、もう、なんか書いたけど、1985年の今ごろの季節は、ホント梅雨空のはっきりしない日が続いたからねぇ。そのイメージが曲に張り付いているってところも大きいだろうね。個人的なことではあるけどさ。
このころのサザンは、1作ごとに、毎回、新しい「サムシング」をサウンドに取り入れたりして、かなり実験的に曲をリリースしてた、そんなイメージがあるねぇ。
だから、毎回、リリースが楽しみだったんだよね。次はどんな手を出してくるかっていうのかなぁ。
基本、この時期(83年〜85年)のサザンは、純粋なバンドサウンドからコンピューターをいかに取り込んでいくか、サウンドをいかに、新たな音に挑戦していくかを模索してた時期なんだけど、だから、この時期の「音」が、現在まで37年間の音の中で一番、タイトな尖がった音をしてるんだよね。
それは、この曲の前年のアルバム「人気者で行こう」でもそうだし、この曲を含んだコンセプトアルバム「kamakura」もそうだけどさ。
まあ、世間的にそういう風潮だったし、向こうの音楽が全般的にタイトな音が多かったですからね。サザンもそれにならってそういうサウンドわ目指してたっていうのが本音なんだろうけど。
その中にあって、この曲は、意外とソフトな音使いではあったデスよね。まあ、最初に書いたように、ちょっとくぐもったイメージの中でのやさしい音使いって言うのかなぁ。
ただ、このイメージは、それまでのサザンには全くなかったイメージで、だから、最初、この曲を聴いた時は、めっちゃ新鮮だった・・・・、というかね、本音を言うと、最初の何回かはあんまり「受け付けなかった」んだよねぇ。
やっぱ、どうしてもファン心理から言うと、保守的な志向に行くからねぇ。それまで無かったイメージってなかなか受け付けないところがあるんだよね。
それでも、何回か聴いてようやく昇華できたんだけどさ。
このころのサザンの曲って、歌詞の英語が当て字の漢字つかってたりして、たしかに意味としては面白いんだけど、分かりにくいのが多いんだよね。 それも、なかなか昇華できなかったひとつの理由なんだけどさ。
それと、このきょくは、メロディラインとは裏腹に、リズム体がエライ難しくてさ。一見そうは聴こえないんだけど、よく聴くと、かなり辺鄙な16ビートになってたりするんだよね。
これ、ぜったいにシロートはドラム叩けないよ〜。この曲は。完璧にコピーできたらマジで尊敬しちゃいますよ。
そんなこんなあった曲ではあるけど、いまでも、そのあとのサザンからしても、この曲だけは、ちょっと違うイメージがのこる曲であることは確かですねぇ。
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