今回の1曲セレクトは「ミッドナイトステーション」近藤真彦です。
まずはデータです。
・タイトル ミッドナイト・ステーション
・アーティスト 近藤真彦
・作詞 松本隆
・作曲 筒美京平
・編曲 佐久間正英
・リリース日 1983年1月20日
・発売元 RVC
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 39.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1983年1月31日〜3月21日付
さて、さきほどの「五郎」から一転して、「まっち」です。
いやいや、この曲、まだ、書いてなかったんだな。すでに書いたかな・・・なんて思ってたんだけどね。
ここのところトシちゃんの曲はちょくちょく書いてたんだけど、まっちは、すこしご無沙汰だったかな。
オリコン1位獲得曲で、意外な曲が、これまで見落としてたな。
それと、この曲、今となっては「知ってるヒト」しか知らない・・・っちゅうか、みんな覚えてないよねぇ〜・・・って感じで、まっちの曲の中でも、今では「ジミ」な曲に成り下がった・・・っちゅうのもあるな、今まで書いてこなかったのは。
デビュー以来、この曲の前の「ホレたぜ乾杯」まで、50万枚以上をコンスタントに売ってきた、まっちだけど、この曲でいきなり39万枚と、10万枚以上も売り上げが落ちたんだよね。
ま、今考えると、これもデビュー3年目の「金属疲労」ってわかるんだけど、当時は、それ以前に「ピンクレディー」の急降下を知ってたもんで、いよいよこれで人気も「下降線か〜」なんて、思ったもんですわ。 それだけ、急なことであり、個人的に意外と衝撃的だったな。
まあ、これにはいろいろな理由があるんだと思うんだけど、たしかに、飽きられてきたってのが、一番の理由だろうな。 うん、基本的に「まっち」の曲って、方向性に違いがなかったから。 つまりさ、だいたい、毎回、同じような曲だったってことよ。だから、ファンの食いつきはいいけど、浮動票に飽きられやすいっちゅう・・・。
ま、これは、今もヒットチャートのレビューでしょっちゅう書いてることだけど、いつの時代でも、ヒットチャートにおける、「普遍の法則」なのよね。
ただ、個人的には、少なくとも、この曲の前の「ホレたぜ!乾杯」よりは、曲自体はおもしろいな・・・っては思ったけどねぇ。 っていうか、印象に残った・・・っていうのかなぁ。サビの部分なんかは、たしかに弱いけどね。
キーボードにエフェクターをかけて、無意味に長いイントロとかさ 「ドレミファドン」のイントロクイズに出せれたら、絶対に間違えないでしょ・・っていうくらい、よく言えば「個性的な」
「ホレたぜ!乾杯」が「無イントロ」だった反動かねぇ、このイントロの長さは・・・、とか思っちゃったりして。
エッジの効いたギターの音色なんて、「夜中の冬の寒さ」を感じさせてくれたり。。。
それとなぜか 2番の入りの
♪ ペーパーカップのココアを飲んで〜 ♪
っていうところが、印象に残るんだよなぁ。 あー、あの、安くて、あまったるーい、ペーパーカップの「ココア」ね〜 なんてさ。
今でこそ、ペーパーカップのコーヒーとか、おいしくなったけど、この頃のやつって、なんか、間違ってるんじゃない? っていうのが多かったからさ・・・。 そんなことを思い出したりして。。
ま、以前にもいろいろ書いたけど、個人的にいろいろあった時期だからねぇ。 やっぱ、いろいろな「背景」があった頃の曲っていうのは、やっぱ、印象に残ってるもんなんだよね。
ちなみに、この曲で初めて、アレンジャーとして、佐久間正英氏が登場。筒美京平氏とは、この後、小泉今日子の「まっ赤な女の子」のアレンジなんかを担当したりしたな。
いわずと知れた、後の、JUDY AND MARYとかGLAYなんかをビッグにした、「敏腕」音楽プロデューサーでしたね。
一青窈を育てた武部聡志氏もそうだけど、いまも、一線で活躍してるプロデューサーで、若い頃、筒美京平氏の下で、「修行」したヒトって、ほんとに多いんだよねぇ。。
うん、ポッと出のヒト達じゃないんですよ。「売れる曲」というのは・・っていうのを、叩き込まれたヒトたちなんですよね。
昨年、癌により逝去。早いものでもう一周忌なんですね。返す返すも音楽界は惜しい人材を早くに亡くしちゃったもんですよ。
でも、若い子たちは「ココ」を学ぶべきだろうな。ポッと出て、ポッと売れるんぢゃなくて・・・。 少なくとも「売れる曲とは・・・」ってうのは、もっと学ぶべきだと思うよ。
自分が好きな音楽と、売れる音楽は違うってことをさあ。
どうでもいいけど、この曲の動画が落ちてないよ〜。
まあ、ジャニさんだからなぁ・・・。落ちてなくても不思議ではないけど。。。。