1985_02_二人だけのセレモニー_岡田有希子






今回の1曲セレクトは「二人だけのセレモニー」岡田有希子です。

 まずはデータでーす。

・タイトル    二人だけのセレモニー
・作詞      夏目純
・作曲      尾崎亜美
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1985年1月16日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   14.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1985年2月4日付

 連続してニューミュージック系に行ったので、、ちょっと箸休めにアイドル系を書こうかな・・・と思ったものの・・う〜ん、この時期って昔から意外とアイドル系って少ないんだよね。引っ掛かりがあるって言う曲が。
 もちろん、曲はいっぱいあるんだけど、ちょっと暗めの曲が多いのかなぁ。
 まあ、季節柄どうしても「冬」の時期は重めの曲が多くなりますしね。やっぱり、3月を待たないと「華やかさ」を持つ曲は難しいですね。。。。

 ・・・ということで、今日はすこし強引だけど、岡田有希子さんのこの曲を持ってきました。

 「二人だけのセレモニー」

岡田有希子さんについては、まあ、いろいろとあるんですが、ようやく書けたかなぁ・・という気分ですね。


ところで、この曲、位置づけはどうなんだろう? 

♪ キャンパスのお別れに約束してたの ♪

ってあるから、一応、卒業を意識したコンセプトなんでしょうね。

 まあ、単純に「卒業」って言うところがメインの曲っていうより、むしろ、「あっち」を意識した曲なんだけど・・・。

 え? あっちって・・? いや、あっちですよ。。。S●Xってやつ。

 だってさぁ、もろ

♪目を閉じていい そして甘いセレモニー ♪

だもんさ。どうしても、そっち系の曲っていうイメージが頭を駆け巡るじゃん。

 でもさ、サウンドはすごいよね。ほとんど賛美歌ですもんね。このメロディラインは。

 うーん、S●X⇒おごそかな儀式⇒賛美歌 っていうイメージなんでしょうか。

 まあ、歌い手が岡田有希子さんですからねぇ。ほんとに正統派、清純派アイドルですから、まさかあからさまに「夜の蝶」っていうイメージには死んでも出来ないところなんですが・・。

 ただ、どうなのかな。そういう雰囲気にも、ちょっと嘘っぽいところが見え隠れしてきたのが、丁度このころなんじゃないかなぁ。

 だから、もろストレートな「セーラー服を脱がさないで」っていうのが、この年大爆発したわけで・・・。より身近な感覚だったしね。

 だから、そういうところからすると、「正統、清純派アイドル」系S●X賛歌の最後の曲がこの曲なんぢゃないかしら?

・・と思ったりして。。。
 
 うん、まあ、ストレートに書いちゃうと、こういう女の子は、この時点でほとんど絶滅してたってことですよ。多分。

 でも、その分ね男の妄想を膨らませるわけで・・(爆)、そういうこともあってか、この曲が、この時点で岡田有希子さんにとって一番売れた曲になってたんだよね。

 もちろん、これは、次の年の「くちびるNetwork」によって破られるんだけどさ。


 まあ、S●X、妄想・・・って書いちゃったけどさ。、この曲、個人的には単純に、サウンドがすごいなぁ・・・って思うなぁ。

 上で書いたようにほとんど、賛美歌ですよね。パイプオルガン的な音色のシンセがメインでなってるしさ。
 メロディラインもコード進行もめっちゃ複雑。

加えてサビの

♪キャンパスのお別れに約束してたの〜 ♪

からの半音攻めのメロディラインはすごいですよ。アイドルの曲の中では、この時点では滅多に見ない複雑さぢゃないかなぁ。

 逆に言うと、なんか、その辺が面白かったですけどね。さすがに松任谷正隆氏のアレンジだよな・・・っていうまとめかただし。

 この夏目純−尾崎亜美コンビの賛美歌形式は、この次の年に新田恵利の「内緒で浪漫映画(ラブストーリー)」で再度、甦るんだけどね。
 こっちはアレンジは新川博氏。松任谷正隆氏直系のいわいるハーフトーン系のアレンジャーだけど、よりリアルな賛美歌だったな。

 ま、その礎にもなったきょくですね。この曲は。

それにしても、この間書いた、菊池桃子の「Broken Sunset」じやないけど、この頃のアイドルの曲ってメロディラインが難しいんだよなぁ。
 岡田有希子さんの曲は、この後も結構複雑なメロディラインの曲が続きましたね。それにしては、よく歌いこなしてたと思いますよ。




動画のタイトルに「Single Version」ってあるけど、実は、シングルバージョンとアルバムバージョンでは、若干音色が異なるんだよね。
 まあ、よくよく聴かないと分かんないんだけど、アルバムバージョンは、バックの音色がスカスカなんですよ。
個人的には、ゴージャスな音色のシングルバージョンの方が好きですねぇ。


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