1982-08_VACANCE_岩崎良美






今回の1曲セレクトは、岩崎良美の「VACANCE」です。

まずは、データから

・タイトル     VACANCE
・アーティスト  岩崎良美
・作詞      青木茗
・作曲      PANTA
・編曲      清水信之
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 41位
・売り上げ枚数  3.6万枚

 今回、これ取りあげたのは、このところ、ずっと「色もの」っぽいのが続いたんで、ちょっと「正攻法」に戻そうか・・というところもあるけど、やっぱり、時期的なものもあるよね。
「お盆」ですよ! 世間一般は・・。
 ・・で、お盆といったら、お盆休み⇒ヴァカンスとなりますよねぇ。

 ・・・で、行き当たったのがこの曲です。
 もちろん、ひっぱって来るだけの曲なんですよね〜。これがまたいい!

 岩崎良美っつったら、「タッチ」しか、みなさん知らないんぢやないですか?
 ・・だったら悲しいっ。 世間にはあんまり、知れていないけど、この頃、81年〜82年頃の岩崎良美って、知る人ぞ知るって感じですが、けっこう佳曲が多いんですよね。

 シングルだけでも82年は
1月 愛してモナムール
4月 どきどき旅行
7月 VACANCE
10月 化粧なんて似合わない

の4曲リリースしてるんですが、当時はいずれもスマッシュヒット止まり。

 BUT、今になって、再評価されている曲が多いですね。いや、当時から、見抜いてた人は見抜いてたって感じなのかな。

で、1月の「愛してモナムール」は、下地が明るい、フレンチポップスっぽいんですよね。まあ、タイトルからして「モナムール」って言うくらいですから、想像は出来るかもしれませんが・・。 
 
 当時は、松田聖子は別格として、80年代(前半)のアイドルの曲の典型(=「規格」)のような、パターンがある程度固まってきた頃だったんですが、この「愛してモナムール」は、このパターンからは、随分外れてたなぁ。
 どちらかというと、岩崎良美って、大人っぽさを売りにしてたんだよね。 まあ、それが裏目に出ちゃってたともいえるんだけど・・・。

 で、「VACANCE」。
 これは、「愛してモナムール」の続編という感じで、イメージとしては、「南フランスの〜」、あるいは「地中海の〜」っていう、オシャレな雰囲気。
 小道具として、詩に「ペリエ」とかでてくるものね。いまは、何てことないだろうけど、当時はオシャレだったのよね。

 曲がまたよい。メロディはシンプルなんだけど、インパクトというか、引っ掛かりがあるんだよね。
 それと、詩とメロディのマッチングがすばらしくて、聴いたとたん「絵」が浮かんでくるんだよね。
 出だしの♪いつか ふたりで〜♪で、すっかりこの世界に引き込まれるって感じかなぁ。
 
 この曲、あの伝説のバンド「頭脳警察」のPANTA氏が書いたっていうのもちょっとピックリなんだけどね。
 それと、アレンジもメロディに負けていないよなぁ。詩のイメージを壊さないほどの大胆さとキャッチーさ、温度感もピッタリだしね。
 ちなみに、アレンジは、当時は若手だった清水信之氏。
詩は、その昔シンガーだった青木茗こと、金井夕子氏

 うーん、これほど、三者 三位一体になった曲ってのも珍しいんだけどねぇ・・・。

 それにしても、当時 おりこん41位 3.6万枚しか売れなかったっていうのはねぇ・・・。今でも信じらんない。
 プロモーションの問題だったのかなぁ・・。それと、プラス、最初に書いたように、「時代」とのマッチング差って言うのもあったんだろうな。

 こういう曲ほど、引っ張ってきて、もういちど、みなさんに紹介したいよなぁ・・。
 同じバカンスでも、SMAPの「BANG!BANG!バカンス」なんて、一発で吹っ飛ぶよ。絶対!
ってこともあったわけで、ちょうど「時期」的にもピッタリだったんで、出してきてみました。
 





※2005年8月に書いたものの再録です