1978_10_銃爪_ツイスト







今日の1曲セレクトは、「銃爪」(世良公則&ツイスト)です。

ますは、データから

・タイトル      銃爪
・アーティスト    世良公則&ツイスト
・作詞        世良公則
・作曲        世良公則
・編曲        ツイスト
・リリース日     1978年8月10日
・発売元       キャニオン
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     54.8万枚
・ザ ベストテンランクイン期間:1978年8月31日〜12月14日放送分


 TBSの「時代を越えた永遠のJ-POP名曲集」を見た。TBSも開局50周年っつうことで、最近、このテの番組が多いね。
うん、「見た」というと、「能動的」に見たってイメージが出ちゃうけど、正確には、見るもんないからしょうがなく「見た」・・っつう、あくまで、「受動的」に見たのね。
 このテの番組って、もう、何年も前から、似たような企画、どこでもやってるじゃん。もう、飽きちゃってね。
 それに、やっぱさ、当時のヒットを「今の姿」で見せられると、ちょっと幻滅しちゃうヒトもいるよね。
 アー、イメージが・・・ってさ。。。。
「想い出は、美しいままで」とっておくほうが、精神衛生上よろしいのてはないか・・と思っちゃったりするんですけど。。。

 だけど、世良公則っいうヒトは、変わんないね。 今も若い! っというか、昔が逆に「老け顔」だったのかなぁ。
・・というと、当時のファンの方に怒られそうだけど・・(^^;;;;;
なにせ、当時はロックBIG3(=ツイスト ゴダイゴ サザンオールスターズ)にあげられ、実力のゴダイゴ、ルックスのツイスト、お笑いのサザンとか言われてましたしね。
 あ、ルックス重視で、ロック御三家(=ツイスト Char 原田真二)ってのもありましたね。

 まあ、それだけ、世良さんのルックスは、カッコよかったよね。
 モチロン、私も影響されましたよ。なにせ、ガキのくせして、当時から、トレンドウォッチャー(??)だったから・・(^^;;
小3のくせして、肩まで髪伸ばして、世良さんのマネしたり、ガッコで掃除のホウキ抱えて♪TONIGHT TIGHT 今夜こそオマエをおとしてみせる♪ なんて、意味もわかんねぇくせして、アクション付きで、やってましたもんねぇ。
 マイクスタンド足で蹴る動作を、ホウキの「柄」でやったりして・・(^^;;;;
 あ、これって、当時の定番ですかねぇ・・?

 でも、当時の人気はすごかったよねぇ。なにせ「ザ・ベストテン」では、この「銃爪」が10週連続1位の快挙達成だもんね。まあ、当時のベストテンは、「はがきリクエスト」を一番重視していたし、番組のターゲット層が高校生から大学生だったから、ツイストには、一番「わり」があう番組っていうのもあったけどね。
 なにせ、当時はピンクレディーの絶頂期でしょ。番組のターゲットが小学生〜中学生だったら、間違いなく、ピンクレディーにかなうわけないもん。当時は。


 でもさ、ツイストってルックスだけじゃなかったな。世良さんの「魂」のさけびっていうのかな。兎に角、こちら側に感情が伝わるような大熱唱だったですよね。毎回。 これがよかった・・一番の持ち味だったんだよね。
 もちろん、当時は、ベストテンなんかでは、今と違って「生演奏」だったわけじゃじゃない? 演奏は、お世辞にもうまい訳ではなかったですれけどね。当時は。毎回、大熱演、聴いてるほうも、世界に引き込まれずにはいられなかったよなぁ。
 (あ、これは、当時は・・ですからね。 今じゃ、キーボードの神本氏なんて、一流のキーボーディストですし) 
歌唱法も、BIG3では、一番の正統派。 とにかく、全身いっぱい使った、大熱演が印象的だったぁ。

 ちなみに、当時、BIG3のなかで一番、コケにされてたのが、サザンなんだよね。 演奏はBIG3の中では一番ダメ。歌唱法は桑田氏のあれでしょ?  当時のオトナからはサンザンいわれてたし・・・。 とにかく、コミックバンドののりでしたからね。翌年の「いとしのエリー」が出るまでは・・・ですが・・。 今となっては、信じられない光景ですが、コンサートでも、ヤジがかなりあったのよ・・。 その辺は、また、いずれ「いとしのエリー」を書く頃にゆっくりと・・。


