1980_01_愛染橋_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「愛染橋」山口百恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    愛染橋
・アーティスト  山口百恵
・作詞      松本隆
・作曲      堀内孝雄
・編曲      萩田光男
・リリース日   1979年12月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数   22.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1980年1月21日〜2月4日付

 毎度、曲のセレクトに苦慮しております。なんて、自ら書いちゃったりして。。ふらふら
 でも、時には、「え? これ、まだ書いてなかったの?」って曲を持ってきますかねぇ。

 ・・・なんて、持ってきた曲が、山口百恵の「愛染橋」だったりして。

 うーん、この曲もまだ、持ってきてなかったんだねぇ。

 いや、この曲は、「後期」の山口百恵の曲でも、特に「マイナー」だから、持ってきてなかったんだ、きっと。

 なにせ、オリコンの最高位が、ベストテンギリギリの10位だもんね。うん、当時、アイドル界のトップを行ってた、山口百恵でさえも、あのころ、ランキング的には苦慮してたんだよね。
主流はニューミュージックだったから。

 ・・・というか、なにぶん「曲重視」の「本来」のヒットチャートだったからねぇ、あのころは。いかに山口百恵といえども、いつもいつも上位に行けた訳ではないのですぞ。

 といっても、この感覚は、今のランキングしか知らない方たちには、なかなか理解してもらえないかなぁ。。。 なんとか、あのころのような「曲重視」で「重み」のあるチャートをもう一度復活させたい・・・っていう願望は強いんだけどねぇ、ワタシなんかは。
 でもねぇ、業界がねぇ、そういう考えではなくなっちゃっんで。。。それが痛いのよ。。

・・・おっとっと、またもや、話が脱線・・・。

 そんじゃ、上位に行かなかったんで、「駄曲」か? といえば、必ずしもそうじゃない。うん、ジミなだけなんだよね。

 タイトルからも分かるように、もろ「準和風」な曲調で。見方によっては「演歌」の方向にベクトルが向いてたりするんだけど、ギリギリの線でポップスに留まってるっていう雰囲気で。。

 まあ、個人的には、この曲、割と好きでさあ。なんか印象に残るじゃん。どこか寂しげだけど、ほんのり暖かくて。。ワビサビの世界よ。
 やっぱ日本人だからさあ、どこか、こういうワビサビの世界っていうのも安心するのよね。

 それに、山口百恵もうまく歌っているのよ。・・・というか、このころになると、どんな曲でも自在に表現できる山口百恵がいたよね。

 ちなみに、この曲、作詞が松本隆、作曲が堀内孝雄って、考えてみたら、めっちゃくちゃ変な取り合わせなんですけど。。。
 っていうか、めっちゃくちゃ意外性・・・っていうか。。まあ、その辺の見た目アンバランスさが、この曲のジミさに繋がってしまいましたかねぇ。

特に、松本隆氏が、こんな純日本的な女性を歌った歌詞を書くのも珍しかったんじゃないかなぁ。松本氏の女性像って、70年代だったら太田裕美の「田舎娘」だったり、この後80年代は一連の松田聖子に書いたような、時代に即した感じが一般的でしたからねぇ
その前に、そもそもね松本氏が山口百恵に詞を書くって事自体が意外でしたからねぇ。

 
ちなみに、「愛染橋」は、以前、大阪に実在した橋だったんですよね。




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