今回の1曲セレクトは、「スプリング・サンバ」大場久美子です。
まずはデータです。
・タイトル スプリング・サンバ
・アーティスト 大場久美子
・作詞 小林和子
・作曲 和泉常寛
・編曲 萩田光雄
・リリース日 1979年3月5日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 44位
・売上げ枚数 3.0万枚
「音痴」・・・。最近、あんまり聞かなくなったコトバだよなぁ。
いや、未だにウタが「ヘタ」アーティストは、履いて捨てるほどいるわけだけど、逆に、履いて捨てるほどいるからこそ、「音痴」が「音痴」じゃなくなって、それが普通になっちゃった・・・って感じなんですかねぇ。
ま、今は、「技術」が進みすぎるくらい進んだもんで、途轍もなく音をはずしても、容易に音程調整できるんで、音痴が音痴ぢゃなくなっちゃう・・・ってこともあるんだけど。
それか、「ヘタウマ」とかさ。ヘタなんだけど、それがいい・・・みたいな。
たとえば、5年くらい前にCMで流れてた、宮崎あおいの「千のバイオリン」とかさ。 そそそ、ブルーハーツの曲のやつ。
これなんか、ヘタなんだけど、それはそれでいい・・・みたいな感じなっちゃってたりするじゃん。
・・・・とか、いろいろ書いちゃったりするわけなんだけど、今日、引っ張ってきた曲は、「真性」な「音痴」な曲どぇす。
大場久美子の「スプリング・サンバ」。
はいはいはいはい、知ってるヒトは知ってると思うんだけどね
いまは、完全に女優業しかやらなくなっちゃったけど、36年前は、正真正銘な「アイドル」だったわけですねぇ、大場久美子さんは。
いやいや、ワタシも好きだったぁ。ハウスプリンだっけ、CMやってたの。あれがねぇ〜好きだったのよ〜。
このヒトの場合、ルックスがね、愛くるしいじゃん。それがよかったのよ。80年代の河合奈保子に通づるようなさ。 ワタシ好みなのよねぇ、このテのルックスは。
だけんど、これがねぇ、ウタとなると、とっても「ヘタ」なのよね、このヒト。
完全に間違っているんぢゃねーか・・・とか思うくらい。
当時、ウチのオヤジがバカ怒りしてたもんなぁ、「なんだコイツは!」とかさぁ
たしかに、当時もウタヘタなヒトはいたことはいたけど、それは、少数だったし、ウタヘタで売れてるヒトも少なかったんで、目立たなかったんだよね。 でも、このヒトの場合、大ヒットな曲はないものの、いわいるオリコン「左ページ」程度のスマッシュヒットで、テレビ露出もそこそこ多かったんで、目立つんだよなぁ、この「ヘタさ」が。
でも、まあ、アイドルだから、「笑顔がよければ、それでいいんじゃない?」のような感覚も、このころから芽生えてきていた・・・様な気はするな。そういう意味では、時代を先取りしていたのかも。
80年代に入るとそれが普通になったわけだからさあ。それでもって、今で言えば、↑の宮崎あおいの「ヘタウマ」ってことになるんだよね。
音が悪くてすみません。
うーん、でも、今見ると、それほど強烈にヘタでもないのかなぁ。
まあ、ヘタウマなアーティストが増えて、慣れちゃったんだろうね、きっと。
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