 ・・で、ツイスト。 上で、「大熱演が印象的」って書いたけど、当時のロックバンドは、熱かったバンドが多かったよね。その分「スマート」ではなかったけど、自分たちの伝えたいことが、聴いてるほうにもストレートで伝わってくる・・というかね。同時期では甲斐バンド、 次の年にデビューした、チャゲ&飛鳥なんかも、当初は、フォークロックだったけど、熱唱派だったですよねぇ。

 でね、最近って、このテのバンドがいなくなったなと、ふと思ったんだよね。
 たしかに、パンク系とか、メロコア系で、がなっている奴らは、かなり多い・・。いや、ほとんどそうだね。
でも、、この場合は、「ガナリ」とは違うんだよね。 あくまで、「心からの熱唱 熱演」なんだ。 ただ、がなってる、叫んでるとは、全然違う。そこに「気」がはいってるかどうか・・。
 
 今の音楽シーンで「空白」になっているのは、その部分だとおもう。 別にノリがよくなくても、タテノリでなくても、演奏がヘタでも、ボーカルが下手でも、いいんだよ。

 要は、オーディエンスに「おおおおおおおおっ」と言わせられるほどの「気」と「歌によって伝えたいことがストレートに聴き手に伝えられる能力」を持ち合わせているか、それと、口先だけじゃなくて、体のそこから沸いてくる歌唱法って言うのかな。 兎に角、「熱くさせる」奴ね。
 最近の若いコは、タテノリでがなってても、声が口先からしか出てない。 体の底から沸いてくるようなボーカルじゃないのがめちゃくちゃ多い。 その点からいうと、形はロックバンドでも、実態は「アイドルバンド」に過ぎない。
 ロックは「心、魂の叫び」なハズなんだよ。 
 これは、ロックに限らず、ポップスでも同じよ。 あ、いや、「歌」は、どんなジャンルでもそのはずだよね。その「魂」の部分の温度感はちがうけど・・・。

 そういう、バンドが新たにヒットシーンに出てくると思うな。 これって、一時だったらアナクロで終わりかもしれない
けど、すでに時代は、そういう方向に「回帰」してきてると思うんだよね。
 音楽傾向って、大別して2つのパターンに分けられてて、その2つの間をレベルアップしながら、螺旋階段のように時代とともにグルグル回っているものと思うんだよね。
 その2つのパターンっていうのが、「メロディアスな曲」と「リズム的な曲」なわけですよ。その傾向を考えると90年代では、91〜92年ごろが「メロディアスな曲」が頂点。 逆に90年代終盤が「リズム的な曲」が頂点を迎えていたわけだよね。 そういう傾向から考えると、「今」はすでに「リズム的な曲」は、「旬」を過ぎて、また、「メロディアスな曲」に戻っていくと思う。今は、その途中なんじゃないかな。
 それを考えると、 もう、ノリでも、コンピューター的(テクノ)でも、ヒップホップ・・・でもないと思う。
 たしかに、ボトムの部分では、これらの要素は残ると思うけど・・・。

 これから必要なこと・・。 演奏能力、楽器テクニックなんかは、もはや「付随」な部分だね。 だって、単に楽器演奏うまい奴なんて、ちまたに五万といるもん。 それだけじゃ、もはや差別化にならない。 いま時、「俺は楽器演奏テクニック
もってるぜ」なんて息巻いてる奴は、たんなるアホだよ。正直言って・・。

 これからは、演奏、ボーカルともテクニックは、ある程度の水準があればいい。それよりも、ヒトを熱くさせる能力がある
かが大切なんじゃないかなぁ・・。

 その辺から言うと、今、一番そこに近いのが、「サンボマスター」だとおもうんだよね。意外かも知れないど・・。
たしかに、コイツラも、まだ、ケツが青いところは多い。ただ、単に煽って「がなってるだけ」だし・・。
 でも、熱いものは感じるんだよね。この先、この部分なしで、熱演できるようになれば、期待できそうな感じがする。

 ルックスひどいけどさ。それいっちゃ、サザンの桑田氏だって、言えたもんじゃないよね。。

 でも、まあ、桑田氏の場合は、熱いロック魂のほかに、稀代まれに見るメロディメーカー・・という「天才」的要素を持ち合わせているけど・・。

 あれれ、いつのまにか、「銃爪」とは、全然違う方向に行ってる・・・

 すいません、、、、でも、先ほどの世良氏の演奏を聴いてて、そんなこと考えちゃいましたねぇ。。。




※2005年10月に書いたものの再掲載です。