1986_11_木枯しに抱かれて_小泉今日子







今日の1曲セレクトは、「木枯らしに抱かれて」小泉今日子です。

まずは、データでーす。

・タイトル    木枯らしに抱かれて
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      高見沢俊彦
・作曲      高見沢俊彦
・編曲      井上鑑
・リリース日   1986年11月19日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   27.9万枚
・THE HIRCAHRT HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月8日〜1987年3月2日付
・タイアップ 映画「ボクの女に手を出すな」主題歌

 ついにキョンキョン登場! この曲、いつ書くか、いつ書くか・・・と、ずっと引っ張ってきたのですが、既にリリースされた日付を超えたので、本日、持ってきました。
 秋が深まり、木枯らしが吹き始めるという頃になると、この曲が恋しくなるもんです。

 でも、年代によって思い浮かべる曲って違うかなぁ。例えば、同じ「木枯らし」でも、一回り年上の世代では、「木枯らし」って言ったら、伊藤咲子の「木枯らしの二人」を思い浮かべるかもしれませんもんね。
 でも、ワタシらの世代では、多分、「木枯らしに抱かれて」を連想する方が多いんぢゃないかな?

 正直言って、最初この曲を聴いたときは、びっくりしたね。
雰囲気がガラッと一変したような感じがしたな。
 この曲の前の曲は、「夜明けのMEW」っていう、比較的サッパリした曲だったんですよね。
 一部、筒美京平フリークの間では、かなり評判が高いこの曲ですが、個人的にはイマイチはっきりしないなぁ・・・っていう印象だったな。あまり大きな抑揚がないんだよね。だから淡々と流れていくって言う感じで・・・。
 たしかに、「夏」っていう季節を考えると、こざっぱりした曲のほうが聴きやすいってことはありますけどね。

 でも、この「木枯らしに抱かれて」は、季節は冬の始まり。その季節感にあわせて、重いよねぇ、抑揚感タップリだよねぇ。
 全体的に見ると、上に書いた伊藤咲子の「木枯らしの二人」をモチーフにしてんぢゃないかって思わせるような曲調ではあるんだよね。
 例えば、イントロ部は、ロシア民謡っぽい入り。これは、「木枯らしの二人」も同じようなモチーフだったもんね。
 違うのは、あそこまで、緊張感タップリというわけではないってところかな。
 「木枯らしに抱かれて」の方が、淡々としている。流れていくような本編のメロディだもんね。

 歌詞の内容は、スバリ言って、「切ない片思い」ってやつですね。

♪ せつない片思い あなたは気付かない ♪

っていう歌詞が随所に出てくる。
 これも、季節的な内容なんだろうね。深まる秋⇒木枯らし⇒片思い⇒せつなさ
 っていう図柄がはまっている設定ですわね。

それと、びっくりするのは、間奏でいきなり、イングランド民謡っぽくなるところね。
 これは、初めて聴いたときは、まったく予想もしていなかった展開に唖然となったなぁ。
 
 イントロからAメロ、サビにかけては、ロシア民謡。で、この間奏部分だけは、イングランド民謡・・・と、たしかに、無理くり言うと、ヨーロッパつながりといえるけど、かなり異色な取り合わせですよぇ。

 この曲、作曲は、アルフィーの高見沢氏、アレンジは、井上鑑氏ですが、両者ともによく考えて作ってあるなと思いいますね。
 それだけ完成度は高い曲っていえるんだけど、それもあってか、キョンキョンとしては、異例の長期ロングランヒットになりましたね。
 セールスこそ、レコード自体が売れない時期だったんで、28万枚あまりになっているけど、ベストテンは、実に3ヶ月もランクインされています。
 これは、キョンキョンとしては、後年、「あなたにあえてよかった」(91年)というロングランヒットが生まれていますが、「アイドル」真っ只中の当時としては、異例のロングランヒットとなった訳です。
 
 そけだけ。幅広い支持を得られた曲ってことなんですよね。


 最近、上戸彩の曲で「夢のチカラ」って曲がありましたが、あれは、完全にこの曲をモチーフにしてるもんね。
 作詞、作曲は同じ高見沢氏だから、まあ、完全に意図的にやったって感じだわね。



※2005年11月に書いたものの再掲載です。