1991_12_それが大事_大事MANブラザーズバンド






今日の1曲セレクトは「それが大事」 大事MANブラザーズバンドです。

 まずは、データなのだ

・タイトル     それが大事
・アーティスト   大事MANブラザーズバンド
・作詞       立川俊之
・作曲       立川俊之
・編曲       大事MANブラザーズバンド 渡辺禎史
・リリース日    1991年8月25日
・発売元      ファンハウス
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    160.3万枚
・THE HITCHART HO30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1991年12月16日〜1992年4月6日付
・タイアップ  フジテレビ系「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」挿入歌


 世の中にはさぁ、時間がたつと、「なーんで、あの時、あれが流行ったんだろう??」って不可解になることってあるよねぇ。。。。
 って、またまた、いきなり変な表現から始まったわけです。
 そうです、今日はそういう曲なんですねー。

 それが大事  大事MANブラザーズバンド。

 今から14年前の冬の日、いきなり、チャートを駆け上り、あっという間に全国を席巻した曲ですわね。
 まあ、ブームなんてそんなもんなのかも知れないけど、これが一旦、引くと、なんで、あんなに熱狂したんだろう? って訳わかんなくなるよねぇ。

 この曲、とにかく、説教くさいのよ。

♪高価な墓石を立てるより、安くても生きているほうがいい♪とか、♪高価なニットをあげるより、安くても手で編んだほうがうつくしい♪とか。。。。
 もう〜、ほっとけ! って言いたくなるような歌詞が盛り込まれたりして。。。

 極めつけは、

♪負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じぬく事
 ダメになりそうな時 それがいちばん大事 ♪

をいったい、何回、くりかえしたら気がすむんだ〜 ってくらいのくり返しなんだよね〜。

 誰かが言ってたけど、「〜事」って、「事」を強調してるのがむかつくねんってねえ。
 たしかに、余計、これが説教臭くしてるんだよね。

 だけど、そんな「説教」ソングがなんと、160万枚、ベストテンに4ヶ月も居座った・・なんて、とんでもない大ヒットになったってこと、ほーんと、いまでは信じられないよなぁ〜。

「歌謡界 一発屋伝説」によると、これは、例の旧「オウム真理教」の麻原彰晃の「修行するぞ・・・」のテープとおなじ、一種のサブミナル効果ぢゃないかって分析してる。

 つまりぃ、「負けない事 投げ出さない事・・・」って延々と聞かされることによって、逆に、聴かずには居られなくなる、⇒ついつい買っちゃう・・っていう図式なんではないかなと言ってるんだよね。

 たしかに、そうなのかなぁとも思えたりしてね。
 だって、あれ、絶対に一種の呪文のように感じるじゃん。呪文がとけると、一体、なんだったんたろう? ってかんじでさあ。

 今聴くと、なんで、あんなに熱狂したんだろ? って、マジで不思議に思うもんね。

 
 この曲は、フジテレビ、水曜21時〜放送してた、「やまだかつてないテレビ」っていうバラエティでつかわれてた曲だけど、かんがえてみると、あの番組からも、いろいろヒットがでてるよねぇ。
 いまとなっては、それも、なんか、不思議な現象なんだけどさぁ。 一体なんだったの? って感じで。

 ここ何年か、同じフジテレビの「あいのり」からヒットがでてるけど、これとは、また違った意味で、よくわかんないけど、バカ売れしてたもんねぇ。

 ワタシ、この番組見てなかったから、どこがいいのかよくわかんないんだけどね。

 いずれにしろ、いまとなっては、気持ち悪いヒット曲ってかんじかなぁ。

 その割には、しっかりと、CDもってるんだけどさぁ。。。




※2005年12月に書いたものの再掲載です。