今回の1曲セレクトは、「スローなブギにしてくれ」南佳孝です。
まずは、データでーす。
・タイトル スローなブギにしてくれ
・アーティスト 南佳孝
・作詞 松本隆
・作曲 南佳孝
・編曲 後藤次利
・リリース日 1981年1月21日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 28.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1981年3月9日〜4月13日付
・タイアップ:映画「スローなブギにしてくれ」主題歌
今回の1曲セレクトは、ちょっと目先を変えて南佳孝の「スローなブギにしてくれ」でいきます。
この曲は、例の「角川映画」であった、同名の「スローなブギにしてくれ」の主題歌だったわけだけど、最近でこそ角川映画ってCMスポットをあんまり打たなくなったけど、あの当時はすごかったよね。CMスポット。
まあいちばん有名だったのは、例の「母さん、僕の麦藁帽子どうなったんでしょうね・・・」の「人間の証明」・・。あのあたりから大量スポットを打つようになったわけですね。
この映画もご多分に漏れずで、いや、随分CMスポット見た記憶が未だにありますねぇ。
映画の方は片岡義男原作の同名小説の映画化。片岡義男っていうヒトも70年代、80年代は随分、名前聞いたよなぁ。丁度、赤川次郎の一世代前って感じですよね。
で、映画の主演は浅野温子。このとき若干20才。「あぶない刑事」の5年前。W浅野でトレンディ女優ともてはやされる10年前ですな。
それにもまして、この曲、「スローなブギにしてくれ」の存在感ですよね。
CMスポットでも流れいた 出だしの部分
♪(ジャーン コードE+5) Want you〜 俺〜の肩を抱きし〜めてくれ〜♪
の、なんともネチッコイうたは、めっちゃ耳に残りましたよね。
いや、その上で、あれだけスポット打たれたら、耳から離れないわけがないですよ。。。
もちろん、ワタシもその一人なんですけど、そのまえに本格的な3連のロッカー(ミディアム)バラードの曲を目の当たりにするのは、この曲が最初だったと思う。
プラスして付け加えると、3連独特の「クセ」のあるメロディラインを体験するのは・・・っていうのかなぁ。
兎に角、南佳孝独特のクセのあるメロディラインでしたよね。
メロディラインだけでなく、バックのリズム体も3連ならではの変化に飛ぶリズム体でしたよね。特にこの曲のベースラインの変化には随分おどろいたなぁ・・・
・・・とおもったら、この曲のアレンジは、後のゴッキーこと、後藤次利氏なんだよね。さすがにベースシストだけあって、ベースラインの動きには、気を配っているよね。
それと、やっぱりコード進行だろうなぁ。これは、南佳孝氏の独特の感性がつまっているって言うのかなぁ、あのゾクッと来るようなコード進行は、このヒトならではって感じですよね。
何分出だしの E+5のコードの響きと、そのあとの♪Want You〜♪って部分一言だけの独特のメロディラインがこの曲の命だよね。それがすごき決まっているし、だから、曲全体通して聴いた時もカッコよさが伝わってくるんだよね。
うーん、オリジナリティって、この曲のような事を言う・・って感じですね。
しかし、この「オトナ」っぽい雰囲気って言うのは、まだ小6だった、ガキのワタシの憧れだったなぁ。
・・・っていうか、あの時期、クソガキだったけど、オトナの世界を体験したって感じでしたね。音楽で。
丁度、寺尾聰も大ヒットしてたし、とかく、「演歌」とは別の次元でオトナっぽさをみせてくれる曲が流行ってたんだよね。あの時期。
そんな曲でしたけど、ランク的には、リリースされたのがこの年の1月21日だったけど、ベストテンまで到達のしたのは2ヶ月もかかっているんだよね。
・・で、映画の公開は、この年の4月7日。映画の公開にあわせて大量スポットが打たれてから、大ヒットしたって形ですね。それを見ても、CMスポットを使ったメディタイアップが功を奏したっていうかたちの曲ですよねぇ。
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