1979_10_万華鏡_岩崎宏美







今日の1曲セレクトは、「万華鏡」岩崎宏美です。

データでーす。

・タイトル     万華鏡
・アーティスト   岩崎宏美
・作詞       三浦徳子
・作曲       馬飼野康二
・編曲       馬飼野康二       
・リリース日    1979年9月15日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  10位
・売上げ枚数    27.8万枚
・ザ ベストテン最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1979年11月1日〜11月15日、11月29日
・タイアップ 富士重工業「スバル・レオーネ」CM曲


 いよいよ問題作、岩崎宏美「万華鏡」の登場です。
 もう少し前に書いてもよかったんだけど、マイミクのセイ・アレイさんのところで、先日、この曲のトピがたったので、チョッと躊躇しておりました。
 ただ、やっぱり、この時期にこの曲は、はずせないわけで、
あえて、書かせていただきます。

 最初に「問題作」って書いちゃったけど、この曲は、なんと言っても最後の、大サビの部分に出てくる「幽霊ボイス」で有名ですよね

 ♪ 夢だといって (夢だといって)
   嘘だといって (嘘だといって)
   幻だよと   (幻だよと)〜 ♪

の続きで、幽霊ボイスが入るんですけど、これ、一説にはバックのコーラスの低音でのフェイクだという説もあることはあるんですよね。

 ただ、コーラス歌ってる方に言わせれば、こんなコーラスは入れた覚えがない・・・という話があり、そちらが優先となって、これば「幽霊ボイスだ」という説が大きくなっているって言うのが現状のようです。

 ただね、この曲が録音された「ビクタースタジオ」は、丁度、青山墓地に隣接していて、昔から「(幽霊が)でる」っていうことで、有名なスタジオだからね。
 私は、「幽霊ボイス」説のほうを取りたいね。

 昔からよくあるじゃん、レコードに摩訶不思議な音が混じること。 この曲は、それが一番はっきりとした形で残った、貴重な1曲なんなんぢゃないかなぁ。

・・・ということで、どうも、この曲幽霊ボイスの話題が一人歩きしてヒットしたような見方をされちゃうこともあるけど、曲の出来のほうもすばらしいのですよ。

 うん、確かに、霊が出てもおかしくないような、妖艶な雰囲気は全体的にあるけどね。
 イントロ出だしの、キーボードが4オクターブ駆け上がるところからして、妖艶な雰囲気が漂ってるし、それに続く、ギターのリフもそんな感じがしますよね。

 それに負けず、岩崎宏美の歌唱がしっかりしてますね。バックとボーカルの壮絶なせめぎあいっていうと大げさだけど、バックに負けない歌唱が印象的です。

 それと、どうしても詞も妖艶なんだよね。 上に書いた大サビの部分からしても、いろいろなイメージがわいてきて、まさに「万華鏡」っていうタイトルにピッタリな仕上がりになっていますね。

 チョッと前にも書いたように、この頃はアイドル勢はほとんど奮わなかった時期ですが、この曲のようにイメージの難しい曲をこなしたところからも、岩崎宏美もアイドルからシンガーヘ進化していった時期ぢゃないかなぁと思います。色っぽさを身につけたというかねぇ。
 苦しさゆえの進化って言うのかな。

 まあ、曲全体を通して、いろいろ考えさせられる1曲ですね。
 だからして、「問題作」なんですけど、個人的には大好きな1曲ですね。 1979年の秋といったら、この曲が浮かんでくるって感じだなぁ。



※2005年10月に書いたものの再掲載です。