1976_05_スローバラード_RCサクセション






今回の1曲セレクトは、「スローバラード」RCサクセションです。

 まずはデータです。

・タイトル    スローバラード
・アーティスト  RCサクセション
・作詞      忌野清志郎 みかん
・作曲      忌野清志郎 みかん
・編曲      星勝 RCサクセション
・リリース日   1976年1月21日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 ランクインせず
・売上げ枚数   0枚

 今回セレクトしてきた曲は、RCサクセションの「スローバラード」。
もともと、この曲を書いたのは、忌野清志郎氏が亡くなった、6年前なんだけど、今回は、その時書いた内容をそのまま再掲載します。

それでは、どうぞ。


 今日の音楽的なニュースっていったら、キヨシローのロック葬の話題がどこでもトップになってる。NHKの7時のニュースでさえ、取り上げられているんだからすごいものだ。

 だけど、冷静になって考えてみると、20年前、30年前、果たして、キヨシローがましてやNHKのニュースに取り上げられることになるとは、いったいだれが予想してただろう・・・なんて思うわ。

 今回持ってきた「スローバラード」。

 今でこそ、RCサクセションを代表する「名曲」なんて扱いをされてたりする。
 
 ・・・けど、リリース当時は、ほとんど誰にも見向きもされない曲だった。

 リリースは1976年1月21日。いまから39年も前の曲だ。しかしながら、当時は、リリースそうそう「廃盤」になった。全く売れなかったから。。

 でもさ、考えてみると、当時、まだ、キヨシローの「ハイパー」さについていけたヒトがほとんどいなかったんだろうね。
 今、この曲を聴くと、全く色あせていないことに気がつかされたりして。つまりさ、33年前の時点で、しでに何年も先のことをキヨシローはやっちゃってたんですわ。

 ようやく、今になって、一般のヒトがそこに追いついてきたんじゃないか・・・。 今日のNHKのニュースを見て、そんなことを思っちゃったワタシです。

 だけど、もう「ソウル」っていうジャンルを歌えるアーティストは日本からは出てこないんですかねぇ。正直、今のヒット戦線からは、こんなソウルフルなアーティストは、ほとんど消えてしまったような気がする。

 男性アーティストにしても、甘ったるい線の細い、声の薄っぺらいボーカル連中がほとんどで。

70年代にヒット曲にのめりこんだワタシにとって、ソウルっていうジャンルは、濃淡の濃い薄いは別にしても、どこか、根っこの部分には必ず介在している音楽。だから、余計寂しいね、今回のキヨシローの急逝は。
こういう個性とアクが強いアーティストは、もう出てこないんじゃないか・・・そんな感じもさせるし。。。



改めて 合掌


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