1981_06_シンデレラサマー_石川優子







今回の1曲セレクトは、「シンデレラサマー」石川優子です。

まずはデータでーす。

・タイトル     シンデレラサマー
・アーティスト   石川優子
・作詞       石川優子
・作曲       石川優子
・編曲       淡野保昌
・リリース日    1981年3月5日
・発売元      ラジオシティー
・オリコン最高位  10位
・売上げ枚数    33.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1981年6月29日、7月27日付
・タイアップ:JAL 81年沖縄キャンペーンソング

 関東地方も昨日梅雨入りして、早速ユウウツな雨ですねぇ。
だけどまぁ、気分だけでもサッパリしたいので、この曲を引っ張ってきましたわ。

 シンデレラサマー    石川優子

 はい、お気づきのかたもいらっしゃると思いますが、一昨日紹介した、「ふたりの愛ランド」同様、JALの沖縄キャンペーンソングなんですねぇ・・・。

・・・・って、年代を3年前後して、同じく石川優子さんがキャンペーンゾングのタイアップだったんだよね。

ま、それだけJALさんは気に入っていたんでしょうね。それは、このヒトの声はきめ細かくて、ソフィケートされてて、リゾートミュージックには最適な声質ってのもあったからかなぁ。

 イメージは怖いもんで、やっぱり、石川優子っていうと、いまだに「沖縄」っていうイメージが未だにあるもんね。

 だけど、それと、ヒットするか否かというのは、また、別の次元でして、この曲、ベストテンにたどり着くまで、リリースから約4ヵ月もかかっているんだよね。

 かなり苦労した上でのベストテン到達。まあ、この曲リリースが3月5日でしょ。。。
 当然、まだ、リゾートっていう気分な季節ではないですわな。だから、これだけ苦労した末のベストテン到達って言うのもよくわかる。

 それだけに、この曲が「ザ・ベストテン」で初登場したときに、感極まって、涙して歌えなくなっちゃったのもよくわかるんだよね。

 
 曲は、ここまで書いてきたから、充分分かるように、ストレートでポップなリゾートミュージックですね。
 リゾートミュージックっていっても、まだ、時代が時代で、ちょっとあとのオメガトライブのような洗練されたシティミュージック感覚ではない。
 言ってみれば、夏向けのポップスですね。 ただ、夏向けのポップスと言っても、60年代のような湘南サウンドではない。

 時代は、80年代でしたからねぇ、「nonno」とか「anan」世代でも充分対応できるくらいの垢抜けさはもった、ポップスですよね。

 そう、どこか屈折した感のある「湘南サウンド」ではなく、一点の曇もない、真っ青な空の下をイメージさせるような透明感いっぱいの曲でしたよね。

 最初にも書いたように、このヒトのきめ細やかな声質もあいまって、イメージは、やっぱり、「透明」なんだよねぇ。どうしても。

 メロディラインは、とても素直。このヒトの人柄がそのまま出ているような感じですね。

♪誘われてTropical Dreamin' はじけるのTropical Dreamin' ♪

 なんて、めっちゃ素直なメロディラインだもんね。いまでは、ここまで素直な曲は、ついぞ見かけなくなりましたねぇ。

 ただ、インパクトという点では今一歩、絞りきれてなかったのかなぁ。
 これだ! っていう見せ場が少なかったのも事実かもなぁ。

 個人的には、この曲のベースラインが大好きだったりします。なんかウキウキしちゃうんだよね。

 
 このヒトは、YAMAHAのヒトだったけど、これだけ、「色」がない「透明」なイメージのヒトもあの当時のYAMAHAでは珍しかったんで無いのかなぁ。
 どこかしら「アク」のあるアーティストが集っているっていうイメージがあるんだけどねぇ、当時のYAMAHAには。
 だから、余計貴重だったんだけどね。

 ただ、ルックスもあいまって、当時、立ち居地は、若干苦労したんではないかなぁ。一見するとアイドルみたいだもんね。

 実際は、作詞、作曲ともに自分でやっちゃう、シンガーソングライターだったんだけども。。


 しかしなから、既に引退してしまったのは、惜しいことです。 
 また、暑い夏の日に、清涼剤的なウタを聴かせてほしかったのにねぇ。





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