1973_01_雪_猫






関東地方も明日は、雪が降るかも・・・なんて予報が出てたりします。
今年も去年みたいに「ドカ雪」が降るんですかねぇ〜。雪かきはコリゴリですよ。
雪が降って喜ぶのは、子供と犬くらいかなぁ。。。

・・・ということで、突然、1曲セレクト、「雪」猫を持ってきたりして。


まずはデータです。

・タイトル     雪
・アーティスト   猫
・作詞       吉田拓郎
・作曲       吉田拓郎
・編曲       クレジットなし
・リリース日    1972年7月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位   25位
・売上げ枚数    16.3万枚

 猫っていうグループをご存知でしょうかね。1曲セレクトのかなり初期に、一度「各駅停車」っていう曲を書いたんだけど、それ以来だからなぁ。
 もともと、吉田拓郎のバックバンドだった方々ですわ。

 この間、1966年からの曲を、時代を下ってずっと聴いてたんだけどね、この猫の「雪」になって、それまでの曲想とガラッと変わったんだ。うん、多分、誰でも気付くくらいの変化。

 まあ、根っこの部分は「フォーク」なんだけど、それまでのフォークとは明らかに違う。

 この曲がリリースされたのは1972年夏。夏に「雪」っていうタイトルの曲もおかしいんだけど、売れたのは、「冬」になってからですよ。

 だから、約半年間は、売れなかったの。まあ、タイトル見れば当たり前かな・・・とも思うんだけど・・・。

 で、最初に戻って、この曲以前と一番どこが違うかっていうと、サウンドですね。
 それまでのフォークって、まあ、一般的に言って社会派フォークが主流で、サウンドまではあんまり言及してなかったのよ。
 「自分は今、こう思う」って言うのを、各小節にいっぱいいっぱいに詰め込んだ歌詞・・・・まあ、吉田拓郎氏がそうだよね・・・が主流だったの。
 うーん、今で言えばね「HIPHOP」がそれに近いかもしれない。

 でも、この曲は、サウンド重視だったんだよねぇ。どちらかといえば、アメリカ南部っぽい骨太のサウンド。タイトルとは異なり、当時としてはかなり太い音ですよ。
 アコギぢゃなくエレキを使っていれば、サウスロックに近いかもしれない。そうね、後年のB'zの「Don't Leave Me」とか、イメージとしては、そこに近い。

確かに形態はまるで違いますけどね。あくまで音のイメージとして。
こういう形態なのは、時代的なもので、表面上アコースティックなものが日本では主流でしたからね。時代が時代だったら、エレキでもっと骨太な音楽をやってたかもしれないヒト達ですね。

 そう言う意味では、当時の「フォークグループ」としては、かなり異端なグループだったと思うな。たぶん、この辺から、後のニューミュージックの「一端」として発展して来るんだと思う。明らかに、その頃、一番のメインストリームだった、いわいる「四畳半フォーク」とはことなるんだよね。そそそ、フォークロックだね。

 そんな曲が「雪」なんていう柔らかなタイトルの曲って言うのも、面白いんだけどね。





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