1986_04_私は理歌ちゃん_ニャンギラス






今回の1曲セレクトは、「私は里歌ちゃん」ニャンギラスです。

 まずはデータです。

・タイトル     私は里歌ちゃん
・アーティスト   ニャンギラス
・作詞       秋元康
・作曲       見岳章
・編曲       見岳章
・リリース日    1986年4月1日
・発売元      ワーナーパイオニア
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    17.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1986年4月21日〜4月28日付

えー、よく、ある物事の以前と以後では、まったく状況が異なるってことがありますが、かつてヒット曲界にも、この曲の以前と以後では、状況が全く異なるって曲が存在ました。

私は里歌ちゃん  ニャンギラス

 「私は里歌ちゃん」バクダン・・・という、かつてないほど超メガトン級核爆弾がありまして、それまで築き上げてきた、80年代アイドル界ばかりでなく、ヒット曲界すべてを木っ端微塵に吹き飛ばしたんだよなぁ。。。

 いや、間違いなく、この曲がリリースされた後と前では、状況が変わったと思いません? あのころヒット曲聴いてた御仁。

 まあ、それほど影響力があった曲ですわ。もうね、今となっては、80年代アイドルの「最終兵器」といわれてますからねぇ、このヒトたちの存在は。。

 なにがって、あまりにも「ウタがヘタ」すぎて、もうね、存在自体全部が間違ってるの。。。ふらふらふらふら
 だってさあ、肯定できるところがないんだもーん。

 個人的に、それまでは、おニャン子クラブには、肯定的だったんですよ。でも、この曲で完全に見切りましたねワタシャ。

 だからさあ、あのころって、まぢでクレイジーな時代だったと想うのよ。今、思えば。
 だってさあ、そんな曲がオリコンで当たり前のように1位とったりして、しかも17万枚も売れちゃうっていう事実からして、めっちゃ「クレイズィー」だったじゃん。
 ちなみに、初動は10万枚・・・・。

 今にして想えば、いったい、1週間に10万枚も誰が買ったんだろうなんて、首を傾げたくなったりして。。。

少なくとも、それまでヒットチャートマニアを語っていた方の何割かは、この曲のお陰でヒット曲界に愛想を尽かして、確実にヒットチャート界から去りましたからねぇ
 いや、それまで純粋にチャートを追いかけ、プラス、それらの曲を追いかけ、ヒット曲を楽しんでいた方の何割かは、確実にこの世界から去ったのよ、あまりにもヒットチャートが安っぽくなりすぎて。

 うん、現に私の周りにも、そういうヒトが何人かいた。

 実際さあ、あのころオリコンウイークリーって、ヒットチャートの雑誌というより、アイドルおたく様ご用達な雑誌になっちゃってたしなぁ。。チャートに興味がないヒトが読んでたりして。

 いやいや、純粋にヒットチャートとヒット曲を追いかけていたヒトたちにとっては、つらい時期だったよねぇ、あのころ。


っつかさあ、なんか、今って、あのころの状況に似てねぇ? あのころレコード不況があったように、今はCD不況じゃん。
 音楽の状況がつまんねーって、一般の人たちがそっぽ向いてしまっていたのも、あのころと同じだぁ。

 
 そんな状況を「打破」すべく、純粋にヒットチャートとヒット曲を楽しむ人たちで「オリコンチャート研究会」を結成するのは、これから4年後ですわ。

ま、実際は、反面教師というか、この曲によって80年代アイドルが安っぽくなったおかげで、その後のバンドブームやカラオケブームが加速し、CD売り上げが急速に伸びることになるんだけどね。

 果たして、この先、あの時と同じように、音楽業界も立ち直れる時期が来るんですかねぇ。

そんじゃ、最終兵器な曲を聴いてみますか。。。みなさん耳栓のご準備を。。。




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