1980_05_ハートで勝負_石野真子






今回の1曲セレクトは「ハートで勝負」石野真子です。

まずはデータです〜

・タイトル    ハートで勝負
・アーティスト  石野真子
・作詞      松本礼児
・作曲      馬飼野康二
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1980年4月5日
・発馬元     ビクター
・オリコン最高位 15位
・売り上げ枚数  9.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位 

 今日は、男臭い曲を相次いでセレクトしてきたんで、ここいらで女性アイドルでね持ってきましょうかねぇ。

 ハートで勝負  /石野真子

・・・あ、ちょっと、意外な路線だったかな。。。

 それでも、いまとなっては、ほとんど忘れられた曲になっちゃってるでしょ?

 でもさ、この曲のジャケ写、結構すきなんだよね、個人的に。

 今から考えると石野真子って結構、かわいかったよなぁ。そのなかでもベストショットなジャケ写ぢゃないかしら?
この曲のジャケ写は。でから、引っ張ってきたくなったんだけどさ。

 で、歌もさ、当時のアイドルの中ではまともなほうだったよな。。。うんにゃ、うまい方だったよね。

 まあ、さすがスタ誕出身とあって、グラビアアイドルではないから、歌については安心して聴いてられたってところもあるけどさ。

 人気も80年当時の「明星」の人気投票では女性アイドルとしてはダントツの人気だったのが、このヒトなんだよね。

 うーん、ただ、一般的な「ヒット曲」の歴史から見ると、そういう人気投票からみるとウラハラに、オリコンでは1曲もベストテンに入った曲をもってないし、あーんまり「売れた」っていう印象は少ないヒトなんだよね。

 まあ、そういうこともあって、これだけレコード売上げと人気に差があったヒトも珍しいよねぇ。

 まあ、これは、この間、桜田淳子の「サンタモニカの風」でも書いたように、この時代、ニューミュージック全盛期ということもあって、アイドルが全く奮わなかった・・・っていうところはでかいだろうねぇ。

 いや、その影響をモロかぶった・・・っていうのが、このヒトなんじゃないかなぁ。

 うん、ながーい日本のヒット曲の歴史の中で、アイドルがこれだけ奮わなかった時代っていうのも、他になかったですからね。なんだかんだ言っても、いつの時代でもアイドルの曲はヒットチャート上に必ず合ったわけで。。。

 そんな状況下、活動しなきゃならなかった、このヒトなんかは、アイドルとして一番キツイ時代を過ごさなきゃいけなかったわけだよね。

 それはそうと、この曲、サビは強かったよなぁ。

♪ ワンペア ツーペア スリートカード NO NOそれでは勝てません〜 ♪

 うーん、文字にしてみるとなんとなく間抜けな感じなんだけど・・・。いやいや、実際、曲ではよかったんです、キャッチーで。

 ここの部分で実際にカードだして、手品みたいなフリが入るんだよね。

 なんか、それが不思議だったんだなぁ。。

 それはそうと、このヒトの場合、手を使ったフリの曲って意外と多かったような・・・。

うん、「踊り」という要素が不可欠だった80年代アイドルに比べて、70年代アイドルの場合、せいぜい手周りだけのフリっていうのが普通だったからねぇ。

 ただ、実際、時代は80年代にすでに入ってたわけで・・・。

やっぱし、見てるほうにもちょこっと物足りなさを感じてた頃だったよなぁ。


 それと、曲的にも、たしかにサウンドは80年代っていう若干の新しさは感じたけど、イメージがアナクロなんだよね。
 いかにも「70年代アイドルだぞー」っていう書割が見えるようでさ。

 奇しくも、この曲のリリースの5日前に松田聖子の「裸足の季節」がリリースされたんだけど、サウンドの洗練のされ方が一目瞭然だったな。

 その辺に、当時として、旧態依然のビクターさんと、革新的だったCBSソニーさん、両者のカラーがくっきり見えたりしてね。





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